森の中楽給幸足生活

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井戸から台所に水を引きこむ工事4 ポリエチレン管の接続など

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T字部分の分岐地点

ポンプ吐出側の水道管をつなぎ合わせる

自宅用に掘削した井戸から、ポンプを使って水を引き込むための工事をした時の話の続きです。

今回は、ポンプ吐出側の配水管を繋ぎ合わせて埋め戻した時の事を書いてみます。

前回は、配水管の接続に使う部品がなくなってしまい、作業を中断したところまででした。

上の写真は、配水管を分岐させた地点を写したモノです。左側が台所へ、手前が建設予定の本宅へと続きます。

この写真は、後でどこに埋めたか分かるように撮っておいたものですが、何年後かに非常に役に立ちました

こうした写真は、面倒でもこまめに取っておくべきだと思いました。

ポリエチレン管の接続にはポリグリップを使用

ポリエチレン用接続管(ポリグリップ)

次の日、早速お隣りの津山市まで出かけて必要な部品を買いに行きました。

3本のポリエチレン管をつなぎ合わせるのに、4つの接続部品が必要でした。

使用したのは、ポンプとの接続にも使ったポリグリップという製品です。

上の写真が、そのポリグリップです。購入したのは、以下の3種類の製品でした。

  1. 25ミリ20ミリを接続する異径接続管が一つ
  2. 20ミリを2方向に分けるためのT字形接続管が一つ
  3. 20ミリの末端に使用して塩ビ管につなぐための接続管が二つ

2は、本宅用にあらかじめ途中まで配水管を引くため、2方向に分岐させるモノです。

3は、近藤さんからもらったポリエチレン管が3mほど足りなかったので、足りない分を接続するためのモノです。

ポリエチレン管同士を接続する

帰ってきてから、早速つなぎ合わせていきました。 最初は、口径25ミリの配管20ミリの配管につなぎ合わせる作業です。

ポリグリップを使った接続は簡単で、ポリエチレン管を入れて締め付けてやるだけです。 手の力だけでは水漏れするかもしれないので、水道用のレンチを使って締め付けました。

次は、2方向に分けるためのT字形の接続管を使いました。 台所に向けて引き込むためのモノと、将来本宅を建てた時に引き込むためのモノの2つです。

分岐点までの所でポリエチレン管を切断し、片方に20mのモノを使い、もう片方には切断した残りを使用しました。

最後に、それぞれのポリエチレン管の末端にポリグリップを付けて塩ビ管と接続しました。

ポリグリップと塩ビ管との接続時には工夫が必要

ポリグリップは、本来塩ビ管との接続はしないモノのようでしたが、3mほどの距離のために新たにポリエチレン管を買い足すのももったいないので、塩ビ管(VP)を使うことにしました。

ポリエチレン管との接続と違い、塩ビ管はそのまま使用するといくら締め付けてもすっぽ抜けるので、締め付け部分にビニールテープを巻くことにしました。

ポリグリップの径も、20ミリではなく16ミリを使用しました。 ポリエチレン管と塩ビ管では、外径が異なるためです。 20ミリの塩ビ管には、16ミリのポリグリップが適合しました。

埋設目印のバール

最初は念のためにビニールテープの上からシールテープを巻きましたが、かえって水漏れするので外しました。

試行錯誤の末、ビニールテープを固めに2周するぐらい巻くのが調度良いことが分かりました。

もっとも、正式なやり方ではないのでいつここから水漏れするのかは分かりません。

10年近く使い続けていますが、今のところ一度だけしか水漏れしたことはありません(笑)。

将来用のもう片方も、同じようにして塩ビ管を取り付けました。

こちらは後でどこに埋まっているのかわかりやすいように、エルボを付けて先端だけちょっと出るようにしてやりました。

上の写真がその部分です。この後で、塩ビ管を取り付けました。 バールを差し込んであるのは、あとで位置が分かりやすいよう目印にするためです(笑)。

水の引き込みにビニールホースを使った結果

さて、最後に台所への引き込みですが、あくまでも仮の台所ですので、将来的には撤去することになります。

ですので、塩ビ管を台所へは引き込まず、途中までに散水用の水道栓を立ち上げ、ここからビニールホースで台所へ引き込むことにしました。

結論から言ってしまうと、これは失敗でした。 撤去することになっても、塩ビ管を埋設して引き込んだ方が良かったです。

何故かというと、ビニールホースは冬になると凍り付いてしまい水が出ないことがあるからです。

一応、このビニールホースも地面に埋めたのですが、散水栓から地面までのわずかな距離でも凍ってしまって水が出ないことが何度もありました。

しかも、本宅が出来るまで3,4年ぐらいと想定してその間の我慢だと考えていたのですが、結局本宅が出来て必要なくなるまでに、その倍の6,7年かかってしまいました。

今から考えると、素直に全部塩ビ管にしとけばよかったと思います。

蛇口が真下に向くように取り付ける

塩ビのパイプ(VP)は、必要な長さに切って専用の接着剤でくっつけていきました。 散水栓は、オスネジの接続管にシールテープを巻いてねじ込みました。

散水栓を立てた時は、ちょっと頼りなくて大丈夫かと思いましたが、15cm程埋めてやるだけで結構しっかりと立ってくれました。

あとは、この散水栓に蛇口をねじ込んでやるだけなのですが、蛇口が真下になるようにするためにちょっと苦労しました。

他の接続と同じく、シールテープを巻いてからねじ込んでいくのですが、どういうわけか最後までねじ込まなければ水漏れするという思い込みがあったのです。

別にそんな事する必要はなくって、ある程度までねじ込んだら真下に向く位置でとめてやるだけでいいんですけどね(笑)。