DIYで自宅にトイレを造る2
水道用の配水管(VP)を延長したところ
トイレの水道引き込み工事と貯水タンクの設置
今回も、自宅にトイレを造った時の話の続きです。
今回は、トイレに水道を引き込む工事をした時のことがメインになります。
前回は、主に便器を床に据え付けた時のことを書きました。
この後、給水栓を取り付け、それから据え付けた便器に貯水タンクを取り付けてやりました。 その時の話です。
昔の水道管を掘り出してから延長してやる
水道工事は、仮設の台所に水を引いたときに、本宅のすぐ近くまでは引いてありました。
今回、その配管を掘り出してから、新たに水道管を延長してやりました。
しかし、最初に水道用配管を引いてからすでに3年以上経っていましたので、どこに埋めたのか分からなくなっていました(笑)。
この時役に立ったのが、前回の工事の時に撮った写真でした。 上の写真がその写真になります。
写真に写っていた背景を見ながら、この辺だろうと辺りをつけて掘ってみたら、30cmほど掘ったところで前回埋めた水道管が出てきました。 3年もたつと、自分が行ったことなのに忘れているもんですね(笑)。
接続部分を探し出してから丁寧に拭いてきれいにしてやり、その後で塩ビ管(VP20)を接続していきました。 接続部にはポリグリップを使用していました。
塩ビ管にビニールテープを巻いてやり、そのあとでポリグリップに捻じ込んでやりました。 こうしないと、うまく接続できずにスッポ抜けてしまうんですよね。
給水用の元栓(止水栓)を取り付ける
さて、前回埋めたところから1mほど離れたところに、止水栓を取り付けてやることにしました。 これから、台所・洗面所・トイレ・風呂場などに水道管を接続していきますので、その度にいちいちポンプを止めるのは面倒ですので。
全ての設備に接続した後でも、メンテナンスなどの時にも役に立つのでつけておいた方が良いです。
止水栓にはボール弁を使用しました。 接続するのは、エルボなど他の接続部と同じで、塩ビ用の接着剤を使用しました。
この接着剤はなかなか強力で、一度付けてしまったら2度と外せません。つまり、一発勝負です。
接着した後は1時間ほどでくっつくみたいですが、結構な水圧がかかるので丸一日そのままにして置きます。 つまり、明日のこの時間まではポンプを止めなければなりません。
この作業さえ済めば、今後はここで水が止められるので1日だけの辛抱です。 念のために、あらかじめ20リットルの水缶に2本分の水をストックしておきました。
大変だった穴掘り作業
さて、止水栓をつけたら、後は地面を掘り起こして水道管を埋めるだけです。
しかし、我が家の土地はすごく硬くて掘るだけでも結構大変なのです。 この事は以前にも書きましたが、掘るとすぐにこぶし大の石がゴロゴロ出てきます。
下手をするとユンボでも動きそうにない位の石というよりも岩が出てきますので、そうなるとかなり重労働になってしまいます。 そんな岩が出てこないように、祈りながら地面を掘っていきました(笑)。
作業は全て手作業で行いました。家のすぐそばだったので、ユンボが使えなかったんですよね。 まぁ、私がユンボを持っていないというのもありますけれども・・・。
ユンボのレンタル料について
ユンボを借りると、結構お金がかかるんですよね。 ちなみに、2トンのユンボを1日借りるだけでも、2万5千円ほどかかります。
ユンボ代1万円、輸送用トラック1万円、保険代とユンボを下ろす梯子代が5千円といったところです。
ユンボを使わない手作業で大変だったのは、家の下に潜り込んで地面を掘らなければならないことでした。
掘る距離は3~4mほどと短いのですが、狭い床下に潜り込んでの穴掘りは大変でした。
当然、スコップやつるはしは狭くて使えませんので、この時はくぎ抜きを使って穴を掘ってやりました。 この作業に一番時間がかかったように思います。
でも、大変だったのはこの地面を掘る作業だけで、配管工事自体はあっという間に終わりました。
トイレの給水工事を行う
さて、トイレの給水工事ですが、基本的にはこの時に埋設した配水管につなげてやるだけです。
給水栓を出す位置は決まっており、便器についていた取説を参考にして穴をあけてやりました。
便器の背面は、壁より少し出して飾り棚にしてあります。 ちなみに、この給水栓工事をしていた時は、まだ壁紙はおろか石膏ボードさえ張る前でした。 他の部分は全て壁紙を貼ってから行っているので、この部分だけ工程がちょっと前後していますね。
給水栓はこの部分の床から出し、マニュアル通りに465ミリの高さになるように90度のエルボで折り曲げて横から出すようにしてやりました。 この高さは、据え付ける便器によって変わると思います。
あとはメスネジの接続管を接続してから(ここまでが塩ビ管)、この部分に止水栓をねじ込んで取り付けてやりました。
この止水栓に、ウォシュレット便座に付属していた分岐栓を接続してやり、片方は貯水タンクに、もう片方はウォシュレットに繋いでやります。
便器に貯水タンクを取り付ける
その後に、便器の背面に貯水タンクを設置してやりました。
便器に開いている穴に合わせて置いてやるだけなのですが、この貯水タンクは結構重量があり、しかも陶器で出来ているため乱暴に扱うと欠けたり最悪割れたりしそうです。 そうならないように慎重に作業したところ、ちょっと腰に来てしまいました(笑)。
所定の位置に置いたら、あとは付属のねじで締めてやるだけです。 トイレの貯水タンクって、こんなに単純な接続でくっついているのかと思ったくらい簡単です。
予想外に難しかったのが、手洗い器に付いている水栓とタンク内についていたパイプとの接合でした。 なにせ、長さがギリギリだったので、狭い隙間に手をねじ込んで繋いでやるのが大変でした。 これも、使用する便器によって違うと思います。
手洗い器は特に必要なかったので、必要ないものに手間をとられてしまった感じですね。 この手洗い器、今でもほとんど使うことはないです(笑)。
さて、次はウォシュレットの取り付けと、トイレ用のドアを付けてやらなければなりません。