刈払い機が動かなかった意外な原因
刈払機が故障した?
冬に草刈りをする人はあまりいないと思いますが、我が家は山の中にあるので結構生えてくるんですよね。
と言っても、刈るのはほとんど笹。
我が家では、夏の間はなかなか入ることが出来ない所を冬のこの時期に刈り取ってしまってます。
本日は久しぶりで草刈りをしようと刈払機を出してみたのですが、どうもイマイチ調子が悪い。
草刈り機には、エンジン部分に小さなポンプが付いており、最初はこの部分を指でキュポキュポ押してからエンジンに燃料を送ってやるのですが、いくら押しても全然送られない。
燃料パイプの詰まりが原因かなと思い、取り外して細い針を突っ込んで掃除したところ、何とか作動に成功。
その後、家の前の道沿いを刈っていたのですが、やはりイマイチ調子が悪くいつものパワーが出てない感じ。
段々パワーがなくなっていき、終いには動かなくなってしまいました。
プラグも掃除してみる
一旦作業場まで戻り、再度燃料系を掃除してみたのですが、全く動かず。
まぁ、うちの草刈り機も購入してからすでに16年経っているので、
「もう限界かな~、そろそろ買い替え時なんだろうか?」
などと思っておりました。
プラグかもしれんと思い、取り外してみたところススで真っ黒になっておりました。
これが原因かとワイヤーブラシで丁寧に磨いてから、これで行けるだろうとエンジンをかけてみたのですが、相変わらず動いてくれません。
エアクリーナーを見てみる
仕方がないので、いっぺん休憩してからにしようと一旦はしまいかけたのですが、なんだかエアクリーナ部分が気になったので、何となくふたを開けてみてみました。
ここには空気を取り入れるための穴があるのですが、その穴の隙間から細い毛のようなものが出ていました。
ラジオペンチでソロリとつまみ出してみると、その毛にくっついて奥からズボッと塊が出てきました。
何だろうとよく見てみると・・・ カメムシでした(笑)。
毛のように見えたのはカメムシの足だったんですね~。
引っ張り出している途中で、よく途中で足が切れなかったもんです。
あるはずのフィルターがない!
それにしても、なんでこんな所に?
カメムシは窓とかドアの隙間なんかに入り込んでよく冬眠していますが、ここは完全に密閉されており、そもそも入れるような隙間なんてないはず。
「どうやって入ったんだよ」って感じ。
後で取説を見て分かったのですが、そもそもこの部分にはエアフィルターとなるスポンジが付いているはず。それが全くない状態でした。
はて?フィルターを取り除いた記憶は全くないのですが、しかし煙のように消えてなくなることはないはずなので、どっかで取り除いてからきれいに忘れてしまっていたんでしょうね。
不調の原因はこれか
まさか、これが原因かと穴の中をよく見てみると、さらに奥に何かガソリンで半分溶けたようなものが。
慎重につまみ出してみると、半分溶けたカメムシでした(笑)。
しっかし、よくこんなガソリンクサい所に入ろうと思ったな。
死骸を取り除いてから再度エンジンをかけてみると、いつものように動作してくれました。やはり、カメムシが原因だったみたいですね。
この部分には開閉のレバーが付いており、閉状態で使うことはほとんどないのでいつも開状態にしていたのですが、これからカメムシが冬眠する前の時期には常に閉じておこうと思った次第です。
ちなみに、エアフィルターはその後近所のホームセンターで売っていたので、すぐに取り付けました。