水道管凍結顛末記3
掘り出した水道管に凍結破断なし
水道管を掘り返してみたところ、どこにも異常は見当たりませんでした。
でも、試しにポンプを動かしてみたところ、やはり水は出ないままです。
しかし、この区間は今までどんなに厳しい寒波が来ても、一度も凍ったことはない所です。
とりあえず、砂取り器を見てみることにしました。
砂取り器を分解してみる
ポンプの入り口には、細かい砂やごみを取り除くために砂取り器をつけています。
まぁ、簡単なろ過器の様なものです。
透明なガラスがついていて中を見られるようにはなっているのですが、今回はこの時初めて見ることになりました。
ガラス越しに見てみると、ちょっと凍ってはいるようでした。
ラチェットでネジを外し、蓋を取り外してみると・・・
なんと内部はすっかり完全に凍り付いていました。
ちょうど冷凍庫に入れっぱなしで忘れていた氷の塊のような感じです。
水が出ない原因はこれか!
水が出ない原因を特定できた
早速、お湯を沸かしてかけてみることに。
熱湯だと急激な温度変化で部品が壊れてしまいそうだったので、60°くらいのお湯をちょっとづつかけてみました。
一気に融けるかと思いきや、なかなか融けてくれません。
仕方がないのでボロ雑巾を持ってきて砂取り機に巻き付け、そこにお湯をかけてしばらく待ってみることに。
完全に溶けるまで30分くらいかかりました。
どんだけ凍り付いとんねん。
あれからもう4日経って大分暖かくなってきているのにこのざまです。
今回の寒波はどうやら特別だったようです(笑)。
ポリエチレン管に交換はしておくことに
完全に溶けてから蓋をして元の状態に戻し、それからポンプを動かしてみました。
今度は勢いよく水が出てくれました。
やはり、今回水が出なかった原因は、砂取り器が凍り付いたことによるものだったようです。
それは良かったのですが、前もって買ってきたポリエチレン管は荷ほどきしてもうすぐに入れられる状態にしてしまってました。
もう配管をやり直す必要もないのですが、ここまでしておいて返品というのも面倒な話です。
店側にとっても迷惑なだけでしょうしね。
という事で、配管はこの際だからやり直すことにしました。
但し、今日はもうこのまま配管をつなぎ直して、いつもの水の出る生活を堪能してからにしました(笑)。
水道管の交換作業を開始
3日後から交換作業に入りました。
「原因を特定してから買えば良かった」と思いましたが、もう後の祭りです(笑)。
まぁ、ポリエチレン管にしておけば、これから寒波が来る度に凍結による破裂にビクビクすることもないので、意味のないことではないのですが。
まずは、トンネル区間がどこになるのかを特定し、その区間に断熱材を巻く作業から始めました。
一度トンネル内に配管を通し、目印をつけてから抜いてその区間に断熱材を取り付けていきました。
この断熱材も新しいのをつけたかったのですが、これも寒波による影響でどの店も品切れを起こしてました。
そもそも、Φ25の水道管用の断熱材って置いてないんですよね。
Φ20までならどの店でも置いてるんですけど。
うちの近所だと、ナンバという岡山では知られたホームセンターだけでした。