ユーザー車検に行ってみた
愛車の車検もDIYしてみた
今年2022年は、愛車マーチの車検の年でした。
我が愛車マーチも今年でもう11年目。
今年こそは軽トラに乗り換えようと思っていたのですが、懇意にしている車屋さんから「今はコロナの影響で中古車の相場も高く、あまりいい軽トラも見当たらないのでよほど急ぎでもない限りしばらく様子を見た方がいいよ。」
と言われてしまいました。
自分でも何軒か中古車屋を見て回ったりしたのですが、やはり気に入った車は見当たりません。
正確に言うと、1台だけあったのですが、今乗っているマーチの査定が2万円と思っていたよりも相当安かったので乗り換えは見送ることにしたのです。
もう11年も乗っているとはいえ、エンジンの調子もよく、また壊れているのもカーステとリアハッチを上げておくバーの調子がおかしいくらい。
要するに、普通に乗れる車なのにたった2万円っておかしいだろ!
状態がどうとかいうよりも、古さ・年式や大人の事情なんかで値段が決まってしまう車市場にも疑問を感じたので、もう軽トラはあきらめて乗り潰そうかと考えている次第。
というわけで、マーチをこれからも乗り続けるべく車検に出したというわけです。
ユーザー車検ってどうなんだ?
その車検も、前々回まではユーザー車検でやってました。
まぁ、車検のDIYってところでしょうか。
ところがこのユーザー車検、税金と自賠責料だけでほぼ済むのでお財布には優しいのですが、すべて自分一人でやらなければならないので結構大変。
まずは、陸運局に車検の予約をするところから始めます。
これはネットを使って出来るのでそう手間でもないのですが、大変なのは車検の当日です。
陸運局に行って帰ってくるだけで半日
私の家は岡山の県北にあるので、陸運局のある岡山市まで片道1時間以上かかります。
往復で2時間半といったところでしょうか。
やっとたどり着いても、当然これで終わりではありません(笑)。まずは受付に行って書類を用意します。
陸運局の対応は横柄ではありませんが、かといって親切というわけでもない。
いわゆる、お役所の雰囲気丸出しって感じです(笑)。
ですが、順路みたいなものが書いてあるので、迷うことはありませんでした。
書類が準備できたら、今度はそれをもって別の窓口で見てもらいます。
この時の待ち時間が結構長い。
前回行った時は、30分以上待たされました。
待ち時間はその後も続く
それが終わったら、今度は自賠責の加入などの手続きなどで2,3カ所また別の窓口に行かねばなりません。
先ほどではないにしろ、各窓口でやはりそれなりに待たされます。
それが終わったら、ようやく車検場に行って車を見てもらいます。
車に乗って車検場に入っていくわけですが、この時もまた結構待たされる。
前回も、やはりここで30分くらい待たされました。
検査で引っかかったらどうするか?
車検場に入ってからは、検査員の言われるとおりに車を動かしていきます。
なにも異常がなければそれほど手間でもないのですが、もし何か検査に引っかかるところがあればどこかで直してこなければなりません。
こうなったらもう大変です。
車検場には大体近くにテスター屋というのがあって、ここに持ち込めば大体の不具合は直るのですが、その料金が通常よりも3~5割ほど高い。
それがイヤならばどこかの自動車屋に持ち込んで修理・調整してもらうしかないのですが、岡山の場合は近くにそういった自動車工場がないため、結局テスター屋でやってもらった方が安くつくのだそうな。
おまけにテスター屋というのは競争がないためか、店の店員の態度が悪いことがしばしばあるみたいです。
幸いマーチで引っかかったことは一度もないので、陸運局の方は知らないのですが、以前乗っていた軽トラの方で検査に引っかかったことがあります。
バッテリーの調子が悪く、検査が終わったところでエンジンがかからなくなってしまったのです。
その時に近所のテスター屋に持ち込んだのですが、軽陸の近くにあったテスター屋の親父の態度が悪く、ひどく不愉快な思いをした経験があります。
最後も待たされるぞ
車検が無事通れば、後は渡された書類をもって最後の窓口に提出するだけ。
そして、車検証とステッカーを受け取ればすべて終わりなのですが、この時もまた結構待たされます。
私の記憶では、この時も確か30分くらいは待たされたように思います。
私は大体昼一で予約を入れて行くのですが、すべて終わるのは大体夕方4時過ぎ。
体力的にはなんてことないですが、精神的にかなりヨレヨレになります(笑)。
ここからまた1時間以上かけて帰るわけですから、ユーザー車検は本当に1日仕事という感じですね。
車検はどこに出すのかも重要
まぁ、こんな風にユーザー車検は安く上がるのですが、労力や時間を考えるとやはり信頼のおける車屋さんに頼んだ方がいいと私は感じてますね。
今回は、その懇意にしている車屋さんで見てもらいました。
税金+自賠責などのほかに点検費用として2万円程余分にかかりましたが、30分で行けるところなので往復でも1時間、後は任せておけばいいだけなので、精神的にも時間的にも余裕がありました。
車検というのは費用も痛いですが、それ以上にどこで見てもらうかも重要ですね。
信頼のおける所ならこの点は問題ないのですが、中古の軽トラを初めて車検に出したときは大変でした。
我が愛車に宇宙の神秘発見か?
土地勘もあまりない頃でしたし、岡山に来たばかりなので当然人脈もありません。
どこに出したらよいのかわからなかったので、最初は津山にあるイエローハットに出してみました。
この時の請求金額が15万円! 車体本体の値段とあんまり変わらんがな。
見積書を見てみると、項目の一つにブラックホール交換とありました。
ナント、うちの車には宇宙の神秘が装備されていたのか・・・
なんてことがあるはずもないので、これは一体何?
とりあえず、店員に聞いてみることに。
すると店員もすぐには答えられず、車検を出したところに聞いてみますとのこと。
この時点で、ここで車検をやっているわけではないことが判明。
目の前にある、あの立派なパドックは何のためにあるねん(笑)。
ブラックホールの正体とは?
しばらくしてその車屋の親父が到着。
早速その見積もりを見せてみると、その親父は笑いながらこう答えてくれました。
「それはブラックホールじゃなくてプラグホール!」
イエローハットの店員が聞き間違えたみたいですね。
エンジンについてるプラグを入れるための穴のことなのだとか。
ここのパッキンがすべてダメになっていたようで、それを全て交換したんだそうです。
ちなみに、この部分の費用がこの時の見積もりで一番高かったです。
これ以来、二度とイエローハットに車検に出したことはありません(笑)。