森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

田舎暮らしの良いトコ・悪いトコ6 物価と交通編

田舎で暮らしていて悪いと感じるところ

f:id:torejariba:20191130224614j:plain
田舎のバス停のイメージ
田舎で暮らしていて、これは不便だとか不愉快に感じるとかいった悪いところの話です。

前回までは、虫の話ばかり書いてしまいました。 虫のエピソードはまだまだあるのですが、この辺までにしておきます(笑)。

今回は、虫以外のことで田舎で暮らす悪い点について書いてみます。 主に、生活環境に関する悪い点です。

上の写真は近所のバス停を撮ったものではないですが、大体こんな感じですね。

都市部よりも物価が高い

都会よりも田舎の方が物価が高いと聞くと、大抵の人は驚かれるのではないでしょうか。 そうなんです、実は都市部よりも物価は高いんですね。

スーパー等に行って見ると、特売品やセール品などは都会とほとんど変わりませんが、こういう安売りをあまりしない商品がありますよね。 そうした商品を見てみると、田舎の方が1割ほど高いと感じられます。

身近なものでは、電気製品なんかが一番違いが顕著かもしれません。 ヤマダ電機エディオンなどは、私の住んでいる町にもあるのですが、そこに並んでいる商品を見ると平均して2割ほど高いように思われます。

恐らく、こうした現象が起こるのは、競合他社が少ないせいだと思います。

田舎の方が物価が安いと思われているワケ

でも、公的機関の出しているデータなどを見ると、物価指数は明らかに地方(田舎)の方が安いです。

では、なぜこうしたことが起きるのかというと、田舎は都会よりもあるものが決定的に安いからです。 それは何かといいますと、住に関する部分すなわち土地代が安いためです。

ちなみに、東京で8畳ぐらいのワンルームを借りると、間違いなく10万以上はすると思いますが、私の住んでる町で借りると4万円前後です。

これだけでも、いかに住に関する物価が安いかが分かると思いますが、逆に言うと田舎で安いのは土地だけで、後のモノはだいたい都会よりも高いのだとお考え下さい(笑)。

仕事がない(収入源がない)

やはり、田舎では仕事の選択肢も募集もほとんどありません。 農業や林業に携わっている人がほとんどで、あと他に思いつくのは工場の労働者かスーパーなどの店員、それから建築関係の作業者ぐらいですね。仕事の募集もほとんどがその様な仕事です。

私は先月までWeb関係の勉強をしていたのですが、この関係で就職先を探してみたところ、通勤可能なエリア内では募集はほとんどゼロでした(笑)。まあ、最初から分かっていたことなんですけどね。

こんな感じで、ちょっと特殊な仕事となると、やはり都会に出ざるを得ません。 そもそも、企業数自体が都市部に比べると圧倒的に少ないので、募集自体がほとんどないというのが現実です。 こうした現実があるから、地方からどんどん人が出ていってしまうんですよね。

都会を出て田舎で暮らしてみたいと思っていても、仕事がないのであきらめたという人は多いと思います。 ネットが普及して、在宅で出来る仕事が増えたとはいっても、この現状はこの先もしばらくは変わらないだろうなと私は考えています。

店の種類も数も少ない

私の住んでいる街には、ない店がたくさんあります。 あるのはスーパーコンビニホームセンターぐらいで、あとはパチンコ屋があるくらいです(笑)。

都会ではどこでも見かけるマクドナルドやユニクロはありませんし、スタ-バックスなんてのも当然ありません。 それどころか、ファミレスさえも一軒もありません牛丼屋すらありません(笑)

娯楽施設もほとんどないので、農家のおっさんたちは暇が出来たらパチンコ屋に行くみたいです。 昔はそのパチンコ屋さえなかったので、楽しみと言えば猟をするぐらいだったと近所のじいさんは語ってくれました。

当然、風俗店などもないので、家庭の平和が維持できるという意味ではいいのかもしれません(笑)。

映画館も、昔はあったらしいのですが今はもちろんないです。 昔というのは、昭和30年代頃の事らしいですけど。

というか、岡山県北には常時上映の映画館が一軒もないです。 住んでいる街には、ツタヤやゲオなどのレンタルDVDの店も、もちろんありません。昔はあったらしいのですけど。

個人的に不満なのは、大型の本屋がないことです。あと、古本屋もありません。 都会で暮らしていたころは、本屋めぐりが一番の楽しみだったのですが、今はそれが出来ないためにちょっとストレスが溜まっています。

交通の便が悪い

うちの近所には、幸運なことに歩いて10分ぐらいのところにバス停があります。 しかし、時刻表を見てみると、朝街の中心部に出るのが1本、夕方戻ってくるバスが1本だけです。

しかも、どういうわけか水曜日は運行していないんですよね。 休みの日はもちろんお休みです。 さて、こんなバスを使う気になりますでしょうか?

わが町には、一応電車(JR)が通っています。 昼間は運行していない時間帯があるのですが、1時間に1本ぐらい走っているので田舎としてはいい方でしょう。 特急や急行なんてものはなく、すべて各駅停車です。

しかし、そこまで行くのに車で20分ぐらいかかります。しかも、駅前には駐車場はありません。 駐輪場はあるのですが、自転車だと倍の40分以上かかります(笑)。

こんな状態なので、やはり車がないと不便で仕方がないですね。

ちなみに、うちから最寄りの自動販売機まで、車で10分はかかります(笑)。 一番近いスーパーまでも、車で10分以上はかかります。 これも、田舎としては良い方だと思います。

ですので、買い物は週に2回ほどまとめてするようにしています。 もし、夜中に急にラーメンやアイスが食べたくなったとしても、ガマン一択しかないです(笑)。

運転ものんびり・・・でも危ない

私は関西から引っ越してきたので余計に感じるのかもしれませんが、車の運転も割とのんびりしています。 高齢者が多いからなのかもしれません。

こちらに引っ越してきたばかりの頃のことです。

信号が青になったので、車を発進させようとしましたが、前の車がなかなか動いてくれないために追突しそうになりました。 関西にいた頃の癖がまだ残っていたので、そのタイミングで出ようとしたところ、前の車にぶつかりそうになってしまったんですよね。

ですので、出ようと思ってから10数えるようにしたら、ちょうどいいタイミングになりました(笑)。 この話を大阪の取引先の人に話したら、それは岡山が遅いのではなくて大阪が早すぎるからだろうと言われました。確かにそうかも。

岡山限定の交通の話

あと、これは田舎というよりも岡山限定の話になるのですが、岡山の人は基本的にウインカーを出しません。 ウインカーを出さない率は、岡山県が全国でナンバー1らしいです。

曲がりながらウインカーを出すのは普通で、ひどいときには曲がった後でウインカーを出します。 なので、交差点にはウインカーを出せという注意書きがわざわざ書いてある所もあります(笑)。

岡山の人は、バックする時でさえも後ろを見ない人が多いです。 危険な行為だと思うのですが、岡山の人たちの多くはあまり気にしていないようですね。 知り合いの地元の女性にそんな話をしたら、「言われてみればそうかも・・・」とつぶやいておりました(笑)。

ちなみに、私は駐車場でバックしてきた車にぶつけられたことがあります。 新車に乗り始めたばかりの時だったので、車両感覚がまだつかめずにいました。 駐車場から出す時に、一度では曲がり切れずに切り直していた時でした。

切り直してからさあ出ようというときに、右後ろからぶつけられたのです。 車をぶつけた時、相手のおっちゃんが放った一言は・・・ 「そこにまだおったんか~」でした(笑)。 要するに、後ろを全く見ないでバックしてきたのですね。

関連記事を読む   前の記事   次の記事