森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

田舎暮らしの良いトコ・悪いトコ3 虫編1

私が感じた田舎暮らしの悪いところ

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我が家にとりついた蝶の群れ
今回は、田舎暮らしの悪い所を書いてみたいと思います。

前回までは、良い所を思いつくままに色々と書いてみましたが、世の中のモノは全て良い所があれば悪い所もあるもの

TVなどでも、田舎暮らしの様子を紹介している番組がありますが、ほとんど良い所ばかりを映しているように感じます。

一口に田舎暮らしと言っても、その生活ぶりは人によって様々。 地域性がかなり関係しているように思われますが、例によって私が感じた田舎暮らしの悪い所ですので、全ての田舎がそうだというワケではありません。念のため(笑)。

田舎暮らしで一番イヤな事

都会からこちらに引っ越してきて、一番嫌なのが虫が多い事です。

わが家は山の中にありますので、トンボや蝶々などの見慣れた虫からムカデやクモなどの嫌われ者まで、本当に様々な虫が生息しています。

なかには、これ新種の虫なんじゃないの?というくらい、これまで図鑑でも見たこともないような虫もいます。

私は虫がそれほど嫌いなわけではありません。 むしろ、カマキリやトンボなどは好きな方なのですが、そんな私でもウンザリするくらいいっぱいいます。

虫嫌いの人が田舎暮らしを始めようと思うのであれば、まずこの点は十分考慮に入れた方が良いと思います。 そんな人いる?と思われる方もいると思いますが、意外にいるんですよね・・・そういう人。

というわけで、今回は虫の話を中心にお伝えしたいと思います(笑)。 まずは、わたしが田舎暮らしを始めてから10年の間にあったエピソードからです。

読書中に天井から落ちて来たもの

こちらに引っ越してから、2年ほどたった時の事です。 いつものように作業を終えてから、晩飯を食べ終えて床にあおむけに寝そべって本を読んでおりました。

ふと天井をうごめく影が目の隅に入ったので、何なのかはっきり見ようと本を下にずらした瞬間にそれは顔の上に落ちてきました。

始めは点の様だったのですが、段々と大きくなって来るにつれてそのシルエットがはっきりと見えてきました。 それが何なのか分かった瞬間、慌てて避けようとしたのですが、時すでに遅し。

クモです。それも超デッカイ奴。クモ嫌いの人であれば、気絶しているかもしれませんね(笑)。

田舎に住んでいると割とよく見かけるのですが、日本で最大と呼ばれるアシダカグモというヤツです。 デッカイ奴は、CDぐらいの大きさがあります。もちろん、足を含めてですよ。

それが顔の上に落ちてきたのです。 慌てて払い落としたので、気持ち悪いという以上の被害はなかったのですが、虫が割と平気な私でもこの時は鳥肌が立ちました。

こんな風に、天井からいきなり虫が落ちてくるというのは、田舎では割とよくある事です。

ちなみに、このアシダカグモはゴキブリの天敵らしく、家の中に1匹いるだけでその家のゴキブリの数が半減するんだとか。 確かに、わが家にはアシダカグモはたくさんいるのですが、ゴキブリの姿はほとんど見かけません。

クモは平気だけどゴキブリはイヤという人は、アシダカグモをお家で飼ってみてはいかがでしょうか? (そんな人おるんかいな)

いつのまにか入り込んでくるクサイ奴ら

秋も深まって11月ぐらいになると、いよいよ奴らが本格的に動き出します。

見た目はそれほど気持ち悪くはないのですが、あのクッサイ臭いがイヤ~な奴らです。 そう、カメムシですね。

引き違い窓のすれ違い部分のすき間など、ちょっとした空間があれば入り込んでくるので、家の中に入ってくるのを防ぎようがないんですよね。

そして、服についていたり椅子の隙間に潜んでいたりするので、なんか臭いな~と思い周囲を探したらぺったんこになったカメムシが見つかったりします(笑)。

一番かなわないのは、布団の中それも枕近くで潰れていたりすること。 枕カバーやシーツを外して取り替えないと眠れたもんじゃありません。

こいつらは車の中にも入り込んでくるので、サイドブレーキを引っ張った時やハンドルを握った時などに気が付かずに一緒に握ってしまい、手にカメムシの臭いがべったりなんてこともあります。

そういえば、家を建てた時に余った合板の端材を倉庫に重ねて置いてあるのですが、11月頃になるとこの合板の間にカメムシがビッシリ付いていたこともありました。 虫嫌いにはたまらない光景ですね(笑)。

蝶々もいっぱいいると気持ちが悪い

屋根をかけたコンテナハウス

うちの裏山には、大きな桜の木があります。 多分、山桜だと思うのですが、ここに来る前からすでに生えていた木です。 上の写真がその山桜を撮ったものです。

咲いているのは、わずかに3日間のみ。 その期間だけは見事なのですが、それが過ぎると今度は毛虫がいっぱい湧いてきます

桜の木につく毛虫だけではなく、もちろんそれ以外の毛虫もいっぱいいます。 中にはいかにも「私毒持っています」という感じの毛虫もいて、靴越しに触るのも憚られます(笑)。

そして、6月の梅雨前になるとこの毛虫が一斉に蝶になります。 その数も尋常なものではなく、家の外壁にびっしりついている感じです。

この蝶は、なぜか分かりませんが我が家の本宅の壁に好んでとまるのです。 仮住まいのコンテナや、仮設のトイレにはそれほどはとまりません。

蝶々は、死んだ人が生まれ変わっている姿だなんていう話を聞いたことがありますが、もしかしてこれは何かの前触れなのでは・・・。 そう思ってネットで色々と調べてみたのですが、結局何も分かりませんでした(笑)。

桜についていたと思われる蝶々は、羽を広げると割ときれいなのですが、閉じた状態の時は蛾のように見えます。 これが、家のドアを開け閉めする度に何百という蝶々が一斉に乱舞するので、ちょっと怖いくらいです。

こちらに来た時にはそれほどでもなかったのですが、本宅が出来てから毎年恒例の風景になってしまいました。 我が家から、何か蝶々を惹きつけるフェロモンでも出ているのかも(笑)

この大群の蝶々も、梅雨入りする頃にはいつのまにか姿を消しています。 不思議なのは、あれほどいたのに死骸をほとんど見ない事です。どこに行ったんだろ?