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田舎暮らしの良いトコ・悪いトコ7 人間関係編

田舎での人間関係について

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こちらに来たばかりの頃の状態
今回は、田舎暮らしをしていて良いとも悪いとも言えないところを書いてみたいと思います。

テーマは人間関係、すなわち人付き合いに関してです。

まあ、田舎に来たからと言って煩わしい人間関係から解放されることはないのですが、都会とはやはり違う点も数多くあります。

今回も、思いつくままに書きたいと思うのですが、あくまでも私の所見ですのでご了承のほどを(笑)。

人間関係はどうしても濃くなる

都会に比べると、田舎の方が人間関係は濃いです。 やはり、人口が少ないからなのでしょうね。

都会で暮らしていたころはそんなことは全くなかったのですが、こちらに来てからは買い物などで街を歩いていると、どこかで見た顔に良く出くわします。 その時は思い出せないのですが、しばらくしてから「あっ、○○ストアの店員さんだ」とか、「○○でよく見かける人だ」などと気が付くことが多いです。

スーパーのレジなどで、知り合い同士が会話している姿もよく見かけます。 私自身も、こちらに来てからその店の店員さんとなった知り合いと話す機会が多くなりました。

私はどちらかというと人見知りで、あまり積極的に知らない人と話したりはしないのですが、そんな私でも人付き合いは濃くなりました。

近すぎる人間関係は絶対にイヤでした

そんな私ですので、田舎で土地を探した時も、なるべく集落から離れたところを探しておりました

私の伯母が田舎の人なのですが、その伯母から田舎の人は「○○ちゃんおるか~」と、呼び鈴も押さずにいきなり玄関を開けてくるという話を聞いておりました。

人との距離が近いのでそんなことをするのだと思いますが、私はそんな付き合いは絶対にイヤでした(笑)。

なので、田舎探しは最初からできるだけ集落から離れたところを探しました。

ちなみに、最近は田舎の人でもそういうことをする人はほとんどいません。(少なくともうちの近所では)

いるとすれば、かなり高齢の人だと思います。 私もこちらに来て10年になりますが、そういうことをしてきたのは近所のおじいちゃんだけでした。

しかし、私なんかと違ってそういう人付き合いをしたいという人もいますので、これは一口に良いとも悪いとも言えませんね。 人付き合いが濃いというのが良いか悪いかは、人によりますね。 当たり前といえば当たり前の話なのですが(笑)。

農作業よりも大変なもの

私は以前、農業研修のために福井県にある専業農家に、研修のために一緒に暮らしたことがあります。

その農家は、主にメロンと大根を主力商品にしていたのですが、近くで見ていて感じたのはその農作業よりも近所付き合いの方が大変そうだなという事でした。

なにせ、そこの奥さんは暇さえあればいつも礼状らしきものを書いているのです。 あの家には何を送ったらいいかとか、そんな話を旦那さんとしょっちゅうしておりました。

私は集落から離れたところに住んでいるので、そういった面倒事とは無縁でいられるのですが、もし集落の中で暮らすのであれば、そういった事をする覚悟は必要だと思います。

田舎に引っ越して来る時にしておいた方が良い事

茶色と白の民家

人付き合いが好きだろうが苦手であろうが、もし田舎で暮らすことを考えているのであれば、住もうとしている地域がどんなところなのかはあらかじめリサーチしておいた方が良いでしょう。

最近はめっきりと減って来たらしいのですが、集落によっては外から入ってきた人に対して容赦のないことをする事があるからです。

私が田舎物件を探していた時の話です。 体験塾に行くようになってしばらく経ってからの頃、棟梁から「○○という集落だけはやめておけよ」と言われたことがありました。

棟梁はその頃、田舎物件を紹介するという仕事もしていたそうなのですが、ある人から○○という集落に入ってひどい目にあったとクレームがあったそうです。

なんでも、夜中にその集落の人のほとんどが集まってきて、夜通し「出ていけコール」を受けたそうです。 何故そんなことをされたかというと、それがたわいもない理由でして、道ですれ違った時に挨拶しなかったというのがその原因だったそうです。

極稀にではありますが、未だにそんな閉鎖的な集落も存在しますので、田舎に引っ越して来る時には用心しておくのに越したことはないです。

田舎での噂話について

人というのは噂話が好きなもので、これは都会だろうが田舎だろうが関係ないと思います。 しかし、田舎で怖いのは、噂話が巡り巡って自分の耳に入って来る事です。それも短時間で(笑)。

ご近所の方の話なのですが、その人は以前はここから車で30分ほど離れた集落で暮らしていた方でした。 老人ばかりの、いわゆる限界集落というヤツです。

そこで「最近甘いものばかり食べているので、ちょっと気を付けないと」という話を近所の人としたらしいのですが、次の日に近所の別の人から「あなた糖尿病にかかっているんですって」と言われたそうです(笑)。

こんな感じで、噂話に尾ひれがついてあっという間に自分の所に返ってくるので、噂話をする時も自分の事を話す時には注意した方が良いのかもしれません。

先に上げた話は笑い話で済んだようですが、ついうっかり話したことが誤解を呼び、あっという間に険悪なムードになってしまって、人間関係がこじれてしまったという話はよく聞きます。

私自身、「都会から来て家賃が払えなくなった人がこちらにきて住みついている」と噂されたことがあります(笑)。 まだこちらに来てから1年ぐらいの時ですね。

集落との付き合いがほとんどなかった私でさえそんな感じなので、集落に入った時にどうなるかは簡単に想像できますね。

ですので、口の軽い方、うっかり屋さんが田舎で暮らす時にはご注意のほどを(笑)

まとめ

手と手を繋ぐ

ここまでいろいろと書いてきましたが、人づきあいに関して私が感じるのは、 都会だろうが田舎だろうがあまり変わらない という事です。

人付き合いに関しても一長一短がありますので、総合的に考えてみるとあまり変わらないですね。

最初に書きましたが、人の少ない田舎に来たからといって人間関係から解放されるわけではありません

住めば都で、私は今の暮らしが割と気に入っているのですが、やはり都会に出て遊びたいという気持ちにたまにはなります(笑)。

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