森の中楽給幸足生活

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コンテナ部分の壁と床の断熱工事

コンテナ側の内壁と床の断熱工事

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コンテナ内部の壁と床工事中
今回は、コンテナ側の壁と床の断熱工事をした時の話です。

コンテナ側は、壁にも床にもポリスチレンフォームを断熱材として使用しました。

木造側は、壁内にロックウールを使用したのですが、コンテナ側はロックウールを入れるだけのスペースがなかったため、ポリスチレンフォームを使用しました。

床も同じ理由で、ポリスチレンフォームを使用しました。

コンテナ側内壁の構成

コンテナ側は、すでに内壁材としてベニヤ板が取り付けてあるので、断熱材を入れる必要はありませんでした。 しかし、仮住まいの方で寒い思いを経験しておりますので(笑)、外壁となる東側の壁には断熱材は入れておくことにしました。

ちなみに、反対の西側は家の仕切り壁となるために、断熱材は入れておりません。 ただ、コンテナの内壁は結構いたんでいましたので、この上からこのまま壁紙を貼ると凸凹してしまいます。 ですので、厚さ2ミリのベニヤ板を木工用ボンドで貼り付けることにしました。

構造としては、コンテナ内壁のベニヤ板にポリスチレンフォームを貼り付け、その上から石膏ボードを取り付けることにしました。 これで、断熱効果もだいぶ高まる・・・ハズ(笑)。

断熱材の上に石膏ボードを取り付けるので、その下地材を取り付けることから始めました。 下地材には30×40ミリの角材を使用し、いつもの様に455ミリ間隔で取り付けていきました。

ポリスチレンフォームを隙間なく貼り付け、その上から石膏ボードを張っていくことも考えましたが、その場合は下地材となるベニヤ板が薄いために石膏ボードを支えきれず、ポリスチレンフォームが剥がれてくる可能性があったのでやめました。

ポリスチレンフォームの切断と貼り付け方

下地材を全て取り付けたら、今度はその間にポリスチレンフォームを貼り付けていきました。 貼り付けには、木工ボンド両面テープの両方を使用。

断熱材には、30ミリ厚みのポリスチレンフォームを切り出して使いました。 ポリスチレンフォームは910×1820ミリの大きさがあるので、半分に切って455ミリにしました。

910ミリ間隔で取り付けていけば楽なのですが、そうすると石膏ボードを取り付けた時に真ん中がちょっと手前に出てくるので、凸凹した壁になってしまうんですよね。 面倒でしたが、石膏ボードの真ん中を止められるように、455ミリ間隔で取り付けていきました。

ポリスチレンフォームの切断ですが、厚みが30ミリもあるとカッターで切るのはしんどいですね。 この時は、表と裏からそれぞれのこぎりを使って切っていったのですが、この方法だと正確に垂直面を維持して切断できないので、今となっては丸鋸を使えばよかったと思います。

断熱材の長さが足りない部分は継ぎ足しました

コンテナの高さは2mちょっとあるので、1.82mのポリスチレンフォームでは20cm程足りないことになります。 さらに、コンテナの天井部分スレスレに電気線が何本も入っているので、その分も差し引いた長さにする必要がありました。

この電気線は、以前家の中の電気配線をした時に同時に行ったものです。 仮住まいだったコンテナの方にも、この部分を使って電気を送るようにしたので、結構な太さの電気線の束になってしまいました。

足りないこの部分には、ポリスチレンフォームを別に20cmほど切り出して継ぎ足していきました。 余計に手間がかかることになるのですが、1820ミリ以上のモノが売っていなかったので仕方がありません。

全ての面に断熱材を取り付けたら、今度は石膏ボードの取り付けです。

断熱材の上に石膏ボードを取り付ける

石膏ボードの長さも、ポリスチレンフォームと同じ1820ミリです。 なので、石膏ボードも高さが足りない部分は別に切り出して貼り付けていきました。

窓や玄関などの開口部があるので、その部分以外は少し床から浮かせてから切断せずにそのまま貼り付けていくだけです。 床から浮かせて取り付けたのは、石膏ボードが湿気でやられないようにするためです。 今回も、取り付けには石膏ボード専用のネジを使用しました。

開口部分は、取り付け箇所の寸法を測ってから石膏ボードを切断していきました。 この作業の時は、相変わらず粉まみれになりました。 これさえなければ、石膏ボードは優秀な建材だと思うんですがね(笑)。

石膏ボードを全て取り付けたら、今度は石膏ボード同士のつなぎ目部分をパテ埋めして行きます。 今回は、ファイバーテープを貼ってからその上をパテ埋めして行きました。

余計な手間がかかりましたが、おかげでこの部分の壁は、つなぎ目がどこにあるのか分からないほど滑らかな壁面に仕上がりました。

床にも断熱材を敷き詰めました

さて、壁が終わってから、今度は床に断熱材を入れていきました。 コンテナ部分の床には元々床板が敷いてあり、別にそのままでも使用できたのですが、仕切り壁と同じように結構傷んでおりました。 ですので、念のためにこの部分にも断熱材を入れておくことにしました。

使用したのは、壁と同じくポリスチレンフォームです。 コンテナ部分は天井が2mと低いので、あまり分厚い断熱材を入れてさらに窮屈な高さにしたくなかったので、最低厚みの20ミリのポリスチレンフォームを使用しました。

床材には12ミリの合板を使用するつもりだったので、その合板の取り付け下地材として21ミリ厚みの胴縁を入れてやることにしました。

作業としては、壁の時と同じ工程です。 但し、ポリスチレンフォームの厚みが薄いので、こちらは切断にカッターを使用しました。

切断面が垂直になるように、なるべく気を付けて切断したつもりだったのですが、やはり所々で失敗して胴縁との間に隙間が出来てしまいました。なかなか難しいもんです。

断熱材の上に合板を張っていく

床面は、横幅が263cmありましたので、3mの長さの胴縁を使いたかったのですが、2mの長さのモノしか売っていなかったので、また継ぎ足す羽目になってしまいました。

こちらの方は、開口部分が玄関部分だけだったので、壁の時と比べるとちょっとだけ楽でした。 合板を切断したのはこの玄関部分と、3段目の81cm幅(91×3-263cm)の合板だけです。

玄関部分を除く床面全てに断熱材を敷き詰めたら、今度は合板をのせていきます。 合板は釘止めだけでなく、専用の接着剤も併用しました。 釘だけだと床鳴りする恐れがあったためです。

最初に胴縁部分に接着剤を塗り、その後で合板をのせてネジで仮止めし、最後に釘を打っていきました。 合板は、半分づつズラして千鳥で配置して取り付けていきました。

これでコンテナ部分の内装工事は、壁紙を貼る作業を残すのみとなりました。