DIYで自宅にトイレを作る1
快適な排便生活のための作業
今回は、本宅の木造部分にこれまたDIYでトイレを作った時の話です。
前回までで、トイレの床断熱と壁紙貼りは終えましたので、いよいよトイレの主役である便器を据え付けることにしました。
これまでは、ずっとトイレは外にある仮設トイレで済ませてきたのですが、ウォシュレットが付いていなかったので紙で済ませてきたのです。
ウォシュレット付きのトイレが出来れば、さらに快適に過ごせるようになりますので、ここは疲れ切った体に鞭打ってでも早く設置したいところですね(笑)。
便器の種類と選び方
まずは、トイレに据え付ける便器を買いに出かけました。
事前に、トイレのカタログもネットや店頭に置いてあったチラシなどで色々と見てはいました。 流行りのタンクレスタイプをやってみたいと思ったのですが、思っていたよりも高いですね。 完全に予算オーバーでした(笑)。
私は、高価な買い物は現物をこの目で確認してから買いたいタイプの人間ですので、この時も現物を見にショールームやホームセンターを何件も見て回りました。
結局、津山の大きめのホームセンターに値段も手ごろでデザインもよかったモノがありましたので、これを買うことにしました。 購入しようとした便器は、そのホームセンターのブランド製品らしいのですが、唯一気に入らなかったのが手洗い器がついていることでした。
トイレのドアを開けたすぐそこに洗面所を設けるつもりだったので、手洗い器は別にいらないんですよね。 デザインもカッコ悪いし。
そこで、手洗い器なしのモノはないのか聞いてみたところ、取り寄せになる上に値段もかなり上がってしまうとの事でした。 手洗い器なしの方が安くなるように思えたのですが、要するに規格外になるとホームセンターのブランドから外れてしまい、値段が高くなるとの事でした。
仕方がないので、手洗い器付きのタイプのモノを買って帰ることにしました。
気になった排水管との取り合い部分
トイレを買う際にもう一つ気になったのが、排水管との取り合いでした。
ホームセンターに置いてあるものは、リフォーム用に設計されたものが多く、新規で取り付けるものとはこの排水管同士の取り合いがちょっと違うんですよね。
リフォーム用のモノは、排水管の長さ調節が出来るように、排水管が伸縮できるように設計されています。 別にこれでも接続できるのですが、伸縮できるということは隙間も出来るということ。 つまり、漏れる可能性が高くなります。
店の人にも、新規で取り付けるのであればそれ用のモノを買った方が良いとアドバイスされましたので、排水管を直接つなげるタイプのモノを探しておりました。
購入した便器はこの条件も満たしていたので、それが決め手になったというのもあります。
開梱して中身を確認する
購入した便器は、軽トラに積んで家まで持ち帰りました。 家の中に運び入れてから早速梱包をほどき、内容物を確認しました。
内容物は便器本体の他には、取り付け用の金具と床フランジと呼ばれる排水管との接合器、あとは取説と施工用の型紙ですね。 この施工用の型紙を使って取り付けネジの位置を決めるので、結構重要なモノです。 これがないと、ネジの位置決めに苦労するのでしょうね。
部材を確認したら、無くさないように分かりやすい場所に置いておきました。
排水管の長さを微調整して取り付ける
さて、次の日から早速便器の据え付けに取り掛かりました。 まずは、排水管の位置を決めてからドリルで穴を開けてやります。
トイレの中心線を出してから、背面の壁から250ミリ離れたところに自在錐で穴を開けてやりました。
背面からの距離は、取説には200ミリと書いてあったのですが、試しに便器を置いてみたところ、壁との距離が割とギリギリでした。 このままでは掃除をする時に手が入らないと感じたので、50ミリ程余計に前に出してやることにしました。
穴が開いたので、今度はここに排水管を入れてやります。 途中まで配管工事は済んでいましたので、Φ75の塩ビ管(VU)を適当な長さに切って接続しました。 この段階では、まだ排水管の床からの出の高さは適当なままです。
排水管と床用フランジを組み合わせてみて、どのくらいの接続しろが必要なのかを見てから、正式に排水管をカットしていきました。 トイレ工事では、この排水管をどれくらい出すのかを決める作業が一番難しいと感じました。
型紙を使用してネジの位置を決める
さて、今度は便器をさかさまにしてから床用フランジを取り付け、この状態で先ほどの型紙を当てて取り付けネジの部分4か所に印をつけてやりました。
印を付けたら床用フランジを外して排水管の方に取り付け、今度はその型紙を床に置いてから先ほど印をつけたところに合わせて床にネジ穴を写していきました。
こうすることで、正確な位置に便器が取り付けられるようになっております。
ここまで作業を行ってから、床用フランジと排水管を正式に取り付けてやりました。 フランジと排水管の両方に塩ビ用の接着剤をまんべんなく塗ってやり、排水管にフランジを押し込むようにして取り付けました。
あとは、床用フランジをネジで床に固定してこの作業は終わりです。
便器を床に固定する
ここまで済んだら、あとは便器を取り付けるだけです。
先ほど床に写し取った所に、便器固定用の部品(プラスチック製)を取り付け、便器を置いた後でこの部分2か所と背面2か所の合わせて4か所をネジで固定してやりました。
これで便器本体の設置は完了です。
しかし、当然まだこれで終わりではありません。 まだ、給水栓の設置と背面にある貯水タンクの設置をしてやらなければなりません。
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