DIYで家の内装工事4 間仕切り壁を作る
水回りと居間を仕切る壁を造る
今回は、風呂場やトイレなどの水回り部分と、居間を区切る間仕切り壁を作った時のことを書いてみたいと思います。
最初に設計図を描いたときに、トイレや洗面所などのサイズを決めて、それから居間と水回りを仕切る間仕切り壁を入れる位置を決めました。
その間仕切り壁の上に合わせて梁を渡すように施工していましたので、後は設計図通りにこの梁の下に壁を設けてやればいいだけです。
本来ならば、この間仕切壁を作ってから石膏ボードを張っていくのかもしれませんが、そうするとその寸法に合わせて石膏ボードを切るという手間がかかってしまうので、内壁にすべて石膏ボードを取り付けた後にしました。
冒頭の写真は、居間側の石膏ボードを張る前に撮ったものです。 中に色々と入っていますが、それが何かはこの後でその都度書いていきたいと思います。
間仕切り壁にはツーバイ材を使用しました
間仕切り壁に使用したのはツーバイ材です。 高さが2m35cmありますので、8フィート(約2430ミリ)のツーバイ材を使用しました。
全体の横幅は2730ミリで、縦材の取り付けの間隔は455ミリです。
石膏ボードの高さが6フィート(約1820ミリ)のモノを使用しましたので、この高さに取り付け用の横材を入れていきました。
構造は、ツーバイ工法で造った壁の構造と同じです。 但し、今回は上に梁があって入れる空間の大きさが決まっていますので、ピッタリ入るように入念に寸法をとりました。
しかし、そうしても大体一発できれいに収まってくれることってないんですよね~。
この時も、何カ所かあたっているところがあったので、サンダーで少し削ったりしてやりました。 確か4,5回目の挑戦でやっと収まってくれた記憶があります。
壁が収まった後は、いつもの様にネジで仮止めしてから様子を見て、ズレたりはみ出たりしていないことを全体的に確認してから釘を打っていきました。
コンセントなどの電気配線をする
釘をすべて打ち終えたら、風呂などの水回りがある側に石膏ボードを取り付けていきました。
その後、今度は電気配線を通すための穴をあけてやることにしました。 穴を開けた後で、電気工事に取り掛かりました。
私は電気工事士の資格を持っていないので、電気配線は資格を持っている先輩にお願いしてやってもらうことにしました。
洗濯機用のコンセントの位置と、洗面所のコンセントと照明用のスイッチの位置、あとは居間側のコンセントの位置を指定して、その部分に付けてもらいました。
水回りの壁の下地材として、私は通常の石膏ボードを張りましたが、本来ならばここは防水の石膏ボードを使うべきだったかもしれません。
防水の石膏ボードは近所のホームセンターには置いていなかったので、使うのであればまた懇意にしている建材屋さんに頼まなければなりません。
しかし、数が少ないので建材屋さんに依頼するのはちょっと気が引けましたね。 どうしようかあれこれ考えているうちに面倒くさくなってしまったので、私は通常の石膏ボードを使用することにしました(笑)。
まあ、石膏ボードの上に防水の壁紙を貼るのであれば、どちらでも同じなのかもしれません。
今回も、石膏ボードの取り付けはねじを使用し、パテ埋め作業も今までと同じようにやりました。
次に水道配管を入れる工事をする
電気配線が終わったら、今度は洗濯機用の水道蛇口をつけるための配管工事をやることにしました。 冒頭の写真の真ん中下辺りに写っているのがそれです。
水道の配水管工事は、内装工事をする以前から取り掛かっていたのですが、このブログにはまだ書いていません。
実は、この頃は内装工事の他に水道工事や風呂場やトイレの工事も並行してやっていた時期でした。 この辺りのことは、また後日書いてみたいと思っています。
さて、洗濯機用の水道配管に取り掛かるころには、すぐ下まで配管工事を済ませていました。 ですので、後は壁の下に穴をあけてパイプを通して接続するだけです。
この洗濯機用の水道管なのですが、温水にするか通常の水道管にするかちょっと迷いました。 しばらく考えた末、風呂場がすぐ近くにあるのだからわざわざ温水にする必要はないかと考え、通常の水道管を入れる事にしました。
しかし、周りが水に弱い石膏ボードで囲まれていることを考えれば、塩ビパイプではなくてポリエチレン管を使えばよかったと思います。 ポリエチレンの方が凍結による割れに強いので。ここは失敗した部分の一つですね。
水道配管は万一の水漏れも考えました
間仕切り壁の下に穴をあけてから、そこにVP管を通して接着しました。 蛇口は、洗濯機と洗濯パンの高さから取り付け位置を割り出しました。
石膏ボードは脆いので、直接蛇口をつけてしまうにはちょっと頼りないですね。 なので、ワンバイ材を使って補強してやることにしました。
冒頭の写真を見てもらうと、配水管の途切れている部分に板が張り付けてあるのがお分かりになるかと思います。
このワンバイ材を縦材に固定してから、蛇口の位置に穴をあけてやり、その部分にメスネジの接続管(VPでネジ部分が金属)を取り付けました。
配水管が通っているこの部分は、万一水漏れした場合のことを考えて、ワンバイ材を使って他の部分とは隔離した空間にしました。
内側にはアルミテープを貼ってやり、防水対策も一応施してやることにしました。 万全とはとてもいいがたいですが、急場しのぎぐらいにはなると思っています(笑)。
念のために、この配管にも断熱材を巻いてやっています。 この地域では、家の壁の中の配管まで凍結するほど冷え込むことはないとは思いましたが、念には念を入れておくことにしました。
鏡と棚を取り付ける補強材を入れる
後は、この壁には洗面所用の鏡と洗濯用の棚を付けるつもりだったので、重いものを取り付けられるようにその部分には3cm厚みの角材を使って補強してやっています。
冒頭の写真では、3か所ほど角材を縦材に固定しているのが見えると思いますが、この裏面に洗面所用の鏡と洗濯用の棚が付く予定です。
間仕切り壁の内部に入れたのはこれぐらいで、このあとで写真の側にも石膏ボードを取り付けていきました。
取り付けの手順は、他の部分に石膏ボードを取り付けた時と全く同じです。
蛇口の点検口を設けておく
最後に、洗濯機用の蛇口の裏に点検口を設けました。 完全に塞いでしまうと、何かあった時にどうしようもないですからね。
点検口の周りに角材を入れて補強してやり、後はその部分の石膏ボードを切り抜いてやりました。
点検口の蓋は、壁紙を貼った後で作りました。 防水を考えてプラスチック製の板を取り付ける予定でしたが、厚みを調節してやるのが面倒くさくなってしまったので、結局石膏ボードで作ってしまいました(笑)。
さて、石膏ボードの施工はひとまずこれで終わり。次はこの上に壁紙を貼っていきます。