森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

DIYで家の内装工事をする3 石膏ボードのパテ埋め

石膏ボードのパテ埋め作業をDIY

f:id:torejariba:20200125221348j:plain
石膏ボードのつなぎ目を処理したところ
今回は、石膏ボードのつなぎ目を処理(パテ埋め&ファイバーテープ貼り)した時のことを書いてみたいと思います。

前回、木造部分の内壁に石膏ボードを取り付けましたが、石膏ボードの端っこは面取りがしてあるので、このつなぎ目部分には窪みが出来ています。

この窪みは、専用のパテを塗っていって壁を平らに仕上げてやらなくてはならないのです。 石膏ボードを取り付ける際にやらなければならない、面倒くさい作業の一つですね。

もっとも、内壁に石膏ボードを使用しなければやらなくてもいいのかもしれないですが、私は家を建てる際に用いられる最も一般的なやり方でやることにしました。

冒頭の写真は、コンテナ上部分の内壁をやった時のものです。 左上に母屋が突き出しているのが見えますが、この部分の施工がかなり面倒くさかったです。

石膏ボードのパテ埋めに必要なもの

専用のパテは、石膏ボードを置いてある売り場に一緒に置いていることが多いです。 但し、小さなホームセンターでは置いていないことの方が多いですね。

粉末状になっていて、これを水で溶いてパテにします。 使用する水の量なども指定してあるのですが、私はちょっとづつ水を入れながら調整していっています。

私が買ったのは、ワイドスーパー(ヤヨイ化学工業)というモノなのですが、説明書きを見るとワイドスーパー3.2kgに水約2リットル入れろと書いてありますね。(上塗りか下塗りかで若干違う)

但し、テンダーミル・パワーロータスに水を入れてからという記載もあります。 この商品を買う時に、この2つの商品も探してみたのですが置いてませんでした。 なので、どういうモノなのかは不明です(笑)。

という事は、特に入れる必要はないという事なのでしょうか? ちなみに、入れなくてもちゃんと乾燥して固まってくれました。

パテを入れる器は、100円ショップで買ってきたうがい用の容器を使用しています。 あまり大きくても使いづらいので、このくらいがちょうどいい大きさですね。

あとは、小さめの金属製のヘラを使っていました。 確か、模型用に昔買ったものだったと記憶していますが、いつ買ったのか分からないほど昔から家にあったものです。

つなぎ目をパテで埋めていくという地味な作業

パテ埋め作業も、非常に地味な作業の連続です。 なにせ、水で溶いたパテをヘラですくいとって、それを石膏ボードのつなぎ目石膏ボードを止めたネジの頭に塗っていくだけですから(笑)。

パテを塗っていくときは、凸凹が出来ないようになるべく平らになるようヘラで塗っていきます。 その方が、乾燥した後でちょっとでも楽になりますので。

塗った後は乾くのを待ってから、やすりで削って平らに均していきます。 気温や湿度にもよりますが、だいたい半日もあれば乾いて次の作業に移れます。 完全に乾くには、やはり1日ぐらいかかります。

私はいつも、パテを塗ったヘラで少し削ってやってから、800番くらいの紙やすりをつけたオービタルサンダーで削っていました。

このパテは元々粉末状のものでしたので、やすりで削ると細かい粉だらけになります。 ですので、この作業中もずっとマスクを付けておりました。

普通のマスクでは鼻の所に出来る隙間から入り込んでくるので、口と鼻を同時に覆えるタイプのマスクを付けていました。いわゆる、防塵マスクというヤツです。

石膏ボードのつなぎ目にファイバーテープは必要か?

さて、全てのつなぎ目をパテを埋めたら、今度はその上にファイバーテープを貼っていきました。

セルフビルドの本には、クロス(壁紙)を上に貼る場合はファイバーテープは必要ないと書いてあったので、最初はこのファイバーテープを貼っていませんでした。

しかし、いざ壁紙を貼ってみるとパテ埋めしていても、ファイバーテープを使わなければかなり凸凹した仕上がりになってしまいました

石膏ボードの上に張る壁紙の色や素材、厚みによっても違ってくるので、一概には言えないと思うのですが、もし安くて薄い壁紙を貼るつもりであるなら、このファイバーテープは貼っておいた方が良いと思います。

ファイバーテープをつなぎ目に貼る目的

このファイバーテープは、私は最初つなぎ目の強化のために貼るものだと思っていました。

地震などが起きた場合でも、このテープを貼っておけば石膏ボードがつなぎ目で離れない様になるのではないかとなんとなく思っていたのです。

しかし、実際はひび割れ防止(目地の強化)のために貼るものの様ですね。 地震にも耐えるほどの強度があるものではなかったです。(そりゃそうだ)

実物を買ってみてみると、紙のように薄いメッシュ状のテープで裏に糊が付いているのですが、とても地震に耐えられる強度がある様には見えませんでした(笑)。

このテープを、石膏ボードのつなぎ目の所に貼っていきます。 縦方向のつなぎ目に貼ってから、横方向のつなぎ目に貼っていきました。

テープが交差する部分には貼りませんでした。 かなり薄いテープですが、重ねればそれだけ盛り上がってしまって後の仕上げが面倒になりますので。

ファイバーテープにもパテ埋め処理をする

さて、ファイバーテープを全てのつなぎ目に貼り付けたら、今度はファイバーテープもパテ埋めしてやります。

最初、このパテ埋め作業が面倒だったので、私はファイバーテープのパテ埋めは省いてしまっていました。 かなり薄いテープなので、わざわざパテ埋めしなくても大丈夫だろうと思っていたのです。

ところが、パテ埋め作業をせずにその上から壁紙を貼ったところ、思っていたよりもテープの形がくっきりと浮き出てしまいました。 この事はまた後程、壁紙を貼る作業をした時のことを書くときに詳しく書いてみたいと思います。

とにかく、内壁をきれいに仕上げたいのであれば、このファイバーテープのパテ埋め作業もやっておいた方がいいです。

この作業も、基本的にはつなぎ目をパテ埋めした時と同じです。 ただ、あまり削りすぎるとテープが浮き出てきてしまうので、そこだけ注意が必要ですね。

地味なパテ埋め作業に没頭する

この地味な作業を、2週間ほどひたすら続けました。 やり始めの頃は退屈なだけでしたが、慣れてくると時間が経つのを忘れてしまうくらい没頭できました。 普通は逆なんですけどね(笑)。

パテは1日終わるごとに作り直すようにしていましたが、私の場合どうしても作りすぎてしまって、前日の残りを水を足して使うことも結構多かったです。

本職の人がどうしているのかは知りませんが、あまりやらない方がいいのでしょうね。

パテを作ったら、後はひたすらヘラを使って埋め続けていくだけです。 妻側の屋根の下あたりは高さが3mぐらいありますので、その部分は脚立ではなくて梯子を使って作業していました。

この作業も、削り取ったパテの粉だらけになりますので、マスクが必須です。