自宅の風呂場をDIYで造る4 排水管の接続と浴室壁
設計後に排水トラップと浴室の壁を造りました
今回も、自宅の風呂場を自分で作った時の話です。
前回、浴室の壁の下半分に使う下地材としてラスカットという商品があることを知りました。
しかし、この商品がどこへ行けば手に入るのかが分かりませんでした。
近所のホームセンターでは見かけたことがなかったですし、ネットでも購入できるサイトを見つける事が出来ませんでした。
なんとかラスカットを入手できました
そこで、また以前窓を購入した地元の建材屋さんに聞いてみることにしました。 この建材屋さんは、窓以外にも給湯器を購入したところでもあります。
電話で問い合わせてみたところ、やはり取り扱いがありました。 でも、狭い風呂場の浴室のそれも下半分だけなので、必要なのはサブロクサイズの2枚で十分なのです。
こんな少量でも売ってくれるのかちょっと心配でしたが、2枚だけでも売ってくれるとのこと。 しかも、うちまで配達までしてくれるというのです。
その場で2枚購入することをお伝えし、後日家まで配達してもらうことにしました。
さて、必要な部材が揃いそうなので、これで大まかな風呂場の設計はおしまいです。 あとの細かい部分は、実際に施工しながら考えていくしかないですね。
難しかった排水管の位置合わせ
さて、設計が終わったので、早速次の日から施工に入ることにしました。 まずは、排水管の接続からです。 左の写真で、上の方に写っている灰色の塩ビ管が今回接続した部分です。
風呂場の排水管も、基礎工事をやった時にある程度までは敷設済みでした。 今回は、その敷設済みの配管に延長する形で排水トラップ(U字部分)を取り付けてやりました。
塩ビ管(VU)を組み立てていくだけなので、施工そのものは簡単なのですが、難しかったのは風呂の排水口が来る位置とトラップが来る位置を合わせることでした。
設計図面を見ながら位置を割り出し、その通りになるように施工していったのですが、経験上こういう事って大体合わないんですよね(笑)。 まあ、実際に施工してみてどうしても合わなかったら、その時に考えて何とかするしかありません。
風呂場の排水口は、浴槽用と洗い場用の2か所必要になってくるので、同じものをもう一つ設置してやりました。
結論から先に行ってしまうと、設計図通りにビシッと合うことはありませんでした。 しかし、数ミリのズレで2カ所とも済みましたので、何とか無事に接続することは出来ました。
排水トラップの設置で失敗した事
ただ、その後使用してみてこうしておけばよかったというところがありましたので書いておきますね。
それは何かというと、トラップの位置をもう少し上の位置につけておけばよかったということです。
取り合いを気にするあまり、トラップを下の方に作ってしまったのですが、実際に水を流してみると結構大きな音がするんですよね。 高低差が50cm位ありますので、水を流すと思っていたよりも大きな音がするんです。
まあ、大きな音がするとはいっても、隣の居間まで聞こえてくるような大きさではないので大した問題ではないのですが、ちょっと失敗したなとは感じています。
そして、次の問題の方が大きいのですが、このトラップが地面すれすれに配置してあるので、気温がマイナス10度以下になると凍り付いてしまうんですよね。これは完全に想定外でした。
排水管の口径は50ミリ。 これだけ太ければ凍り付くことはないだろうと思っていたのですが、このトラップ部分には水が常時溜まっていますので、あまりに寒いと凍り付いて流れなくなってしまうんですよね。
もっとも、この問題もお湯をちょっと流してやればすぐに回復しますので、水道管が凍り付いてしまう事に比べれば大した問題ではありません。
浴室の壁を造る
さて、排水管の敷設が終わったところで、今度は風呂場の壁を造ることにしました。 冒頭の写真は、この壁の下地が完成したところで撮ったものです。
床にはコンクリートを流し込みますので、先に床を作ってからとも思ったのですが、壁がないとどこまでが浴室になるのかが分かりませんので、なんかやりにくいんですよね。
浴室の壁も、居間と水回りを分ける間仕切壁を造った時と施工の仕方は一緒です。 ただ、浴室の壁となりますので、水に弱い石膏ボードは使用出来ません。
この部分は、防腐剤を塗った構造用合板を取り付けました。
さらに、浴室となる部分には全面にルーフィングを張り付けています。 屋根材を施工した時に使ったものと同じものです。
屋根を施工した時と同じく、下から順に張っていきました。 固定に使ったのは、屋根の時に使ったのと同じ様にハンマータッカーでとめていきました。 これで耐水性はかなり高まったはず。
この後、さらに下地材を取り付けてから浴室の内壁となる合板とラスカットが来るのですが、ここまで壁を作ったところで床工事に入ることにしました。