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自宅の風呂場をDIYで造る5 浴室の床を造る

風呂場の床をDIYで造る

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浴室床の骨組み
自宅の風呂場をDIYで造った時の話の続きです。 今回は、浴室の床を造った時の話です。

前回までで浴室の壁まで作りましたので、いよいよ床の製作に取り掛かりました。

基本的には居間など他の部屋の床と同じ造り方なのですが、浴室なので緩やかな勾配を付ける事と、断熱材や床材などではなくてコンクリートをのっけるところが違っていますね。

それほど分厚いコンクリートではないのですが、厚さ8cm程のコンクリートをのっけますので、その重さは断熱材や床材の比ではありません。 ですので、かなり頑丈に造ることを心掛けておりました。

床の中心材と床根太の取り付け

まずは、床の中心部分に12cm角の大引きを取り付けることから始めました。

ほぞを掘ってからはめ込みたかったのですが、元々あった家の大引きが9cm角だったので、12cmの角材をほぞで組み合わせて取り付けるには長さが足りなかったんですよね。 この部分は、ツーバイ用の金具を使用して留めることにしました。

この中心材の下には、同じ太さの角材を使って床束としました。 床束の下には、もちろん石材を置いています。 この時に使用したのは、10cm厚みのコンクリートブロックを半分に切断したものです。

中心材を取り付けたら、今度は床根太を取り付けていきます。 床根太に使用したのは、45×60ミリの角材です。

ここもツーバイ材を使用したかったのですが、取り付けに使用する土台の太さが前述した通り9cmしかなかったので出来なかったんですよね。 これを303ミリ間隔で取り付けていきました。 床下に使用しますので、防腐剤をたっぷりと塗ってやりました。木口には特に念入りに。

取り付けは、ねじとⅬ字金具を併用しました。

大変だった浴室内での基礎造り

床根太下の中間部分には、9cm角の大引きを入れました

この下にも、同じ太さの角材を使用して床束にしてあります。 この床束の下にも、10cm厚みのコンクリートブロックを2つに割ったものを基礎として置いてあります。 強度を上げるために、穴にはあらかじめコンクリートを詰め込んであります。

この大引きの取り付けも、中心材と同じツーバイ用の金具で固定しました。 さらに、ここはねじではなく釘を打ち込んであります。

これで浴室の床の基本的な骨組みは終わりです。 書いてみるとあっけない感じがしますが、実際には結構な手間と時間が掛かっております(笑)

時間が掛かったのはやはり基礎の部分でしょうか。 中心材と大引きの下に2本づつ床束を入れていますので、計6か所に基礎を設置した事になります。

上の写真では、ブルーシートに隠れてしまってこの基礎はあまり見えていません。 このブルーシートは、湿気防止のために敷いたものです。

この基礎も、家の基礎の時と同じく割石を入れてから槌で叩いて固めています。 浴室という狭い空間での作業でしたので結構大変でした。

浴室の床に関する先輩からのアドバイス

この作業が終わりかけの頃、中川さんが様子を見に来てくれました。

ほぼ出来かけた骨組みに何かアドバイスはないか聞いてみたところ、浴槽の足部分の下にも床束を入れた方が良いのではないかとのこと。

浴槽は、使用するたびに水を入れたり抜いたりしますよね。 この時に当然重量が変わりますので、床にかかる負荷もそれに応じて変わってきます。 そして、これを何度も繰り返すうちに床が劣化してきて割れてくるのだそうです。

例えば、太い針金を切るときに切れ目を入れた後で何度か折ったり伸ばしたりして切断しますよね。 これと同じ現象が床にも起こるのだそうです。 なので、浴槽の足が来る部分の下には床束を入れたほうが良いとの事でした。

ちょっと手間が増えますが、アドバイス通りに浴槽の足が来るであろう部分に、余っていた12cmの角材を使って床束を入れておくことにしました。

構造用合板をのせて浴室の床部分の骨組み完成

さて、床の骨組みが出来たところで、その上に構造用合板をのせました。 Vの字構造になっているので2枚です。

骨組みの時と同じように、この合板にも裏表両面に防腐剤を塗っておきました。 そして、この上に屋根の時と同じルーフィングを敷いておきました。

屋根の時と違って面積が小さいので楽ちんです。あっという間に終わりました。 ルーフィングはハンマータッカーで止めました。

この合板の中心部分の北側には、排水口を通すための穴をあらかじめ開けておきました。 この穴に長めに切断したVUの50を入れ、排水トラップにつないでやります。

施工中に余計なものが中に入らない様に、このVU50には丸めた新聞紙を詰め込んでマスキングテープで蓋をしておきました。

ここまで終わったところで、次はこの上にコンクリートをのせていきます

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