DIYで自宅にトイレを造る3
ウォシュレットを便器に取り付ける
今回は、トイレの便器にウォシュレットを取り付けた時の話です。
前回、便器の据え付けが終わりましたので、そこにウォシュレットを取り付けました。
前にも書きましたが、これまでは仮設のトイレを6年間ほど使用してきましたので、用を足した後は紙で拭いておりました。
仮設のトイレにウォシュレットを取り付けようとしたこともあるのですが、和式のプラスチック製の便器にはどう頑張ってもつかないことが判明したのであきらめていました。
都会の安アパートに住んでいた時も、ウォシュレットはついていなかったので、今回の作業が済めば実家を出てから初めて自分の住んでいるところにウォシュレットを導入出来る事になります(笑)。
ウォシュレットの選び方
ウォシュレットを設置する前に、まずたくさんの製品の中から選び出さなければなりません。
便器を買いに隣町のホームセンターに行った時に、便器近くに置いてあったウォシュレットコーナーも見たのですが、運よくちょうど期間限定セールをやっていました。 セール品は4種類ほどあったと記憶していますが、どれも結構お安くなっていました。
ウォシュレットに関しては、あまり余計な機能がついておらずシンプルなもので良かったので、このセール品の中から一番シンプルなものを選ぶ事にしました。 しかし、どれも似たような感じだったので、この中からデザインが気に入ったものを選びました。
念のため、購入する便器に取り付け可能かだけちゃんと確認してから、便器と一緒に購入することにしました。 ですので、ウォシュレット購入に関してはあまり悩んでおりません。
便器は陶器製で壊れモノです。 なので、あまり揺れないように工夫して軽トラに積んで帰ってきました。 家に運び入れてから、梱包をほどいて内容物を確認したのはいつもの通りです。
まずは給水管の施工から始めました
ウォシュレットには、施工説明書なるマニュアルが付いていましたので、これを見ながら作業していきました。
まずは、止水栓に分岐栓を取り付けるところからですね。 分岐栓の一方はウォシュレットへ、もう一方は貯水タンクに給水するために取り付けます。
止水栓から貯水タンクまで、どのようなタイプの配管が使われているかで施工方法が違ってくるのですが、うちは全くの新規取付なので、この中から一番簡単そうな給水パイプをクリップで止める形で施工してやりました。
分岐栓は、従来の水道管の接続と同じです。 雄ネジに水道用のテープを巻きつけてから、メスネジ側に捻じ込んでやるだけです。
これに付属のソケットを取り付けてやり、そこにウォシュレット用の給水ホースをカチッと差し込んでからクリップで止めてやりました。
あとは、分岐栓のもう一方の側を給水ホースで貯水タンクに繋いでやって終わりです。 この給水ホースは、ウォシュレットには付属していませんでしたので、ホームセンターで買ってきたモノを取り付けました。
ウォシュレット本体を便器に取り付ける
次は、ウォシュレット本体を便器に取り付けてやりました。
取り付け方は製品によって違います。 私が購入したのは、本体を付属のボルトで固定して取り付けるタイプでした。
本体にプレートが付いていたのでそれを取り外し、ボルトの位置を決めてから再びプレートを本体に付けてやりました。
このプレートは、ウォシュレットの位置を調節してやるためのものです。 マニュアルを見ると、便器から5~20ミリ出るように取り付けてくださいと書いてありました。
以前、私が住んでいたアパートは、便座が便器よりも少し飛び出てしまっているトイレでした。 座りながら小さい方を済ませていた時、このすき間から気が付かぬ間に出てしまい、床がビショ濡れになってしまったという苦い思い出があったので、私は最小の5ミリ出るように調整してやりました。
水漏れのチェック後に電源をON
あとは、2本の給水ホースをそれぞれウォシュレット本体と貯水タンクに繋いでやるだけです。
ウォシュレット本体への取り付けは、分岐栓の時と同じです。 私が購入した便器の貯水タンクは、給水口が下についているタイプでしたので、短めのホースで事足りました。 この部分の接続は、止水テープをネジに巻き付けて行う通常の接続です。
全ての給水管を接続した後で、外にある止水栓を開けて通水させました。 それから、トイレに付けた止水栓もドライバーで回して開けてやり、貯水タンクとウォシュレットに通水してやりました。
貯水タンクいっぱいになるまで結構ドキドキしましたが、最後に貯水タンクの便が閉まったところで水漏れのチェックです。 幸い、どこからも水漏れしていませんでした。やれやれです。
最後にコンセントに繋いでやり、電源が入っていることを確認して終了です。 早速、便座に腰かけて使ってみることにしました。
問題なく水が出てくれたので、ホッとしました。 それと同時に、これからはウォシュレットで自分の尻を洗えることにちょっと感動いたしました(笑)。
これで、今日から快適に用を足せるようになりました。 さぁ、あとは正面にトイレ用のドアを取り付けるだけです。