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DIYで自宅にトイレを造る4

トイレ用のドアをDIYで造る

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DIYで造ったトイレのドア
今回は、自宅のトイレ用のドアをDIYで造った時の話です。

前回までで、トイレの設備は全て終わったので、あとはドアを付ければトイレは完成となります。

トイレを使用するのは主に私一人だけなので、あまり必要性は感じなかったのですが、来客があった時に困るので付けておくことにしました(笑)。

今回は屋内のドアになるので、ドアもDIYで造ることにしました。

屋外のドアは、風雨にさらされたり日光が照り付けたりするので、木製のDIYドアはすぐにダメになってしまう事が多いのですが、屋内で使用するのであればそれほど痛まないだろうと考えたのです。

トイレ用ドアの寸法について

台所壁 表側 トイレ入り口の開口部寸法を測ってみたところ、76×188cmでした。 ここに入れられるのは、既製品のドアであれば73×183cmサイズの3尺入隅タイプになりますね。 ドアとしては、小さめのドアになるようです。

ドアを自作するのは、仮住まいの屋外ドアに続いて2回目です。 前回は、ツーバイ材をそのまま使用したため、かなりゴツいドアになってしまいました(笑)。(左の写真がそれです)

ですので、今回は外枠に3×4cmの角材を使用する事にしました。 既製品のドアを見てみると、厚みは2cmぐらいしかないのでこれでもまだ太い方ですが、高価な良い材を使わないとすぐに歪んできそうですね。 なので、この太さの角材を使うことにしました。

開口部の内側には、ドアを取り付けるための枠が必要になってきます。 この枠には、余っていた45ミリの角材を使用することにしました。

さらに、ドア自体は枠の内側寸法から5ミリほど短い寸法で製作することにしました。 あんまりギリギリで作ってしまうと、梅雨時なんかに湿気で膨らんでドアが開けにくくなってしまうかもしれませんので。 ですので、結局ドア自体の寸法は66×182cmになりました。

トイレ用ドアの構造について

ドアの構造は、外枠の中に同じ太さの角材を2本使用して補強してやり、その上に片じゃくりの羽目板をはめ込んで作ることにしました。 合板を使った方が安くて簡単なのですが、羽目板は一度使ってみたかったんですよね(笑)

まずは、外枠の組み立てからです。 3×4cmの角材を、58cmを2本横材に、182cmを2本縦材に利用して組み立てました。

固定には、長さ6cmの細ネジを使用しましたが、組み立て後に見えないように角材の止める部分にΦ6ミリの穴を1cmほどの深さで穴をあけ、その後でねじ止めしていきました。 ねじ止めした後で、6ミリの丸棒を使って埋めていくわけです。

外枠を組んだ後、同じように2本の補強材もとめていきました。 それから、角材と羽目板をカーキ色で塗装しながら組み立てていきました。

羽目板は、外枠と補強材の4本の横材に6ミリの角材を角材を取り付けた後、そこに真鍮製の釘とボンドを併用して固定していきました。 ネジで止めていった方が早いのですが、デザイン的な意味合いで真鍮の丸くぎを使用することにしました。

今回のドアにはドアノブを取り付ける

さて、今回はドアの取っ手部分にはドアノブを付けることにしました。

前回の屋外ドアでは、この部分は単に取っ手と三角ゴンベを付けただけで、ドアノブはつけなかったんですよね。 調べてみると、ドアノブの取り付けはそれほど難しくはなさそうです。

ホームセンターでドアノブを見てきましたが、思っていたよりも結構高いですね。 鍵が付いていないモノでも、1セット3~5千円ぐらいします。

トイレ用のドアノブですので、内側からかぎが掛かるものでなくてはなりません。 しかし、このタイプのモノは小さいホームセンターには置いていませんでした。 結局、隣町のホームセンターで5千円のドアノブを購入してきました。

4cmのドア枠の厚みでは、横幅が足りなくて取り付けできませんので、ドアの部分に3cm厚みで6cm幅の材を取り付けてやりました。

この部分に、ドアノブの施工説明書を見ながら必要な穴2つを開けていきます。 ドアノブ自体の穴と、ドアを止めるラッチ部分の穴の2つです。

ドアノブ自体の穴はΦ32ミリのドリルで、ラッチ部分の穴は13ミリのドリルを使って開けていきました。

ドア鳴りがしないように蝶番を取り付ける

このドアの製作で、一番難しかったのはやはり蝶番の取り付けです。 正確に取り付けてやらないと、あとでドアを開閉する時にキィキィとドアが鳴ってしまうんですよね。

ドア本体を完成させてから、取付枠である45ミリの角材とを蝶番で連結させていきます。 まず最初に、ドアと取り付け枠をウマの上にのせ、それから両面テープを使って蝶番を仮止めしました。

取り付け枠の方を動かして、蝶番がスムーズに動作するのを確認してからネジで固定していきます。 この時に、ちょっとでもネジ穴が蝶番の穴の中心からズレるとドア鳴りしてしまいますので、針を使ってド真ん中に穴を開け、それからドリルでねじの下穴を開けました。

しかし、ドリルを使うと初動の衝撃でズレてしまう事があるので、慎重を期するならここはすべて手作業でやった方が良かったのかもしれません。

今回は、上下に2か所の蝶番を使いました。 76×20(片側)ミリの蝶番で、ネジ穴が一つにつき6か所あったので、全部で12か所のねじ穴を開けていきました。

要所をネジでとめてやってから開閉を確認し、スムーズに開閉することを確認してから全ての穴をネジ止めしていきました。

トイレ用ドアの取り付け完了です

蝶番を取り付け終えたら、取り付け枠を上部分と左右に組んでから開口部に取り付けていきました。

その後に、取り付け枠のドアノブのラッチが入る部分にのみを使って穴を開けてやり、ドアノブに同梱されていた部品を取り付けました。

9ミリ角の角材を、戸あたりになるように取り付け枠に付けたらトイレのドアは完成です。

この後、100円ショップで買ってきたトイレの表札をドアに取り付けて、来客にもここがトイレだと分かるようにしました。

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