外壁材の取付け方8 小さな窓を安く作る その2
DIYで小窓をロフトに取付ける
今回は、南側の小窓製作の話の続きと、家の北側のケラバ下にも同じような小さな窓をDIYで作った時の話です。
前回は、南側小窓の窓枠部分に、ルーターで2本の溝を切ったところまで書きました。
ここから、窓が開閉できるように蝶番をつけたり、ちゃんと閉まるようにカギをつけたりした後で、窓そのものを外壁に取り付けました。
その後で、同じような大きさの小窓を造って北側にも取り付けてやりました。
小さな窓の外側には網戸を取り付けました
苦労して切断したガラスを、窓の枠にはめていきました。 若干ガラスが大きくてハマらない部分もあったのですが、そういう所はルーターで窓枠をちょっとだけ深めに溝を切ってやり、きちんとハマる様に工夫しました。
ガラスをはめてから、今度はガラスと枠の境目部分をシーリングしていきました。当然、表と裏の両方です。
これを、蝶番で箱枠に取り付けました。 屋内側に取り付けるため、防犯は考えなくても良かったので、ねじが見える形での取り付けです。蝶番はデザイン付きのちょっとおしゃれなやつを。
小窓の外側の部分には、網戸を張りました。 この網戸部分も、窓枠と同じ30×18ミリの材を使っての自作です。
網戸となる枠の裏面にルーターで6ミリの溝を切ってやり、この部分に網戸用のゴムをはめ込んで網を取り付けました。
この部分は、冬にはステンドグラスをはめ込んでやろうと企んでいるのですが、未だに実現できていません(笑)。
窓に戸あたりとクレセントを取付ける
窓ガラスをはめた部分には、戸あたりを付けました。 さらに、この部分にゴムを付けてやることによって、すき間風が入らないように工夫しました。
このゴムは、ホームセンターで量り売りされていたものを使用しました。 最初は平ゴムを使用するつもりでいたのですが、どうやら戸あたりのこの部分に使用する目的で作られたものの様です。
このゴムが挟まっていてもちゃんと閉まる位置に戸あたりを付け、ボンドとネジで固定していきます。
悩んだのは、戸締りのカギをどうするかでした。引き違い窓ではクレセントと呼ばれる部分ですね。 これがないと完全に閉まってくれないので、どうするのかは結構知恵を絞りました。
ホームセンターの、窓やドア周辺に使う部品が置いてある所へ行って色々と見た結果、良さげな部品があったのでこれを使うことにしました。ラッチとか補助錠といわれるものです。
通常、ラッチ部分は扉の中に収めるようですが、うちの場合は窓枠の幅が狭くてそれが出来なかったので、家の中側の窓枠部分に取り付けることにしました。
最後に、開け閉めがしやすいように、窓枠に取っ手を取り付けておきました。 ガラスを付けてからの作業だったので、それを割ってしまわないように慎重に穴あけをしました。
窓枠はL字金具で外壁に固定
こうして作った窓を、外壁の合板部分に取り付けました。 取り付けは、外側からL字金具を側面に2つ使って固定しました。
取り付けのタイミングは、窓ガラスに蝶番を付けた後です。 この状態で、ちゃんと開口部に収まることを確認してから取り付けました。
そうしないと、取り付けた時に窓枠が歪んでしまい、取り付けた後で窓が閉まらない恐れがあったからです。
L字金具で固定した後で、ちゃんと開閉できることを確認してから、外壁の合板と窓枠の隙間をシーリングしてやりました。
念のために裏側からもシーリングしてやりました。 この部分は見えなくなるので、マスキングなどはしないでシーリング材を打っていきました。
北側の妻にも同じように小窓を取付け
これで南側の小窓の取り付けを終えましたが、まだ反対側が残っています。
同じ作業を繰り返して、北側にも小窓を取り付けました。
北と南で違っているのは、北側は人目に触れない所だったので、防犯用の格子を付けてやった所だけです。
格子といっても、窓枠に使ったのと同じ角材をネジ止めして格子状にしただけのものです。
まあ、この家自体があまり人目に触れない所にあるので、あまり意味のない作業だったかもしれません(笑)。
窓の製作費用は2つ合わせても3千円ぐらい
小窓を取り付けた後で、透湿防水シートとサイディングを張っていったのですが、サイディングを張る前にこの小窓周辺にもサイディング用の役物を付けたのは、木造部分の窓と同じです。
この部分は入り組んで複雑な形をしているので、サイディングの切り欠きとはめ込みが大変でした。
手間と時間が掛かってしまいましたが、これで安く窓を付けることが出来ました。
かかった費用は、窓枠用に買ってきたワンバイ材2本と3cmの角材、それに蝶番やクレセントだけです。 2つの窓の全ての部品を合わせても3千円ぐらいではないでしょうか。
この窓は、換気のために夏は特によく開け閉めします。 空気は入れ替わっていると思うのですが、家の中の温度は下がってくれません。
当たり前ですが、いくら換気をしても外の温度以下になる事はないんですよね(笑)。