森の中楽給幸足生活

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外壁材の取付け方7 小さな窓を安く作る その1

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南側の屋根下に取付けた小窓

北と南の妻側用に小窓を作る

今回は、けらばの下に窓を作った時の話です。窓と言っても30×45cmの小さな窓です。

前回までで外壁工事は大体終わったのですが、妻側のけらば下部分に小窓を付けた時の事を書くのを忘れていました。

タイミングとしては、木造部分に窓とドアを取り付けた後で、透湿防水シートを張る前ぐらいに取り付けました。

工程がちょっと前後してしまいますが、今回はその時の事を書いてみたいと思います。

小窓をDIYする事になった理由

屋根裏部屋の窓

      屋根裏部屋の窓

木造部分に窓とドアを取り付けた後、東側コンテナの屋根裏部屋にも、引き違いの窓を2か所取り付けました

大きさは120×60cm程で、これも引き違いの窓です。 購入したのは、木造部分の窓を全て取り付けた後で、前回の時と同じ施工業者さんからです。

暗かった屋根裏部分も、これで大分明るくなりました。でも、こうなると北と南側にも採光のためではなく通気のための窓を取り付けたいと思うように。

当初は取り付ける予定のなかった窓なので、あまり大きな窓を取り付けるのは面倒くさいですね。

この部分は80cm間隔でツーバイ材を下地材として入れていましたので、この幅で収まる窓が欲しいと思いました。

カタログで既製品を見たのですが、これだ!という窓がありません。 イメージしていたのは、滑り出し窓とか外倒し窓と呼ばれる窓だったのですが、大きさの割に値段が高いんですよね(笑)。

試しに見積もりを取ってみたのですが、大きさが倍以上もある引き違い窓と大して変わらない値段でした。 窓の値段って、本当に大きさによらないんですね。

1235×970ミリ(開口部寸法)の大きさの引き違い窓と、滑り出し窓の一番小さなサイズ(405×375ミリ)のモノと比べてみると、ほぼ同じくらいの値段です。

これまでにも、既に5組の窓勝手口ドアを購入していましたので、さらに2組4万円以上の出費は痛かったこともあり、ここは一つ自分で作ってやろうと決意しました。

窓枠は1×8材を使って箱状に組立て

窓の大きさは、30×45cmにしました。これなら6フィート(約182cm)の長さの材一本で作れます。 厚みはそれほど必要ないと考えたので、ワンバイ材を使用することにしました。

壁の厚みが15cm程でしたので、幅が18cmある1×8材を使うことにしました。 しかし、この1×8材がなかなか売っていないんですよね。

何件かの店を探した結局、隣町の大きなホームセンターで見つけたので、そこで2本買ってきました。

これを30cmの長さを2枚、45cmの長さを2枚切り出し、これを組み立てて箱状にしました。 それから引き違い窓と同じこげ茶色に塗ってやり、乾くのを待ちました。

ペアガラスの窓をDIYで製作

乾くのを待っている間、この箱に収める窓を作ってやることにしました。

使用した材は、30×18ミリの角材です。これを、さっき作った窓枠の内側にハマる大きさに切ってから組み立てます。 組み立ててから箱枠と同じ色で塗装してやりました。

窓ガラスを入れる部分は、ルーターを使って幅3ミリの溝を切ってやりました。ここにガラスをはめるわけです。 この部分も溝を2本切って、窓ガラスを2枚入れるようにしました。つまり、ここもペアガラスにしたわけです。

ガラスはどういう訳か、ホームセンターでは売っていないですね。 購入するにはガラス屋さんに頼むしかないのでしょうか?

私は幸い、知り合いから不要になったガラスを10枚ほどタダで譲ってもらっていましたので、これを使用することにしました。 ちなみにこのガラス、大きさはバラバラで、どれも似たようなサイズではありましたが、同じサイズのものは2つとありませんでした。

ガラスがない場合は、アクリル板で代用する人が私の周りには多かったです。

私も、仮住まいのコンテナのドアにはアクリル板で窓を付けたのですが、月日が経つにつれて日光で白く濁ってしまい、いまは完全にすりガラスの様になってます。 ですので、個人的にはあまりお勧めしません。

窓の大きさを何で決めたのか?

しかし、このもらったガラスは、今回組み立てた窓にはどれも微妙に大きなサイズでした。 縦も横も5~10cm程大きかったので、これは切ってやらなくてはなりませんね。

入手したガラスの大きさで窓を作ればよかったのに・・・と思われる方もいるかもしれませんが、そうすると今度は6フィート(約182cm)よりも長いワンバイ材を入手しなければなりません。

どちらに合わせるかは悩みどころでしたが、ガラスの大きさがマチマチなので、どのみち切る作業はやらなければならないんですよね。 というワケで、ワンバイ材の長さに合わせることにしたわけです。

窓に入れるガラスの切断方法

ガラスを切るのは初挑戦でしたが、ガラス切りなるものを買ってきてこれで切ってみることに。

最初に、マジックで必要な長さに線を引き、それに沿って差しがねを当ててガラス切りで切っていきました。 しかし、力を入れてかなり強く引いたつもりでしたが、全然手ごたえがありません。 切った後をよく見てみると、わずかに線が引かれているだけでした。

これはかなり苦戦しそうですね。同じところを何度もガラス切りで引いて、ようやく切れそうな感じになってきました。

片面だけ引いてもきれいに切れてくれないと考えたので、ひっくり返して裏面にも同じように線を引いてやりました。

最後に、小さめのハンマーでコンコンと叩いていきました。 切るというよりは割り取っていく感じでしたが、ガラス面にひびが入ることもなくなんとか切れてくれました。

しかし、これをあと3回も繰り返していかないといけないんですよね。ちょっとウンザリ(笑)。

ガラスをサンダーで切るとどうなるか?

このままではあまりに効率が悪いので、試しに石材切断用の刃を付けたサンダーで切ってみることにしました。 定規の代わりにワンバイ材の端材を使い、それに沿うようにして切断していきました。

いきなり割れて破片が飛んだらどうしようかと考えたので、ゴーグルとマスクと厚手の皮手袋をして完全装備で挑むことにしました。 しかし、案外あっさりと切れてくれました。拍子抜けしたくらいですね(笑)。

これならば、ガラス切りを買う必要はなかったですね。

しかし、サンダーで切るとどうしても切断面が数ミリほどの幅ですが白くなってしまうのが難点ですね。今回は、この部分は溝に入るところなので問題はないです。

ちなみに、今回はうまくいきましたが、この後で何回か試してみたところ、やはり失敗して割れてしまうことの方が多いです。なので、サンダーで切るのもお勧めしません。

さて、残りのガラスも同じようにして切断していきました。失敗して無駄になったのはこの時は1枚だけです(笑)。 切断するときに出るガラスの粉は、吸い込むととても健康に悪そうなので、その点には注意しました。

お次は窓枠を外壁に取り付けた後で網戸や蝶番など窓に必要な部品を取り付けた時の話です。