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コンテナハウスに窓やドアを取り付ける方法2

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こちら側に窓と玄関ドアを取り付けました

中古コンテナに玄関ドアを取り付ける

今回は、窓やドアを選んで購入した後、これらをコンテナに取り付けていった時の話です。

前回は、窓とドアを選んだあとでそれを購入した時の話を書きました。

それが家に届いた後で、コンテナに穴をあけて取り付けていきました。

今回は、玄関ドアを取り付けた時の話がメインとなります。

玄関ドアを取付けるための穴を開ける

まずは、コンテナの真ん中に玄関ドアを取り付けていくことにしました。

コンテナに、玄関ドアを取り付けるための穴を開けなければならないのですが、前回書いた通りうちのコンテナは高さが2mしかありません。 今回取り付ける玄関ドアの寸法は、高さが190cmちょっとありますので、余裕が10cm弱しかないことになります。

ここにツーバイ材で作った枠を入れるとなると、さらに余裕はなくなります。 計算すると2,3cmしか余裕がないので、下のドア枠はつけないことにしました。

それでも、ほぼコンテナの一番上から一番下まで切らなければなりません。 上と左右の切断に問題はありませんでしたが、一番下部分の切断が大変でした

床の高さギリギリに切断しなければならないので、切る位置を間違うときれいに開口部が開いてくれないことになります。 強度的にも、問題がありそうですしね。

難しかったコンテナ開口部の下部分の切断

愛用の丸鋸

この部分は、あらかじめ内側からドリルで穴をあけて置き、位置決めをするところから始めました。

一番下の部分ですので、ドリルが床に当たってしまい、どうしても斜めに入ってしまいます。 その分誤差が生じてしまいますので、その穴から3ミリほど上を切っていくことにしました。

切断は、また丸鋸にマテリアルソーを付けたものを使用しました。(上の写真)

最初に数センチ切ってから、コンテナの中に入って切れた位置を確認し、大丈夫なことを確認してから残りの部分を切っていきました。

下部分が切断できたら、今度は開口部の左右を切っていきました。それから、最後に上部分を切っていきました。

そうしないと、開口部が全て切断できた時に、壁の重みで切れた部分が自分の上に落ちてきてしまう可能性がありますので(笑)

コンテナの壁の隙間に下地材を入れる

ドア取り付けの穴が開いたところで、今度はコンテナの外壁と内壁の間に防腐剤を塗った下地材を入れていきました。

この壁の隙間は4cmほどでしたので、3×4cmの角材を使用しました。

左右に入れる材は、開口部の高さで壁の隙間に入れてから、内と外からねじ止めしてやれば終わりだったのですが、上下に入れる材はそうはいきませんでした。

なぜなら、39cmという中途半端なピッチで入っているアルミの柱があるので、このピッチで下地材も入れなければならないからです。

切断面をサンダーである程度きれいにしてやってから、39cm弱にブツ切りにした下地材を入れてやり、壁の表と裏からねじ止めしていきました。

なぜ7フィートのツーバイ材は売ってないのか?

この下地材に、あらかじめ組んでおいたツーバイ材の枠をネジで止めていきました。 ドア枠の高さが190cm以上あるので、6フィート(約182cm)の材ではちょっと足りません。

7フィート(約212cm)のツーバイ材があればいいのですが、どういうわけか奇数サイズのツーバイ材って売っていないんですよね。

7フィートというとほぼ2mになるので、ツーバイ材以外の角材と同じくらいの長さになります。 あれば結構売れると思うんですがねぇ。運送事情によるのでしょうか?

それはともかく、表側に1cmほど出るように、ツーバイ材で作った枠を下地材に固定していきました。

枠の垂直と水平を確認してから、購入した玄関ドアの枠をはめてみました。 ちょっと引っかかった部分がありましたが、思惑通りにすんなりと入ってくれたのでひとまずは安心しました。

ドアの本体と枠に蝶番を取り付ける

ドアの枠が入りましたので、次はドア本体を取り付けます。

今回購入した玄関ドアは、蝶番が上からはめ込めるタイプでしたので、とりあえず枠の方につける蝶番を取り付けました。

ドア本体にも蝶番をつけてから、ドア枠をツーバイ材で作った枠に仮止めします。 ドア枠の四方についている耳の部分の、上と下の真ん中部分のネジを締めてやりました。

ドアの取り付けマニュアルを見てみると、通常はこのような形では取り付けないみたいですね。 あまり詳しくは書かれてはおらず、蝶番を取り付けてくださいとだけ書かれていました。

しかし、そこに書かれた図を見てみると、蝶番が組み合わさった形で書かれています。

この図を見る限り、やはり通常はドア本体を枠に組み込んだ形で開口部にハメ込んで取り付けているのではないかと私は考えます。

多分、メーカー側も一人でドアを取り付けることは想定してないんでしょうね(笑)。

ドアの本体を一人でドア枠に取り付ける

それから、ドア本体の取り付けにかかります。とりあえず、一人で頑張ってみることにしました(笑)。

ドア本体は結構重いので、一人で持ち上げるだけでも大変です。しかも、両手を広げてやっと持てる状態です。

購入したドアの蝶番は、上と下の2か所あるのですが、同時に合わせないとはめ込むことが出来ません

2人以上いれば、一人がドアを持ち上げて蝶番の近くまでもっていき、もう一人が上か下を抑えていれば簡単にハマるのですが、この状態で一人でそれを行うには、かなり苦戦することが予想されました

何回か一人でチャレンジしてみて、どうしてもダメなようでしたら誰かに助っ人を頼みに行くつもりで取りあえずチャレンジ。

しかし、ラッキーなことに、一回目で上下の蝶番同士が合ってくれたので、拍子抜けするくらいアッサリと簡単にハマってくれました。

もう一回同じことをやれと言われても、多分こうはうまくいかないと思います(笑)。

開閉をチェックしましたが、問題なく開け閉めできましたので、このまま扉を閉めた状態で残りのねじを締めて、ドア枠をツーバイ材で作った枠に固定してやりました。

ねじは枠の耳の部分だけでなく、内側にもネジ止めする所がたくさんあります。 この部分も、インパクトを使うと枠が歪んでしまうので、耳の部分と同様、最後はドライバーを使って手で締めてやりました

ドア本体にドアノブなどの付属品を付ける

ドア本体を取り付けたら、今度はレバー錠シリンダーなどを取り付けていきます。 分かりやすく言うと、ドアの取っ手の部分ですね。

この部分は、別梱包の箱に入っていました。細かい部品が多いので、無くさないように注意しました。 取説が付いていましたので、その通りに取り付けていきます。

あとは、ドアガードドアクローザーを付けたらドアの組み立ては終了です。

ドアガードとは、扉をちょっとだけ開けたいときに使用する部品の事です。 昔はチェーン製のモノがほとんどでしたが、今はあまり見かけなくなりましたね。

ドアクローザーは、ドアの閉まり方の速度や開く角度を調節するためのモノです。 ドアの上についている、虫の足みたいなモノがそれです。

このドアクローザーは、アームの取り付けに苦戦した記憶があります。 取説では簡単に書いてあるだけなのですが、実際にやってみると先端部分がうまくハマらずに苦労しました。

ドア枠周辺をシーリングして完了です

最後に、ドア枠とコンテナの境目部分をシーリングしてやりました。 透明の普通のシリコン材を使いましたが、ここはあとで塗料を塗れるように、白の変成シリコンを使ってやればよかったと思います。

いつもの様にマスキングテープを貼り、シリコンを打ってやってからヘラや指で均してやりました。 シリコンが乾いてしまう前に、マスキングテープは剥がしてしまいます。

この作業を、ドアの四方の境目に施してやりました。

あとは、内側に木製のドア枠を取り付けてやれば完成ですが、それは別に内装工事の時にやりました。

とりあえず、ドアの取り付け作業はこれで完了です。

さて、次はこのドアの両側に、1つづつ窓を取り付けてやらなければなりません。