コンテナハウスに窓やドアを取り付ける方法1
窓とドアの位置と大きさを決めて購入
今回からは、わが家のコンテナ部分に窓とドアを取り付けた時の事を書いてみたいと思います。
前回までで外壁工事が終わったので、かなり家らしくなってきましたが、それはサイディングを取り付けた西側の木造部分から見た時で、東側のコンテナの方から見るとまだまだといった感じでした。
やはり、窓やドアが付いていないのがその原因ですね。
第1回目は、窓やドアをどのような経緯で選んだのかという事と、選んだあとの購入までの話です。
玄関ドアの選び方と取付け位置
窓やドアを取り付ける前に、玄関をコンテナのどの位置に取り付けるのか、どの様な玄関にするのかを決めなくてはなりません。
うちは、コンテナのある方が南東向きで日当たりが良いので、こちら側に玄関をつける事は設計の段階で決めていました。
この設計の段階であれこれ考えた末、玄関の位置はコンテナの真ん中とし、向かって右側(北)を台所として使用することにして、もう片方の左側(南)をダイニングとして使用することに決めました。
玄関には、どのようなタイプのドアを付けるかも結構悩みました。 業者さんからもらったドアのカタログを眺めてあれこれ考えていましたが、商品を選んでいる時って悩みながらも結構ワクワクしますよね。
引き違いの扉にする方が安いのですが、枠をキッチリ水平にしないと扉がスムーズに開閉しないので、思ったよりも施工が難しいというような話も聞いておりました。
そして、何よりもコンテナに開ける穴のサイズを大きくしなければならないので、より面倒な施工になりそうですし、強度的にもどうなんだろうと考えて、ここは普通の扉をつける事にしました。
玄関扉をDIYで造らなかった理由
仮住まいのコンテナの時は、台所兼物置部分の扉はツーバイ材などを使って自作しました。
しかし、自分で作るとどうしても時間とともに扉が垂れ下がってくるようで、開け閉めがやりにくくなるんですよね。
この時自作した扉(上の写真)もそのようで、蝶番に異常は見られないのですが、鍵の位置が合わなくなったり、蹴り込むようにしてやらないと完全に閉まらなかったりします。
屋内につけた自作の扉にはこのような現象は起こらないので、 屋外の扉はおそらく湿気や太陽光で材自体が収縮を繰り返してこうなってしまうのではと考えています。
ですので、屋外に面する本宅の玄関扉も、自作することはやめることにしました。
玄関ドアの大きさやデザインと色の選び方
あとは大きさとデザインなのですが、以前にも書いたようにうちのコンテナは天井が低くて2m程しかありませんので、当然ながら2mよりも小さいドアでないと付けることが出来ません。
玄関ドアのカタログを見ていて気が付いたのですが、2m以下のドアって意外にないんですよね。 デザインの気に入ったドアは、大抵2mを超えていました。
2m以下のドアとなると、アパートに取り付けるタイプのモノしかありませんでした。
このタイプのドアでも、気に入ったデザインのモノはあったのですが、困ったことにもれなく郵便受けが付いているのです。
ポストは、家の入り口にカラーコーンとバーで仮に作った門の所にあるので、別に玄関には要らないんですよね。
オプションで郵便受け無しのドアはないのか、建具業者さんに聞いてみたのですが、どうやらなかったみたいです。 仮にあったとしても、値段は上がってしまうだろうとの事なのであきらめました。
色は数種類から選べたので、屋根の色に合わせて赤にする事にしました。
ドアは、左側が開くか右側が開くかを選べるのですが、仮住まいにしていたコンテナに出入りすることが多いだろうと考えて、そちら方向に開く右開きのドアを選びました。
窓の種類とサイズの選び方
仮住まいに付けた窓
次に、窓の種類とサイズを決めることにしました。
種類は、他と同じペアガラスの引き違い窓ですぐに決まったのですが、大きさをどうするかはまた悩みました。
前回、仮住まいのコンテナに窓を付けた時は、コンテナの内壁に付けてしまい手間がかかってしまったという失敗があったので、今回はその教訓を生かして取り付け方を変えることにしました。
色々と考えた末、窓を入れる枠をツーバイ材であらかじめ作っておき、その枠をコンテナを支えているアルミ製の柱につける事にしました。
こうすれば手間もかからず、また見栄えも良くなるはずです。
という事は、このコンテナを支えているアルミの柱のピッチに合わせてやらないといけません。 アルミの柱が入っているピッチを測ってみると、39cmというこれまた中途半端な間隔で入っていました。
ツーバイ材で作った枠は、アルミの柱には直接つけずに周囲に下地材を入れるつもりでいましたので、この材の厚みを差し引いた寸法で考えなければなりませんでした。
結局、北側の台所の窓には154×77cm(開口部サイズ)の窓を、南側のダイニングの窓には164×97cmの窓を入れることにしました。
台所の高さは85cm前後、ダイニングテーブルの高さは70cm前後が標準の高さですので、窓の大きさと位置はそれに合わせて決めました。
窓を安く買うのも楽じゃない
今回、窓とドアを購入するにあたっては、前回購入した業者さんを含む複数の業者さんから見積もりを出してもらう事にしました。 しかし、前回お願いしたところがまた一番安かったので、結局また同じ業者さんにお願いすることになりました。
私は営業の仕事をずっとやってきましたので、こういう作業は慣れているハズなのですが、何から何まですべて一人でやるのは結構大変でした。
業者さんと値段を決めてから、正式に注文しました。 1週間ほどで家まで届きましたが、現物が家に届くとホッとしますね。
今回、窓とドアは別々に届きました。ドアが思っていたよりも大きく、また重かったからでしょうか。
届けに来た業者さんと2人がかりでウマの上にのせたのですが、これを一人で取り付けるのかと考えたら、ちょっと気が重くなりましたよ(笑)。
さて、次はいよいよこれをコンテナに取り付けていきます。