外壁材の取付け方6 妻側の取り付け
北と南の妻側に外壁材を取り付ける
今回は、家の妻側に外壁材(サイディング)を取り付けた時の話です。
前回、平側のサイディングの取り付けを終えました。
しかし、まだ北と南の妻側2面の外壁材(サイディング)の取り付けが残っています。
平側と違って、妻側は三角部分の施工がちょっとだけ面倒でした。
面倒だった原因は、主に母屋周辺の施工と妻側に取り付けた小窓のせいです(笑)。
妻側のサイディングの取り付け
妻側のサイディングの取り付けも、平側の高さまでは同じです。 違うのは、屋根下の三角形になっている部分の取り付けです。
この部分は、屋根の勾配に合わせた角度で斜めに切断しなければなりません。
それは別に問題ないのですが、厄介だったのは母屋の部分の所で、母屋の位置と大きさに合わせて切り欠きしないといけないのです。
しかも、この切り欠き部分は母屋の幅とほぼ同じ9cmで切り欠いてやらなければならないので、丸鋸が使えません。
この部分は、ジグソーを金属用の刃に取り替えて切断してやりました。 しかし、ジグソーで切ると切断面がどうしても荒れてしまいますね。
取り付けが大変だった妻側のサイディング
これをはめ込む時がまた大変で、妻側の壁には小窓が片側に一つづつと換気口が付いていたので、この複雑な形をしている部分は2つに分けて作り、それぞれをはめ込んでから継ぎ目を隠す役物を付けていました。
面倒くさいのですが、こうしないと収まってくれないのです。
母屋の周辺にも、窓の時と同じくあらかじめ役物を付けていました。
しかし、これも窓の時とは違って一つ一つが小さいので、これを作って取り付けるのはかなり手間のかかる作業でした。
初めに、北側の妻部分から張っていったのですが、この時は母屋の左右と下部分にも役物を取り付けていました。
しかし、これをやると途中で分割しないとサイディングをハメられない事が分かったので、南側をやる時は母屋の左右の役物を取り付けるのを止めることにしました。
こうすることで、母屋の左右には少し隙間が出来ることになりますが、分割する必要がないために手間が省け、かつ見た目もすっきりして良くなりました。
最初からこうしておけばよかったですね。 切り口が見える所には、全て役物を取り付けなくてはならないと思い込んでいたので、思いつきませんでした。
平側はあまり時間もかからずに済みましたが、妻側の方は結構時間も手間もかかってしまいました。
24時間換気のための換気口を取り付ける
棟の近くまでサイディングを取り付けたところで、換気口を取り付けるための丸い穴をあけてやりました。 これは、両側の棟下にひとつづつ開けました。
冒頭の写真をよく見ると2つ開いていますが、後で右側の穴は塞いでいます。 最初は予定していなかった小窓を取り付けたので、2つもいらなくなったからです(笑)。
家全体の換気をするためのもので、北側には換気扇を付けて24時間回してやるようにします。
この時に、金属用の自在錐をはじめて使ったのですが、結構おっかない工具ですね。
刃が自在に動かせるようになっていて、この部分を調整してやることによって自分の好きな大きさに調節できるのですが、かなりきつく締め付けてやらないとすぐに動いてしまうんです。
振動もきついので、しっかりドリルを押さえてやらないと、部品が飛んでケガをしそうな感じです。
丸型換気口の取り付け方(自己流)
丸型の換気口の取り付けも、コンテナの時はネジも使わずにシリコンだけで固定しておりました(笑)。
なので、今回はちゃんとつけたいと思い、ネットで色々と調べたのですが、これだ!という方法が見つかりません。仕方がないので、また自己流の取り付けになってしまいました(笑)。
Φ100の塩ビ管(VU100)を壁の厚みよりも少しだけ長い目に切り、そこに丸型の換気口をネジで取り付けてから外側から差し込んでやりました。
この塩ビ管を、外壁にどう固定するのかちょっと悩んだのですが、シンプルにL字金具で壁の内側に取り付けてやりました。
L字金具で壁に取り付ける前に、換気口と塩ビ管との周りをシーリングして湿気が入らないようにしてから取り付けてやりました。
コンテナ側の外壁を仕上げる
コンテナの上部分のサイディングの取り付けも、基本的に木造部分の取り付け方と同じです。
ただ、南側のコンテナとサイディングの境目には、少し大きめの水切りを付けてやりました。
そうしないと、このコンテナのでっぱり部分に水が溜まってしまい腐食する恐れがあったからです。
つまり、この水切りはコンテナのでっぱり部分を覆うような形でとりつけられています。
この部分の出しろは約10cm程。既製品の水切りではカバーしきれないので、この部分は白い金属板を使って自作しました。 写真では、中ほどのカーキ色の線の下にある白い部分が、この時に取り付けた水切りになります。
段差部分の仕上げ作業
それから、以前にも書きましたが、南側の妻部分にはコンテナ側と木造側で段差が付いています。 この部分の収まりをキレイに仕上げるのは、ちょっと大変でした。
面(ツラ)になるように合板を張っておけばよかったのですが、あまり考えずに作ってしまったのでこんな形になってしまいました。
まあ、素人ならではの失敗といえますね。
この部分の段差は7cmほどでしたが、高さが2m近くあったので、金属板は使用せずに合板を白く塗装したモノを張り付けています。
サイディングと屋根下の隙間を塞ぐ
サイディングの取り付けは以上で終わりです。
しかし、外壁工事はまだこれで終わりではありません。屋根下の接合部分が残っています。 平側は垂木と垂木の間が、妻側は垂木の幅分隙間が空いていましたので、ここを空気が通る様な形で塞いでやらなければならないのです。
通常は、軒下部分にも天井材を張って垂木を見せないような形になっているのですが、うちの場合はそれがありませんので、違う形でこの部分を細工しなければならないのです。
こういう場合、どう仕上げるのかはいくら探しても出てきませんでしたので、また自己流でやるしかありませんでした。
考えた末、平側の境目には合板に穴をあけたものを取り付け、妻側の境目にはプラスチックの網を取り付けることにしました。
上の写真が平側のその様子なのですが、空気穴は小さくてよく見えないかもしれません。
12ミリのドリルで、6か所ほど穴をあけております。
虫が入ってこないように、どちらの側にも裏から網戸用の網を張っておくことにしました。
この部分も、垂木の間隔が均等であれば作業も楽だったのですが、自らのミスでバラバラの長さになってしまったので、垂木と垂木の間の長さをいちいち測る羽目になってしまいました。
手間と時間が掛かりましたが、コレ以外に良い方法を思いつかなかったんですよね(笑)。
ようやく外壁工事完了です
ともかく、これで外壁材の取り付け工事は終わりです。 窓と外壁材を取り付けた事で、かなり家らしくなってきました。
しかし、それも西側の木造部分を見た時の事で、東側正面のコンテナ側から見るとまだそれらしくは感じません。 やはり、窓と玄関がないのがその原因ですね。
というわけで、今度はコンテナ側にも窓とドアを取り付けてやらないといけませんね。
しかし、外壁工事はまだこれで終わったわけではありません。