森の中楽給幸足生活

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外壁材の取付け方9 役物との境目のシーリング作業 

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外壁材取付中の様子

雨が入らぬように外壁材をシーリング

今回は、外壁材の取り付け工事の最後の作業であるシーリング作業をした時のことを書いてみたいと思います。

前回までで、窓を含むすべての外壁材の取り付けを終えました

その外壁材に、雨水が内側まで入ってこないようにするためにシーリング作業を行います。

シーリングする箇所は、外壁材の端やつなぎ目になるので、かなりの数をやらなければなりません。

この作業は、家を建てる際に行う作業のうちでも最も面倒くさい作業になります。 本音を言えば、やりたくないです(笑)。

役物を取り付けた後でシーリング開始

全ての外壁材(サイディング)を取り付けた後で、出隅や継ぎ目に張る目地などの役物を取り付けていきました。

あらかじめ取り付けてあった、ベース金具に合わせてハメるだけなので、作業としては役物を必要な長さに切るだけです。

サイディングを切断した時と同じように、マテリアルソーを使って切りました。 この部分の役物も、幅が狭い上に薄いので、注意しないと切り終わりの時にめくれてしまう事があるんですよね

役物を取り付けた後で、いよいよシーリング作業開始です。 全てのサイディングと役物の境目をシーリングしていきました。

サイディングの色はアイボリーなので、それに合わせてシーリング材もアイボリーを使用しました。

変成シリコンと普通のシリコンの違い

サイディングと役物の境目には、普通のシリコンを使用しました。 でも、けらば下の段差部分やコンテナ扉の蝶番部分などの一部には変成シリコンを使用しました

最初にホームセンターで見かけた時にはその違いが分からなかったのですが、普通のシリコンと変成シリコンの違いは、シリコンを施工した後で上から塗装できるかどうかです。

シリコンというのは液体をはじく性質があるので、普通のシリコン材は上から色を塗っても弾いてしまって塗装できないんですよね。

対して変成シリコンというのは、シーリングした上から塗装が出来るようにしたものです。

先に上げた一部分というのは、シーリングした後で塗装する可能性が高かったのでこの変成シリコンを使用しました。

但し、塗装できるのは水性塗料だけの様です。

一度、シーリングした変成シリコンの上から塗装しようとしたことがあるのですが、塗料が弾かれてしまった事がありました。

自分の記憶力に自信がなくなってきた年ごろではありますが(笑)、確かここは変成シリコンを使ったはずだよなと不思議に思っていたのですが、どうやら油性の塗料を使ったのがその原因の様でした。

出隅部分からシーリング作業開始

まずは、今取り付けた出隅の所からシーリングしてやりました。 シリコン材を打つ前に、少し幅の広い24ミリマスキングテープを周囲に貼っていきました。

出隅役物の両側をマスキング出来たら、次はシーリング材を打っていきます。 上から下まで2m以上ありますので、これだけ長い距離があるとシーリングするのも結構大変です。

シーリング材を打ったら、今度はプラスチック製のへらで余分なシーリング材を取っていき、最後に指を使って均していきました

自分で納得がいく仕上がりになった所で、今度はマスキングテープをはがしていきます。

これで1か所のシーリング作業は終わりですが、これをこれからあちこちに施工してやらなければならないのです。あ~面倒くさ!

窓周辺のシーリング作業

両側の出隅が済んだら、今度は窓の周りをシーリングしてやりました。

窓だけで3か所、けらば下に取り付けた小窓も入れると全部で5か所になります。 さらに、勝手口のドアの周りもシーリングしないといけません。

窓やドア周辺の役物は、外壁材の境目と窓との境目で色が違うので、それぞれに合った色でシーリングしてやりました。

そこまで終えた後、今度は軒下部分のシーリングをしてやりました。 役物とサイディングの境目はもちろん、その上の木造部分との境目にもシーリングしてやりました。

広めの隙間にはバックアップ材を入れてから

あとは、妻側のけらば下部分のシーリングですね。 ここにもあちこちシーリングが必要な所がありましたが、面倒だったのはやはり母屋周辺のシーリングでした。

母屋の両側には役物を取り付けなかったので、ここもシーリングしてやりました。 隙間の間隔が少し広めだったので、ここにはバックアップ材を入れてからシーリングしてやりました。

シーリング用のバックアップ材は、小さなホームセンターでもシリコン材と共に大抵置いてあります。

太さが3種類ほどあったので、私は一番太い奴を買ってきて、これを縦に半分切ってやることですき間の幅に合わせて入れていました。

こういう隙間は思っていたよりもあるもので、そういう所には大体このバックアップ材を入れてからシーリングしていました。

やり忘れを再発見(笑)

このように、いちいち書いていられないくらいあちこちシーリングしてやりましたが、シリコン材を5本ほど使い切ったところでようやくシーリング作業を終えることが出来ました。

今回、記事を書くにあたって改めてサイディングのシーリング部分を見返してみたのですが、結構やり忘れているところがありましたね(笑)

しかし、月日が経つと面倒くさくなってしまうモノで、多分これからもこのままになってしまうと思います(笑)。

雨が入ってくることはないと思いますが、虫が入ってくることは考えられますね。