森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

久しぶりの伐採作業1

邪魔な木を切り倒す

冬の間は寒いので、大工作業は一時中断して草刈り落ち葉集めなどを中心にして作業することが増えました。

「冬に草刈りなんて必要なの。」という人もいるでしょうが、山の中は冬でも草は生えてくるんですねぇ。

といっても、刈るのは夏の間に伸びきってしまった笹などが中心です。

刈り取った草は何日か置いておいてから一カ所に集めて腐るのを待ち、ある程度量が減ってから畑に投入します。

この作業を、毎年冬の寒い時期にやっているのですが、今年はそれに加えて伐採作業もすることにしました。

伐採対象は家の近くに生えた2本

うちの周辺にはでっかい木が何本か生えているのですが、今回切り倒そうとしているのはそのうちの2本。

裏庭に生えている枯れかけた栗の木と、もう一本は何の木かはわからないけど毎年役に立たない大きな実を落っことす木の2本です。

2本ともそれなりに成長している木なので、太さは一抱え(直径40cm)くらいはあります。

慣れた人ならなんて事のない太さですが、伐採作業を久しぶりでやる私にとってはちょっと気合のいる太さですね。

2本とも家のすぐ近くに生えているので、注意して切らないと家の方に倒れてきそうです。

伐採の前にやらなければならない事が

種類の分からない木の方が邪魔なので、こちらの方を先に切りたいのですが、切り倒したい方向には昔作った薪小屋が。

ここを開拓した時に取り分けておいた玉切りした木をそのまま積み重ねただけなので、とりあえずこれを他の場所に移し替えないといけません。

それには、まずこれらを薪割りしないと。

薪割りをするためのは、昔棟梁からもらったものがあるのですが、本体と柄のつけ根がボロボロでおまけに刃が歪んでしまっています。

なので、まずはこの斧を修復するところから始めました。

なんか、本来の作業からどんどん離れてしまっている気が・・・(笑)。

古い斧を修繕する

まずは、斧本体部分と柄をはずしました。

柄の部分をウマに固定し、本体部分を玄翁で叩いて取り外しました。

柄は腐ってもう使い物にはならないだろうと半ば諦めていたのですが、外してみてみると一部が古くなって腐っているように見えるだけで、まだまだ使えそう

サンダーできれいに磨いてから、しみ込むタイプの塗料を塗っておきました。

斧本体部分は刃が曲がってしまっているので、このままでは使い物にならなさそうですね。

なので、ゴミ焼きの時に本体ごと火にくべてしまい、柔らかくなったところでハンマーで叩いてまっすぐに伸ばしてやりました。

すぐに水で冷やしてから刃研ぎ用の刃をつけたサンダーで荒削りし、それから砥石を使って研いでやりました。

この研ぐ作業もずいぶんと久しぶり。

大工作業をやっているのなら、本来はしょっちゅうやってなきゃいかん作業なんですが・・・。

薪割り台を作る

斧を直したら、今度は薪割り台を作ることにしました。

最初は柔らかい土の上でやっていたのですが、やはり刃が曲がりやすいので薪割り台を作ることにしました。

これも、手ごろな大きさの切り株があれば一番簡単なんですがね。

我が家にはないので、端材で作ることにしました。

最初は9cm角の材を足にして合板を取り付けただけの簡単なものを作ったのですが、斧の一撃で簡単に真っ二つになってしまいました(笑)。

ダメだこりゃ。もっと頑丈なものを作らないと。

で、今度は2×6材を並べたものに合板を取り付けたものに、先ほどの足を取り付けて作ってみました。

補強材も、足の隙間にぐるりを入れておくことに。

かなり頑丈なものが出来たので試してみたところ、今度は大丈夫でした。

薪割り作業も久しぶり

薪割り作業もずいぶんと久しぶりです。

玉切りにしてからずいぶんと時間が経ってしまっているので、中にはカチカチになってしまいビクともしないやつも。

割った途端に、中から冬眠中のアリがいっぱい出てきて「うひゃー」な時もありましたが、何とか薪割り作業完了。

使えない奴が1/3位ありましたね。

仕方がないので、ゴミ処理の時に一緒に焼いてしまいました。