森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

中古で購入したコンテナハウスにDIYで窓を付ける3

f:id:torejariba:20191130223932j:plain
コンテナの外壁

中古コンテナに窓を取り付ける

中古で購入したコンテナに、引き違いの窓を取り付ける作業の3回目です。

前回は、コンテナの外壁を切ったところまででした。

今回は、内壁(ベニヤ板)の切断をした後で、切り取った開口部に窓を取り付けた時の話です。

ジグソーを使って内壁を切断する

外壁を長方形に切断できましたが、まだリベットで内壁とくっついている状態なのでこれをとってしまいます。

サンダーの刃を、削る時用の刃に取り換えてリベットの頭を削り取っていきました。全部で6本ほどついていたと記憶しています。

外壁がズボッと外れた時は、気持ちよかったですね。これで、後は内壁を切るだけです。内壁に、あらかじめ墨付けしておいた線通りにジグソーで切っていきました。

愛用の丸鋸

これも、今なら丸鋸を使いますけれど、この時はまだ丸鋸を持っていませんでした。

こういう直線を切っていくには、丸鋸の方が断然良いです。

なぜなら、ジグソーは直進性が悪くてきれいに切ったつもりでも、切り終えた後で見たら切り口が凸凹していて汚いからです。

ただ、今回の様に木材の途中から穴を開けるように切る場合は、丸鋸の刃をむき出しにしてから木材に落とすような形で切っていかないといけないので、慣れないうちは結構怖いんですよね~。

上の写真は、10年近く愛用している私の丸鋸です。前に置いてあるのが、前回ちょっと出て来たマテリアルソーという丸鋸用の刃です。

写真で丸鋸についているのが通常の刃で、手前においてあるのがマテリアルソーです。

この、165ミリの丸鋸が一番使いやすいと思いますが、非力な女性などが使う場合は、これより一回り小さい丸鋸の方がいいかもしれません。

コンテナ外壁の凸凹をどうしよう?

さて、内壁もズボッと気持ちよく抜けたところで、いよいよ窓の取り付けです。しかし、またもや問題発生。

最初は、コンテナの外壁に窓枠の耳を直付けするつもりだったのですが、購入したコンテナの外壁というのが結構ボコボコしていて平らでないんです

冒頭の写真を見てください。真ん中部分は平らですが、上と下の部分は山がいくつもついているのがわかると思います。この部分が引っかかって隙間が出来るんですよね~

これだけ隙間があると(1~2cm程)付属のねじも届かないので、どうしようか色々思案した結果、内壁のベニヤに付けることにしました

しかし、そうすると今度は窓の耳の分だけ外壁が邪魔して、内壁に窓枠が届かないことになりますので、外壁をさらに一回り大きく切取ってやらなければなりません。

仕方がないので、またサンダーの刃を切断用に切り替えて切っていきました。

コンテナに窓を取り付けるもっと楽なやり方

今ならば、もっと楽な方法でやります。 窓枠を取り付けるための枠を、ツーバイ材なんかであらかじめ作っておくのです

それを、先にコンテナに取り付けておいて、そこに窓枠を取り付けてやれば簡単に窓を付けることが出来ます

しかし、この時は大工の経験が全くない状態ですから、こんな面倒くさいことをやってました(笑)。

あらかじめ窓枠を作っていくやり方は、後ほど本宅を作った時の事を書くときにでも詳しく書いてみたいと思います。

いよいよコンテナに窓を取り付ける

さて、3cmほどですが窓枠の耳の分だけ大きく外壁を切りました。いよいよ窓を取り付けます。

しかし、そのまま厚みが5ミリほどしかないベニヤに付けても、窓の重さで歪む心配がありました。

そこで、外壁と内壁の間にある3cm程の隙間に、角材を上下左右にグルっと開口部に沿って入れて補強してやることにしました。

あとは、外枠を開口部に入れてからねじで止めていくだけなのですが、この時窓枠が歪んでいたりすると後で窓を入れた時にきちんと納まってくれなくなる可能性があります。

ネットなどで色々調べてみると、窓枠の対角線を測って同じになるようにしてやらないといかんみたいです。

しかし、メジャーで測っても先っぽと窓枠の隅が引っかかってしまい、対角線がミリ単位で正確に測れないので困りました。

2人いればもう一人に抑えておいてもらって測れるのでしょうけど、私一人なのでこういう時は困ります。

しばし考えた末、窓がきれいに収まればいいだけの話だから、最初から窓を入れて閉めた状態で取り付ければ問題ないのではと考えました。

そこで、窓枠の耳の上と下の真ん中のねじだけ留めて窓枠が落ちないようにしてから窓をはめ、閉めた時の状態にしてから残りのねじを留めることにしました。

さてと、一応窓の取り付けが終わったので、今日はここまでにして温泉に入りに行くことにしました

冷え込んで全てがカチカチに凍る

次の日の朝は、えらく冷え込みました。あまりに寒かったので、夜中の3時ごろに目が覚めました。上下に1枚づつ余計に服を着てようやく眠ることが出来ました。

日の出とともに作業を再開しようと思っていたのですが、全てがカチカチに凍り付いていたので、ある程度気温が上がって温かくなるまで何もできませんでした。

そもそも、ドアが凍り付いていて開かないんです(笑)。

昨日、朝食用にと思って買ってきたおにぎりまでカチカチに凍っていて食えたもんじゃありません。もちろん、コンテナの中に入れておいたにもかかわらずですよ。

簡易トイレの水までもカチカチに凍っていました。 あっ・・・朝のお勤めが出来ない!

仕方がないので、大きい方は温かくなるまでちょっと我慢することにしました・・・ トホホ

来訪者の一言でまた問題発覚

9時半ごろにようやく暖かくなってきたので、作業再開・・・と思っていたら体験塾のメンバーの一人が様子を見に来てくれました

この人は中川さんと言って、元々日本を代表する某大手メーカーで品質保証の仕事を長年やってきたという人です。

自分の健康状態や年齢と、会社の先行きに不安を覚えたので、思い切って会社を辞めて田舎暮らしを始めたのだそうです。

家の設備の事には詳しくて頼りになるので、いろいろ相談に乗ってもらったりしていました。現在でも、家造りのことでたまに相談に乗ってもらったりしております。

その人が、コンテナに取り付けた窓を見てひと言

こりゃ~隙間から雨が入り込んでくるな・・・

窓枠を内壁に付けてしまったため、外壁を一回り大きく切り取ったことは前述しましたが、その隙間から雨が入り込んできて木製部分が腐ってくるというのです。

雨が降った時の事など全く頭になかったので(笑)、言われてみれば・・・という感じでしたが、何らかの対策をとらないとイカンですね~こりゃ。

取り付けた窓に雨対策を施す

コンテナの窓 取付完了

切り取った外壁をのりでくっつけるわけにもいかないので、色々考えた末にポリスチレンフォームという発泡材を切って隙間を埋めることにしました。

ポリスチレンフォームは、中川さんが端材を少し分けてくれましたのでそれを使用しました。一応雨水は弾くはずですが、防水素材ではないのでこういう使い方は問題アリでしょうね。

この端材を少し大きめに切り、隙間に押し込むように入れてからボンドと両面テープでくっつけました。

その上から防水テープを貼り、シーリングをして雨が入らないようにしました。

そのままでは見た目が悪いので、取り付けた窓の周辺に野地板で作った窓枠を入れてごまかすことにしました(笑)。上の写真の茶色い部分がその窓枠です。

色々と失敗してしまいましたが、とりあえずこれでコンテナハウスに窓を取り付ける作業が完了しました。 初めてにしては、まあうまくいった方だと思います。