中古で購入したコンテナハウスにDIYで窓を付ける2
窓を取り付けるためにコンテナを切断する
さて、取り付ける窓が決まったところで、今度はその大きさに合わせてコンテナを切断して開口部を設けていかなくてはなりません。今回はその時の話です。
写真は、コンテナの壁を内側から見たところです。
写真では分かりやすいように12ミリの合板を置いていますが、本当はもっと大きなベニヤ板が張り付けてあります。板の厚みは5ミリ程でしょうか。
切り取った際に、その内側の5ミリの板は外れてどこかへ行ってしまったんですね。
真ん中の銀色の線が、外と内を繋いでいる柱です。これにリベットで内側の板が止めてあります。
窓の取り付け開口部の寸法ってどれだろう?
さて、切り取り線をコンテナに墨付けしようとしましたが、窓の図面を見ても目の前にある実物を見ても、どの寸法で穴を開ければいいのかが分かりませんでした。
というのも、カタログには寸法の表記が3種類ほどあって、それぞれが微妙に違うからなのですね。一体どれが開口部の寸法になるのか?が分かりませんでした。
取扱説明書というのも一応同梱されているのですが…、ペラッペラの紙切れ一枚だけでこちらが知りたい事が全く書いていませんでした。
素人が取り付けることなど、全く想定していないからなのでしょうか?とにかく、のっけからつまづきました。
カタログの図面としばしにらめっこをした結果、どうやらサッシW(巾)・サッシH(高さ)と書いてある寸法が正解のようです。
実物を組み立てた後、図面を見ながらメジャーでそれらしき部分の寸法を測って確認してみたところ、確かにこの寸法で間違いないようです。
購入した窓の梱包を開けて入っていたモノ
購入した窓の梱包を開けてみると、思っていたよりも色々入っていました。
- 取り付けるための枠(外枠)が4本
- ガラスの入った窓が2枚
- 組み立て・取り付けのねじ袋が3袋
- ペラッペラの取り扱い説明書
とりあえず、窓を入れるための外枠を組み立てました。上下左右がどれになるのかは、図面を見なくてもねじの取り付け方で大体わかりました。
でも、組み立ててから出来上がった物を見てみて… これどっちが表なんだろう?(笑)。
どうやら枠から出っ張っている方が表(外側)の様ですね。下の写真をご参照ください。
取り付け位置を決めてから開口寸法をけがく
あとは、さっき見つけ出した開口部の寸法で切断する線を、コンテナ内側の壁に墨ツボでつけました。
窓が水平につくように、水平器と床からの距離で確認しながらの作業です。
取付位置は割と適当に決めてしまいました(笑)。この辺にあったら便利かなーって。今ならコンテナの桁の位置とか見ながら決めるんですけどね。
内側に線をひいたら、四隅にドリルが垂直になるように貫通穴を開けます。外壁にも同じ位置・同じ大きさで切断線を引くためですね。
内側と同じように外壁にも墨ツボで線を引いていきました。
切断はサンダーとジグソーを使いました
さて、後はこの線通りに切っていけば良いだけです。
外側のアルミ製の外壁をサンダーで切ってから、内側の木製のベニヤ板をジグソーで切ることにしました。
今ならば、丸鋸の刃をマテリアルソーという木材はもちろん、金属や石材まで大概の素材は切ってしまう刃をつけて、外側と内側の壁をまとめて切ってしまいます。
しかし、この時はそのようなものがあることを知りませんでしたので、こういうまどろっこしいやり方をしていました。
上の写真は、もう10年ぐらい使い続けている愛用のジグソーとサンダーです。写真のサンダーは金属切断用の刃ではなくて研磨用の刃が付いております。
サンダー(グラインダー)という工具を、この時初めてまともに使ったという記憶がありますが、砥石(サンダーの刃)が減るのが早いこと早いこと!ビックリです。
アルミ切断用の砥石を買ってきていたのですが、あっという間に買ってきた2枚の砥石を使ってしまいました。
仕方がないので、いったん作業を中断して、近所のホームセンターまで買い足しに行ってきました。
電源は自家発電機を使いました
この時は、まだここまで電気が通っていませんでした。
当然ですが、電気がないのに電動工具を使うことは出来ませんので、棟梁からこの窓工事の間だけ自家発電機を借りることにしました。
しかし、この自家発電機の重いこと!自家発電機にも携帯できるタイプのものもあるのですが、借りたのは50kgはある据え置きタイプのものでした。
上の写真は、2009年に購入した私のモノですが、この時借りた自家発電機も大体これと似たような大きさ・重さでした。
軽トラに積むときは棟梁に手伝ってもらえましたが、家に着いてから降ろす時が大変でした。私はあまり力がある方ではないので、50kgというと一人でギリギリ持てるぐらいの重さです。
何とか降ろすことは出来ましたが、返す時にどうしよう・・・。まあ、誰かに手伝ってもらうしかないですね。
使い方は、軽トラに積む時に棟梁に教えてもらってきました。エンジンのかけ方さえわかれば難しいことは何もなかったです。
早速、エンジンをかけてサンダーのプラグを繋ぎました。
外壁(アルミ製)を切断中に問題発生
順調にサンダーを使って切断していきましたが、途中でちょっと問題が発生。
アルミ製の外壁とベニヤ板で出来た内壁の間には、この2つを繋いでいる柱のようなものがあるのですが(冒頭の写真参照)、この柱の一番奥まで刃が届かないのです。
すり減って小さくなった砥石では届かないので、買ってきたばかりの砥石で試しましたが、今度はサンダーについているカバーが邪魔をして奥まで刃が入ってくれません。
仕方がないので、危険ではありますがカバーを外して何とか切断することが出来ました。
さて、次は開口部を開けた後にどうするかです。