中古で購入したコンテナハウスにDIYで窓を付ける1
中古コンテナに半外付窓を取り付ける
今回のテーマは、中古で買ったコンテナにどうやって窓を取り付けるのかです。
コンテナハウスの基礎作りが終わったところで、次は窓を取り付けることにしました。
コンテナに窓を取り付ける目的は、真っ暗なコンテナの中に光を取り入れるためと、万が一閉じ込められた場合の非常口としての2つですね。
現状では、出入り口にしているシャッターが壊れたり凍り付いたりして開かなくなったら、閉じ込められて出られなくなりますので(笑)。
コンテナに窓をつけたことのある人いませんか?
ただのコンテナを、家として住めるようにするための最初の改造(リフォーム?)に取り掛かりました。
といっても、窓を取り付けるのも初めての作業となるので、何から手を付けたらよいのかサッパリ分かりませんでした。
まず最初に、体験塾でお世話になっている棟梁に話を聞きましたが、コンテナに窓をつけた経験はないらしく、通常どのように窓をつけるのかという話だけしか聞けませんでした。
体験塾のメンバーに聞いても、コンテナに窓をつけた経験のある人は皆無でした。
ネットで検索しても分からなかったので、こうなればもう出たとこ勝負で付けるしかない・・・ですね。
まずは取り付けるための穴を開けないと
窓をつけるためには、まず取り付けるための穴をコンテナに開けなければなりませんよね。
しかし、どれだけの大きさの穴を開ければよいのかは、取り付ける窓にどんなモノを使うかを先に決めなければ分かりません。
そういえば、窓ってどこで売っているんでしょう? 建具屋? 窓屋っていうのは聞いた事がないですね(笑)。とりあえず、ホームセンターに行ってみることにしました。
近所のホームセンターにはおいていませんでしたので、岡山県北で最大の町である津山市まで出かけました。大きなホームセンターに行ってみたところ、そこの資材館にいっぱい置いてあるのを見つけました。
サッシの種類は何がいいのか?
見つけたのはいいのですが、結構色々な大きさと種類があるもんですね~。
置いてあるのは、ほとんどが引き違い窓と呼ばれる引いて開けるタイプの窓でした。まぁ、よく見かける一般的な窓ですね。
それはともかく、分からなかったのが外付けだとか半外付けだとかいう部分でした。
置いてあったYKKのカタログを見たのですが・・・、イマイチよくわからん!
図面も乗っていたのでそれを見たところ、どうやら窓を取り付ける部分の家の構造によって取り付け方が違うらしく、外付けとか半外付けというのは、その取り付け方の違いを表しているようです。
実際に、外付けと半外付けタイプのサッシの取り付け部分を見てみたところ、構造が全然違っていて外付けの方がより窓が外に出るような形になっていました。
外付けタイプと半外付けタイプの窓の違いについて
木造建築入門(原口秀昭著/彰国社)という本に2つのタイプのサッシの違いが書いてありましたので、それを以下に要約してみます。
外付けサッシ
サッシ全体を柱や間柱の外側に出して留める。和室など、窓の内側に障子を置く場合などに使用する。和室の場合内側に柱を出して使用することがあるため、柱を化粧としてきれいに見せるために使う。
半外付けサッシ
サッシの半分を柱や間柱の外側に出して留める。洋室の場合、障子を置くことがないため、柱の内側にはみ出ていても構わないが、完全に内付けにしてしまうと外壁との納まりが悪くなるために半分外に出す。一番多く使用されるタイプ。
つまり、窓の内側にどれだけ空間をとるか? 和室か洋室か?で外付けか半外付けを選ぶみたいです。
この2つのタイプ以外にも内付けというのもあるらしいのですが、あまり一般的な商品ではないらしく、このホームセンターには置いていませんでした。
半外付けタイプの窓を購入する
うちの場合、あまり外に出す必要もなかったですし、何より置いてある商品のほとんどが半外付けタイプでしたので、ここは半外付けの引き違い窓をつけることにしました。
窓の大きさは、幅1640ミリで高さが970ミリの大きさのものにしました。理由は、一番安かったからです(笑)。
小さい窓の方が安いのではと思っていましたが、どうやら売上数によって変わるみたいです。
つまり、よく売れる大きさのものは安く、小さくともあまり売れないものは高い傾向にあるようです。
冒頭の写真は、本宅の方に取り付けた窓です。壁からちょっと出ているのが分かると思います。
本来ならば、このちょっと出た厚みの部分に外壁材が来るのですが、写真の窓はコンテナに取り付けたので、外壁材の必要性ってあまりないんです。
ですので、未だに取り付けておりません(笑)。将来的にも、取り付けないのではない・・・かな?