森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

コンテナハウスにドアをつける

f:id:torejariba:20210401212220j:plain
コンテナハウスについているドアの様子
今回は、コンテナハウスにドアを取り付けた時の様子を書いていきたいと思います。

以前、コンテナ入口のシャッターが冷却板の役目をしていて夜寝る時に寒いという話を書きましたが、ドアの取り付け工事を行った時に、冷やされた空気が入ってこないようにシャッター出入口を断熱する工事も同時に行いました。

どのような工事をしたのか、そのことも併せて書いていきたいと思います。

ドアの選び方について

手作り感あふれる屋外ドア

他の人が作った手作りドア

ドアの取り付けにも、まず取り付けるドアのサイズがわからないと何もできません。前日に、窓を買った時と同じ津山にある大きめのホームセンターに行きました。

窓と違い、ドアは1種類しか置いていませんでした。勝手口や物置の入り口によく使われている、簡素な感じのモノです。

右開きにするか左開きにするかでドアノブの位置が違いましたが、それ以外は一緒です。色違いすらありませんでしたが、安かったのでこれを取り付けることにしました。

ドアも自分で作ることも考えましたが、そうするとその分時間が掛かってしまうことになります。 早くこちらに引っ越してきたかったので、自分で作ることはあきらめました。

自作をあきらめた理由はもう一つあり、それは防犯と気密性に問題があるのではと考えたからです。 体験塾でも、自分で作ったドアを取り付けている人が何人かいましたが、木製のドアでは隙間が多くなってしまいます。

それに、見た目がどうしても貧乏くさい感じになってしまうので、今回は既製品を取り付けることにしました。

上の写真は、体験塾メンバーの他の人が作った自作ドアです。自作すると、まあだいたいこんな感じになってしまいます。 貧乏くさいなんて言うと怒られちゃいますね。手作り感にあふれている・・・と言い直した方が良いでしょうか(笑)。

まずはコンテナの外壁を切断する所から

さて、ドアの取り付けも窓を取り付けた時と同じように、壁を切断することから始めました。 切断に使ったのも、窓の時と同じく外壁をサンダーで、内壁をジグソーで切断していきました。

作業内容は窓の時とほぼ同じです。違うのは、床まで切断しなければいけない点ぐらいですね。

まずは、切断する線を内側から墨付けし、けがいた線の四隅にドリルで垂直に穴を開け、その穴を結ぶ形で外側の壁にも墨付けしていきました。あとはこの線に沿って切っていくだけです。

窓の時は、何も考えずに適当に位置を決めてしまいましたが、今回は前回の経験を生かしてコンテナを支えているアルミの柱を生かす形でドアが付くように位置決めしました。 ドアの位置は、入り口のシャッターに近い南側に取り付けることにしました。

アルミ切断用の砥石を使って切断していきます。砥石3枚使ったところでようやく外壁の四方が切れました。窓の時と同じく、今回も外壁と内壁を繋ぐ柱を切るのに手間取りました

外側から届かないのであれば内側から切ってみてはどうだろうかと考え、今回は内側から柱を切ってみましたしかし、床側の部分はサンダー自体が床に当たってしまい、どうしてもサンダーの刃が斜めに入ってしまうため、想定していたよりも斜めに切れてしまいました。

もう一つ問題だったのが、床下にあるL字型の金属棒の切断でした。丸いサンダーの刃では、床まで切ってしまわないと、どうしても刃がL字の角まで届かないんですよね。

開口部の微調整に手間取る

内側のベニヤ板は、ジグソーで難なく切断できました。切り取った所がズボッと抜けた落ちた時はやはり気持ちよかったですね

早速、この穴に組み立てたドアの枠を入れてみました。が、上の方が少しだけ当たっている様で入りません。 仕方ないので、サンダーの刃を切削用に変えて1ミリほど削りました。もう一度はめてみましたが、今度は左側が当たっているようです。そんなこんなで微調整を何度も繰り返しました

結局、作業時間としてはこの作業に一番時間をとられました。切削用の刃を使ったせいで、コンテナの中は削り取った木と金属の混じった粉だらけです。

ようやく枠がはまった時にはもう17時を回ろうとしていました。今日はこれぐらいにして明日まだ続きをやることにしました。 さて、今日も頑張ったし温泉にでも入りに行こうっと。

ドア周りの補強をする

さて、次の日も昨日の続きをやることにしました。朝食を食べてから作業再開です。

昨夜もコンテナの中で寝たのですが、穴が開いたままでは寒かったので、ドアの代わりに切り取った壁をもう一度はめてガムテープで止めてしのいでいました(笑)。

どうせまた明日この続きをやるつもりだったので、簡単に応急処置をしただけで済ませたのですが、意外にこれだけでもちゃんと止まってくれてました。

それを取り外してから、ドア枠を取り付ける前に外壁と内壁の間にある3センチほどのすき間に角材をはめ込む作業をしました。 こうして補強してやらないと、ドアを付けてからたわんでしまうんですね。開口部の四方を角材で補強してやってから、枠をねじ止めしていきました。

開口部にドアを取り付ける

さて、枠が付いたところで次はドア本体を枠に取り付けます。

しかし、いざ取り付けてみようとしたところ、ドアが思ったよりも重くて持ち上げるだけでも結構大変です。 微妙にプルプルしているこの状態で、上下2か所にある蝶番にドアを入れるのはかなり難しい作業となりました

もう一人いれば、一人が持ち上げてもう一人がはめ込む作業が出来るので簡単に取り付けできるのでしょうが、一人だけだとなかなかうまくいきません。

実は1時間ほど前に、棟梁たちが様子見に来てくれていました。棟梁は不動産屋の手伝いの様な仕事をしており、この時はちょうどこの奥の土地の草刈りと伐採作業をしていたのです。 その棟梁も、仕事を終えてとっくに帰ってしまいました。今は周りに誰もいない状態です。

しまった、こうと分かっていれば先にドア入れ作業を手伝ってもらっていたのに・・・と思ってももう後の祭りです。 仕方がないので、一旦休憩してから自分一人で出来る方法を考えました。

ドアを一人で錠受けに入れる方法を考えてみた

しばし考えた末、ブロックを積んでドア枠の下位置と同じ高さにし、そこにドアを置いて蝶番にうまく合わせながら、はまりかけた時に一番上のブロックを足で蹴って取り付けてはどうかと考えました。

善は急げ。早速チャレンジしてみます。

ブロックを積み上げ、ドアに傷がつかないようにその上にぼろ布を敷き、その上にドアを乗せました。この方法でもなかなかうまく蝶番の位置が合ってくれずに苦労しましたが、何度目かの挑戦でうまくはまりました。

コンテナ 錠受け

早速閉めてみましたが、特に引っかかったり当たったりすることなく閉まります。

ただ、ちょっと押し込むような感じで閉めてやらないと、ラッチボルトが錠受に入らずにキチンと閉まってくれないんですよね。 あとになって分かったのですが、これは錠受を微調整してやれば問題なかったようです。

上の写真を見てもらえれば分かると思いますが、錠受けの上下に2本のねじが付いています。これを緩めてから、錠受けを移動させた後でまた締めなおして調整してやります。

この時はまだ知らなかったので、それまでの間ドアの開け閉めをする時は少し押し込むような形で開閉してました(笑)。

あとは、ドア枠の周囲を内側と外側の両方シーリングしてやってから取り付け作業完了です。

さて、冒頭でも少し書きましたが、この時同時にコンテナ入り口の断熱工事も並行して行っていました。 次はそのことを書いてみたいと思います。