森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

床を張って大黒柱を立てる

f:id:torejariba:20210803212209j:plain
全ての床根太を取り付けたところ

床を張る作業と大黒柱を取り付ける作業

前回、下水用の配管を埋設しましたが、その後で今度は根太の上に合板をはって床を作っていきました

それから、コンテナに家の大黒柱となるツーバイ材(2×8)を2本取り付けていきました

今回は、その作業をした時の話です。

上の写真は、根太を全て取り付けてから撮ったものです。 この上に、合板を釘を使って取り付けていきました。

床根太の上にツーバイ用の釘で合板を張っていく

下水工事が終わったので、これで床下の工事は各設備と下水管との接合を残すだけになりました。 この工程は、トイレなり風呂などの設備が出来ないと何も出来ないので、次の工程に進みます。

床材であるサブロク合板(91×182cm)を、根太の上に釘を使って取り付けていく作業です。 土台の横幅は273cmなので、91cm×3枚でちょうど納まります。

合板をのせて端と角を合わせてから、今度はくぎで打ち付けていきました。 使用したのは、長さ65ミリツーバイ工法用の専用釘です。

ツーバイ専用釘の種類や見た目について

ツーバイ工法の専用釘

このツーバイ用の釘も、探し出すのに苦労しました。釘同士が連結したロール釘はこの辺でも売っているのですが、連結していない普通のツーバイ用の釘が売っていなかったのです。

結局、神戸にあるプロ用のホームセンターでやっと見つけることが出来ました。 この時に、50・65・75・90ミリの釘を一箱づつ買っておきました。

最終的には、65ミリの釘は床にしか使用する機会がなかったので大量に余りましたが、逆に90ミリの釘は少しだけ足りなくなったので、普通の釘を買い足しました。

床用の65ミリは普通の釘を使って、90ミリの釘を2箱買えばよかったです。 50ミリ75ミリは、ほぼ調度使い切った感じです。

ツーバイ用の釘は、普通の釘に比べると若干太目です。その分、お値段もちょっと高めです。 上の写真では、上の色のついた方が専用釘で、下の銀色の方が通常の釘です。

中川さんからは、「そんな専用釘わざわざ使う必要ないだろう」と言われてしまいましたが、少しでもプロの品質に近づけたかったので、専用釘を使用することにしました。

ツーバイ専用釘にはそれぞれのサイズに色が付いており、50ミリは緑、65ミリは黄色、75ミリは青で90ミリが赤で塗装されています。

慣れてくると、持っただけでどの長さかすぐに分かるようになりましたが、最初のうちはこの色分けは結構重宝しました。

床材に使う合板の厚みについて

合板もよく見かける厚さ12ミリのモノではなく、15ミリの合板を使いました。 セルフビルドの本に、床合板の厚みは最低15ミリ以上と書かれていたからです。

厚さ20ミリの合板は、この辺でも大きなホームセンターに行けば手に入るのですが、15ミリの合板というのは売っていませんでした。

これも、神戸のプロ用のホームセンターに売っていたので、神戸での仕事が終わってから軽トラに積んで持って帰りました。確か、全部で11枚だったと思います。

まあ、わざわざこんなことしなくても、素直に20ミリの合板を買えばいいだけの話なのですがね(笑)。 仕事で神戸に行かなければ、私もこの辺で20ミリの合板を買っていたと思います。

床の表面にも防腐剤を塗るべきでした

床は合板の外周部を15ミリ、内周部を20ミリ間隔で根太の上に釘打ちしてとめていきました。 この時には、風呂の大きさを135cm×160cmと決めていたので、風呂の浴槽が入る部分以外の所に全て床を張っていきました。

もちろん、その前に大引き根太は入れておりますよ。 風呂に合板をはらなかったのは、浴槽を半埋め込みにしようと考えていたからです。

床を張り終えてから、すぐに次の工程である大黒柱の取り付けに入りましたが、その前に床に防腐剤を塗っておけばよかったと思います。

裏面にはすべて塗ってあったのですが、表面は必要ないだろうと考えて塗らなかったのです。 しかし、これから屋根がかかるまでに3か月以上かかってしまったので、結構雨に濡れてしまったんですよね。

もちろん、ブルーシートをはって雨が入らないようにはしていました。 それでも、大雨が降った後などはモップで掃き出せるくらい水が溜まっていました。

ブルーシートって完全防水ではないため、結構雨漏りしてくるんですよね。

コンテナの両端に大黒柱を取り付ける

コンテナの外壁

さて、今度は大黒柱となるツーバイ材をコンテナの両端に取り付けていきました。使用したのは、2×8材12フィートのものです。

この大黒柱を立ち上げた後、この上に水平にツーバイ材を渡して棟木にしようと考えていました。

コンテナの四隅は少し太めの鋼材で補強されているのですが、前部分は上の写真の様に角が丸くなっていたので、ツーバイ材を止めるのにちょっと苦労しました。

コンテナに使用したのは、M10のドリルネジです。これを並列に45cm間隔でとめていったのですが、できれば裏からナットでとめておきたいところでした。

しかし、コンテナの裏側にも鋼材が入っており、このためにナットを入れることが出来ませんでした。 仕方がないので、この部分はドリルネジでとめただけになってしまいました。

棟木を取り付ける前に大黒柱を追加する

さて、コンテナの両端に大黒柱を取り付けたところで、今度はその裏側に2×4材の幅分だけ引いた長さのツーバイ材(2×8)をコンテナの天井部分から打ち付けました。

この上に、棟木の中心材がのることになります。この中心材を挟み込む形で棟木を水平に渡していくことで継ぎ目を補強しようとしたわけです。

早速、棟木を入れていきたいところですが、これだけでは棟木を入れることが出来ません。 コンテナの長さが728cmあるので、中間部分にも柱がないと支えきれないので。

ど真ん中の364cmの所に柱を入れたかったのですが、残念ながらその位置にはネジ止めの下地となる鋼材がコンテナの中に入っていませんでした

棟木を支えるための柱を取り付ける

コンテナの壁の中には、天井を支えて、なおかつ外壁と内壁を取り付けるための鋼材が入っています。

この鋼材が、大工でよく使う450ミリ間隔ではなくて390ミリという中途半端な間隔で入っているのです。

ですので、ねじの下地材として使おうとすると基本的にピッチが合わないんですよね~。 仕方がないので、ど真ん中に最も近い位置にある鋼材の所に柱を立てることにしました。

強度的にこれでは足りないのではと感じたので、その中間にも2本柱を立てることにしました。

この中間の3本の柱には、90ミリの角材を使用しました。 これを、コンテナ天井から棟木の高さまでの長さに切って、棟木を支える大黒柱にしたわけです。

これらの大黒柱をコンテナに取り付けるために、あらかじめツーバイ材をコンテナの天井の端の部分に渡しておき、その上に大黒柱(90ミリの角材)を釘と金具で固定していきました。

大黒柱の上に棟木をのせていく

大黒柱と棟木の接合部分

12フィートのツーバイ材(2×4)を2本つなぎ合わせて、大黒柱の上にのせて棟木としました。

上の写真が、大黒柱と棟木の接合部分を撮ったものです。 大黒柱1(赤)がコンテナに取り付けたツーバイ材で、大黒柱2(黄)がその隣に取り付けたものです。

この上に、3本の棟木がのっかっているのが分かりますでしょうか。

このように、大黒柱は最終的には3本のツーバイ材(2×8)を連結させるか、ツーバイ材(2×8)と90ミリの角材を連結させて大黒柱にしました。

棟木も3本のツーバイ材(2×4)を並べるような形で連結させ、それぞれの大黒柱の上にのせるようにしています。

材料同士のつなぎ止めには、ねじツーバイ用の釘の両方を使用しています。 まず、初めにネジで仮止めしてからそのあとで釘でとめていく形です。

最初から釘で止めようとすると、材が動いてしまって思うように止められないんですよね。 仮止めしたネジは、そのまま残して使用しました。