森の中楽給幸足生活

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DIYで家の外壁材を取付ける1 指を潰して得た教訓

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空いている上の空間に今回合板を張りました

DIYで家の外壁材を取り付ける

今回から、家の外壁材を取り付けた時のことを書いてみたいと思います。

屋根を完成させたので、家造りの方は一段落着いた感じです。

肉体的にも精神的にも、一番キツイ所は終わったとはいえ、家作りはまだ道半ば。 まだまだやることは残っています。外壁工事内装工事、風呂や台所などの設備の取り付けなどなど。

しかし、今まで慣れない作業をずっと気を張りつめて行ってきましたので、ここまでやり遂げた事で安心したのか、急に力が抜けてしまったような感じになってしまいました。

家造りの区切りを迎えてホッとしたものの・・・

屋根工事が終わるとホッとしてしまい、ここから先やる気が出ない状態が続きました。 自分で家を建てた事のある、私の周りの人達も同じことを言っていたので、どうやら私だけではないようです(笑)。

今までは肉体的にも精神的にもキツかったのですが、同時に楽しくて時間が経つのを忘れてしまっていたところがありました。

朝起きて布団から出る時は、「あれ?さっき布団に入ったばかりだよな」と思い、夜寝る前に布団に入る時には「あれ?さっきここから出たばかりだよな」と感じていました(笑)。

そのくらい、時間が経つのが早く感じられたのです。

やる気が出ない時にやる気を出す方法

屋根工事を終わらせてからは、自分のやる気との戦いでした。 今までと違い、やる気を出すのに苦労するようになりました。

しかし、家の中でダラダラしていても、やる気が出てくるわけではありません。

のうだま2上大岡トメ池谷裕二著/幻冬舎という本に書いてあったのですが、脳にはやる気をつかさどる淡蒼球という部分があり、あるきっかけでやる気を出すような仕組みになっているそうです。

そのきっかけとは・・・ ズバリ! 身体を動かすことなのだそうです。

この本を読んでから、やる気が出なくてもとりあえず着替え、どうしても嫌だったらすぐにやめるつもりで作業に取り掛かるようにしました。

それでも、30分も作業をしているとだんだんと調子が出てまいりまして、また時間を忘れて作業に打ち込むことが出来ました。 今のところ、どうしても嫌で作業を止めてしまった事は1度だけです(笑)。

時には着替える事さえ面倒だった時がありましたが、そういう時はそのままの格好で草むしりをしたり、近所を散歩をしたりしてやる気を出していました。

無理やりでも体を動かすことが、やる気を出す事につながるのですね~。

面倒だった妻側の合板張り

コンテナと木造家屋

       こちらが妻側

さて、そんなモチベーションの下がってしまった私ですが、ともかく家造りの作業を続けていきました。

とりあえずは、まだ外回りに空間が開いていますので、この部分に合板を張っていくことにしました。冒頭の写真がその状態です。

平側の部分は、空間の寸法を測ってその通りに合板を切って張っていけばいいだけです。 長さも大体同じでしたので、それほど難しい所はありませんでした。

しかし、三角形の形をした妻側の部分はちょっと面倒でした。

長さもバラバラでしたが、三角形の部分は屋根の勾配に合わせていけば良いだけなので問題ありません。

面倒だったのは、母屋が出ている部分を同じ大きさに切り欠かいていかなければならない事でした。 上の写真が妻側になります。屋根の下から突き出ている6本の角材が母屋です。 この周辺を切り欠いてやるのが面倒でした。

何度も修正して合板を収めていく

なるべくすき間をなくしたかったので、ギリギリの寸法で切っていたのですが、いざ所定の場所にはめようとしても、なかなかハマってくれずに何度も修正する羽目になりました。

母屋に使用した角材が、微妙に反っていたり歪んでいたりするので、ちゃんと寸法通りに切ってやっても、歪んでいる部分が当たって入ってくれないのです。

当たっている部分はほんの数ミリなのですが、その分を削っても他の場所が当たっていたりしてなかなか思うように納まってくれません。

一回で収まったことは一度もなく、大体少なくとも3回は修正していました。 その間は、修正した合板を持って脚立や梯子を登ったり降りたりの繰り返しです。

一つの妻側に合板をあと6枚張らなければならず、妻側は左右両側にありますので、全部で12枚分この作業を繰り返しました。

北側最後の一枚がなかなか納まりませんでした

最初に、北の妻側から合板を張っていたのですが、最後の一枚がなかなか納まってくれませんでした。

何度やってもどこかが当たっていて、その度に地上に降りて削り直してという作業を繰り返していました。

8回目ぐらいの修正の後、これで大丈夫だろうと所定の場所に入れてみたのですが、もう少しというところで入りません。

腰に差していた玄翁(ハンマー)で叩き入れようとしたのですが、それでも入ってくれません。

ここまで来るともうヤケになっていたので、入れ入れと念じながら思い切り玄翁をふるっていたところ、誤って自分の左人差し指を思い切り叩いてしまいました

やってもうた! 初めての大(?)怪我

グシャリと自分の指が潰れた感覚があった後で、やってもうた~ととっさに思いました。 慌てて地上に降りて傷口を洗ってみましたが、見事に指の爪の横の所が裂けており、血がにじんできました。

こういう時って、怪我した直後はあまり痛くないんですよね。

幸い、中心部分は外したようで、骨には異状はない様です。 医者に行くかどうか迷ったのですが、もっと痛いことをされそうだったので、薬だけ塗って絆創膏を張っておきました。

余談ですが、私は西洋医学を基にした現代医療をあまり信用していません。 患者側の痛みや負担の事はあまり考えず、治ればいいだろうという姿勢がうっすらと感じ取れるからです。

どこの国のことわざか忘れましたが、「いい本といい医者には滅多に出会えない」という言葉があるそうです。

医者というのも大変な職業のひとつだとは思いますが、身体全体のつながりを考えて診察するようなやり方にならない限り、余程のことがないと医者に診てもらおうとはあまり思わないですね。

ですので、この時も医者に行くことはしませんでした。

この時の怪我は、もうすっかり治りましたが、今でも時々しびれるように感じる時はあります。

これで作業をやめる格好の理由が出来ました(笑)

さて、モチベーションが下がっている時にこういう怪我をしたものですから、作業を休む格好の理由になりました。 次の日は、もうゆっくり身体を休めようと思い、家の中でのんびりしていました。

しかし、昼飯を食べた後で昨日作業していた場所を見ていたら、無性に続きがやりたくなってきました。 なにせ、あとちょっとで完成しそうなのです。

潰した指は痛いですが、我慢できないほどではありませんし、左人差し指さえ使わなければなんとか作業できそうです。

ということで、着替えて昨日の続きをやることにしました(笑)。

指を潰して得た教訓「短気は損気」

冷静になって観察してみると、昨日削った部分とは違う部分が当たっているようです。 これでは、いくら叩いたところで入るわけがありません。

地上に降りて削り直し、再び上げてはめ込んでみるとすんなりと納まってくれました(笑)。 やはり、頭に血が上っている時は、客観的にモノを見れないものですね。

短気は損気。また一つ教訓を得てしまいました。

ともかく、これで北の妻側部分は終わりましたので、今度は反対の南側の妻部分をやることにしました。

北と南の妻側で違っているところ

妻側に出来た段差

南の妻側部分も、基本的な作業は同じです。 しかし、南側は北側と違うところが一か所だけありました。

それは何かというと、棟下の中心部分が5cm程ズレて段差が出来ているのです。 上の写真がその様子です。

写真の赤枠部分なのですが、段差が出来ているのが分かりますでしょうか?

何故こうなったのかといいますと、コンテナの南側はちょっとだけ突き出しておりまして、この部分に壁を収めるのにちょうどいい溝が切ってあったのです。

この部分に合板を収めるようにしたのですが、左側の壁もこの溝に合わせることを忘れていたために、ちょっとだけズレて段差が出来てしまいました。

合板を張っているこの段階ではまだ気が付きませんでしたが、この後で外壁材を張る時にちょっと面倒なことになってしまいました。

ともかく、これで窓とドア部分以外は合板で囲うことが出来ました。

次は、その窓とドアを入れていく作業に移りました。