森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

コンテナハウスに電気を引き込む1

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電柱を建てるための穴を掘っているところ

電柱もない所に電気を引く際の手順

今回は、引っ越した月の末頃(4月末)に電気工事をした時の話です。 といっても、電気工事は資格がないと出来ないので、私はそばで見守っていただけです。

前回は、こちらに引っ越して来た時の事を書きました。 その時のライフラインの状態ですが、電気はまだ全く来ておりませんでした。電柱すらもありません(笑)。

水道も、この時はまだ手を付けられずにいました。 ガスにいたっては、未だに使用しておりません。調理には、カセットコンロを使用しています。

ところで、電気が使えないという事は、照明がないので夜は真っ暗ですし、当然電気製品などは一切使えないという事です。

一番困ったのが、冷蔵庫を使えない事でした。 食材を保存できないので、自炊することが出来ないんですよね~。 なので、この時は毎日外食するか弁当を買い出しに出ていました。

電柱すらない所に電気を引き込む方法

通常であれば、電気は電力会社にいつから使うか連絡すれば大抵すぐに使えるようになりますが、うちのように電柱すらない状態で電気を引き込むには、どうすればよいのかは全く分かりませんでした。

いつものように棟梁に聞いてみると、最初は電気工事会社に依頼すれば、あとは全部やってくれるとの事でした。

念のために、中国電力に電話して聞いてみると、やはり電気工事会社に依頼してくれと言われ、子会社である中電工を紹介されました。

体験塾のメンバーにも話を聞いてみましたが、新規に電力引き込み申請すると、大体電力会社の子会社を紹介されて、そこに依頼してくれと言われるようです。

私の場合、以前勤めていた会社にいた時に中電工とも取引があり、その時に何度もイヤな思いをさせられた経験があったので、最初から中電工に依頼することは考えていませんでした(笑)。

この周辺に良さげな電気工事会社がないものかと探していましたが、その事を棟梁に話してみると、 俺が探してやる!」 と何とも頼もしい返事が返ってきたので、お言葉に甘えることにしました。

地元の電気工事屋さんを探す

コンテナ内の電気工事中

    電気工事屋さん作業中の様子

しかし、いつまでたっても棟梁は電気工事会社を紹介してくれません。

何度か、その後どうなったのか聞いてみたのですが、その度に今探していると答えるだけでした。

棟梁も忙しい人なので、なかなかそんな時間は取れなかったのだと思います。

しかし、こちらも早く電気を引きたいという想いがあったので、棟梁の方はあきらめてそろそろ自分で地道に探していこうかと思った矢先に、棟梁から次の様に連絡がありました。

昨日、初めて行った飲み屋の知り合いの電気工事屋が良さげなので、そこを紹介してやるとのことでした(笑)。

忘れずに探してくれたというありがたい気持ちもありましたが、同時にどうもまた胡散臭い話になってきたとも思いました。

「初めて行った飲み屋の知り合い」というのが引っかかりましたが、断ってしまうと棟梁の顔を潰してしまう事になりますので、ここは素直にお願いすることにしました。

電気工事屋さんと引き込み工事の打ち合わせ

さて、電気工事屋も決まったところで、さっそく打ち合わせをして電気を引き込む手続きをしました。 これが、確か3月の初旬から中旬の事だったと記憶しています。

別荘として申請すると、結構なお値段の工事代が必要になると棟梁からアドバイスをもらっていたので、本宅として申請しました。

まあ、実際はまだ本宅は建っていないんですけどね。ここに住むことには変わりないので、問題ないでしょう。そもそも、別荘なんて洒落たもの持っていませんし(笑)。

紹介してもらった電気工事屋さんは、倉敷の業者さんでした。もっと近くにありそうなものだと思いましたが、この辺で工事屋さんがないか調べる前でしたので分からなかったのですね。

でも、私が心配していたような胡散臭い業者ではありませんでした(笑)。

棟梁、グッドジョブ!(笑)

申請後、電柱を立てていく作業が着々と進む

それはともかく、この日を境に電気工事関連の人たちの姿を、家の近所で頻繁に見るようになりました。

最初に来たのは、設計担当の若い人でした。

最寄りの電柱からうちまでだいたい2~300mと言ったところでしょうか。

その間を何度も行ったり来たりしていました。

うちまでの区間だけでなく、将来的にもっと先に延びそうだったのでかなり先まで調べていたようです。

花粉症だったらしく、鼻をグジュグシュいわせながら歩き回っていた姿が印象的でした。 気さくな青年で、何度か話をしているうちに親しくなり、プライベートなことまで話していた記憶があります。

設計が終わってから、その後来たのは伐採チームでした。電柱を建てるのに邪魔な木や枝をどんどん伐採していきます。事前に、どの木を切るのかは綿密に打ち合わせていました。

この時の作業の様子は、今後似たようなことをする際に色々と参考になりました

それから2週間ほどして、電柱を立てていきました。 穴を掘る作業と、電柱を建てる作業を同時にやっていましたね。

うちの前には硬い岩盤があったらしく、そこだけはかなり時間が掛かったと、電力会社の人が後で話してくれました。

冒頭の写真が、その時の様子です。粉砕された岩が、砂となって何度も舞い上がっていました。