森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

コンテナハウスに電気を引き込む2

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電源ポール用の穴を掘っているところ

わが家で電気が使えるようになるまで

今回も、コンテナハウスに電気を引き込むための工事をした時の話です。

前回は、最寄りの電柱から家までの200m程の間に、電柱を立てていった時の話を書きました。

その工事で、うちの近くまで電柱が立ったので、そこまでは電気が来ました。 あとは、家に電気の引き込みをするだけなのですが、まだ本宅が建っていない状態でした。

仮住まいのコンテナハウスまで電気を引き込みたいのですが、その方法をどうするかで悩みました。

とりあえず仮設電源を使用することにしました

家の前まで電柱が立ち、その後電線の架設も終わりました。

あとはうちに電気を引き込むだけなのですが、仮住まいにしているコンテナハウスに電気を引き込むにはちょっと距離がありました。

電柱からコンテナハウスまで、25mぐらいでしょうか。 これだけ離れていると、途中に電柱を立ててやらなければなりません

電気の引き込みは本宅に直接したかったことと、邪魔な電柱を立てたくなかったこと、あとは余計な費用をかけたくなかったので、仮設電源をつけてもらうことにしました。

これは今回のケースの様に、家は建っていないが電気は使いたい時などに電力会社に申し込んで契約するもので、契約するとポールにコンセントが付いたような形で電気を供給してくれます。

但し、いつまでもこの状態で電気を使うことは出来ず、あくまでも仮なので1年未満での契約となります。 料金も、通常よりもちょっと割高です。

電気工事屋さんに仮設電源用のポールを立ててもらう

さて、電柱が立ってすぐそばまで電気が来てから間もなく、電気工事屋さんから連絡があり、さっそくこの仮設電源の工事をしてくれるとの事。 都合のいい日を選び、早速取り掛かってもらうことにしました。

電気工事に来てもらったのは、4月26日の日曜日の10時頃でした。 4月だというのにやけに寒く、時折雨が降ってくるという変な天気でした。

電気工事を始めてから10分ほどで、近所の人たちが様子を見にやって来ました。 冒頭の写真は、その時の様子です。オーガという穴掘り機を使って、電気工事の人が穴を掘っていますね。

作業はまずコンセントをつけるためのポールを立て、そこに線を繋いで電気を引き込むという単純なものでした。

うちは地盤が固いという話は以前にもしましたが、この時もポールを立てるための穴を掘るのに難航し、穴が掘れる場所を探しながら何度も穴を掘っていました。

でも、難航したのは穴を掘るまでで、ポールが立ってからはあっという間に作業は終わり、昼前には電気工事の人たちは帰っていきました。

久しぶりの電気にちょっと感動

仮設の台所

      仮設の台所

早速、家に電気を引き込んでみました。 20mのリール式の延長コードを使って、コンテナハウスまで電源を引っ張ります。

まず、最初に使ったのは冷蔵庫でした。上の写真で、真ん中の黄色い線が入っているのがその時の冷蔵庫です。

3週間ほど使っていませんでしたが、コンセントに接続した瞬間に動き出しました。

たった3週間ほどでしたが、これで食材を保存することが出来ます。なんか、ちょっと感動しましたね。 これで、食事のためにいちいち外出しなくても良くなりました。

次に延長コードを継ぎ足して、コンテナの中へ電気を引き込みました。

蛍光灯は、あらかじめコンセント接続が出来るように電気線をつけてもらっていたので、あとはこの蛍光灯を天井に付けてやりました。

この頃はまだ、LEDが照明の主流になる前でしたね。

これで、夜の真っ暗な生活からも解放されることになります。 試しに付けてみましたが、昼間なので感動は薄いですね。夜が来るのがちょっと楽しみです。

15時ぐらいまでに、電気を引き込む作業は完了しました。 といっても、延長コードを継ぎ足していっただけです。 これで、都会に住んでいた時と変わらない生活が出来ます。

夜間パソコンと読書が出来るようになりました

一休みしていると、棟梁が様子を見に来てくれました。 どうやら、棟梁も今日の電気工事の事は気になっていたようです。

この寒さで風邪を引いてしまったらしく、熱もあるがそれよりも腰が痛いとボヤいていました。 そんな状態でもわざわざ見に来てくれたので、ちょっと申し訳ない気分になりました。

30分ほど話をしただけで、棟梁は帰っていきました。 ひと段落着いたので、久しぶりにパソコンに電源を入れてみました

自家発電機

     わが家の自家発電機

自家発電機につないで動かすことも出来たのですが、どうやらパソコンの様な精密機械を自家発電機につなぐと壊れてしまう事があるようなので、今まで使用しませんでした。

これでネットが使えれば言うことなしなのですが、電話線すらないような状態ではまだまだ先になりそうですね。

時間がたち、暗くなったので照明をつけてみました。 やはり、懐中電灯で暮らしていた今までとは桁違いの明るさですね。

これで、暗くなってから本を読むことも出来るので、楽しみが一つ増えました。

テレビを見るのは止めました

TVは、引っ越しを機会に見るのを止めることにしました。

ニュースや天気予報を見れなくなったのはちょっと不便でしたが、情報過多の今の時代、意識的に余計な情報が入ってこないようにしようと考えたからです。

10年経った今でも、TVは全く見ておりません。あまり見たいとも思わないです。 誰の言葉か忘れてしまいましたが、次のような言葉を思い出します。

人生に無駄などないが、あるとすればそれはTVを見て過ごす事だろう。

この言葉の他に、次の言葉も頭に浮かんできました

豆と女は近くにあるとつい手が出てしまう

私のじいさんが、生きていた時によく口にしていた言葉だそうです(笑)。

TVというのもこれと一緒で、あるとつい見てしまうモノだと思います。 ですので、余計な情報を遮断するためには、家に置かないかアンテナにつながないで見れないようにするしかないですね。