コンテナハウスの基礎をつくる3 コンクリートを流し込む
コンクリートを流しこんでから養生する
今回は、練り上げたコンクリートを型枠に流し込む作業をした時の事を書いていきたいと思います。
前回は、型枠を作ってからそこに入れるコンクリートを、腰の痛みに耐えながら練り上げた話を書きました。
冒頭の写真は、コンクリートを練る時に使用している道具類です。 使用するコンクリートが少量の場合は、今はこのネコ車と草切棒を使って作っています。
草切棒は、本来は庭の雑草などを取る時に使用するものらしいのですが、私はコンクリを練ったり地面を均したりするのに使っています。
本宅の基礎を作った時は、ガリバリウムの平板を2枚使用して、その上にコンクリの材料をぶちまけて2人でスコップを使って練っていました。
まずはブロックの穴にコンクリートをつめておく
型枠にコンクリを流し込む前に、基礎の下に置いたブロックの穴にコンクリートをつめていきました。穴が横向きなので、つめるのもちょっと手間取りました。
前日にブロックにつめておいて、コンクリートが固まってから型枠に流し込んだ方が楽だったのでは?と思ったのですが、そうするとコンクリートが一体化せずに強度が出ないらしいです。
やる時はいっぺんにやった方が良いと、この作業の後でプラントメーカーで現場監督をしていた近所の人に言われました。
まあ、コンクリートの量はたいした量ではないので、そこまで気にする必要があるのだろうかという気はします。
今ならコンクリを流し込む前に鉄筋を組むのですが、この時は何も知らずに手探りでやっていましたので、そんなこと考えもしませんでした(笑)。
上の写真は、この時の基礎の様子を再現してみたものです。ブロックの穴にコンクリをつめてから型枠を置き、ブロックとの隙間にコンクリを流し込んでいきました。
型枠にコンクリートを流し込む
さて、全ての穴にコンクリートをつめていったところ、先ほど練ったコンクリが全て無くなってしまいました。もう一度、腰の痛みに耐えながらコンクリートを作っていきます。
既に昼になっていましたが、ここで昼飯にしてしまうとコンクリートが固まってしまうので、ちょっと我慢して型枠にコンクリートを流し込んでいきます。
流し込むと書きましたが、正確には詰め込んでいくといった方が正しいでしょうか。
私も、最初は流し込むイメージで作業できると思っていたのですが、配合比通りに作ったコンクリートは液体というよりは泥の塊といった感じで、とても流し込めるようなシロモノではありませんでした。
コンクリートを素手で触るべからず
しかも、型枠とブロックの隙間が狭く、さらに上にあるコンテナが邪魔になるので、手でコンクリを持って穴に入れていくようにしてやらないと入って行ってくれません。
型枠が取れてしまっていますが、上の写真の様な状態でコンクリをつめていったとお考え下さい。
コンクリートは、固まる前の状態の時素手で触るとメチャクチャ手が荒れます。
なので、ゴム手袋をはめて作業したのですが、どうしても作業中に手袋に穴が開いて、そこからしみ込んでくるのです。
作業を終えた後でよーく手を洗ったのですが、しばらくは指の皮がボロボロになってしまいました(泣)。
私は、まだ皮膚が丈夫な方だったので手荒れ程度で済みましたが、皮膚が弱い人がやると後でかなり大変なことになると思います。
まあ、コンクリを素手でつめるような機会なんてあまりないとは思いますけど(笑)。
養生(寒さ対策)をし忘れる
2か所の基礎をつめ終わった後で、いったん昼飯にすることにしました。
昼飯を食い終わると、もう14時を回っていましたのであまり時間がありません。一休みすることもなく、3回目のコンクリートを練りました。
4か所の基礎が全て終わったのが、17時ちょっと前。何とか日没に間に合った感じです。しかし、今は12月の初旬。昼間はまだ温かいとはいえ、もう冬です。
本来ならば、ここでコンクリートが寒さでやられないように養生作業をしなければならんのですが、何度も書いている通り初めての作業なので、そんなことしなければならないなんて知りません(笑)。
腰がもう限界に来ていたこともあって、トロ舟と攪拌棒を洗って後始末をしただけで作業を終えてしまいました。
翌日、体験塾に行った時に棟梁から、コンクリートは寒さで凍り付いてボロボロになる事があると言われたので、この日は帰ってから新聞紙やらボロ布で基礎を覆う作業をしました。
もう一度やり直さなくてはならないかもしれないとウンザリしていたのですが、幸いにも寒さにやられることもなく、ちゃんと固まってくれました(笑)。