自宅の風呂場をDIYで造る7 浴室床のモルタル面を仕上げる
浴室床のモルタル面を仕上げる
自宅の風呂場を自分で造った時の話の7回目です。
今回は、浴室の床を作った時の話の続きです。
前回は、コンクリートを流し込んでから仕事の関係でしばらく間が空いてしまった時までのことを書きました。
コンクリートは乾いてしまう前に継ぎ足しをしないと、一体化せずに強度が下がってしまうらしいので、なるべく一気にやってしまいたかったのですが、計画性のなさと仕事の関係でそれが出来ませんでした。
全部壊して最初からという気力は当然ありませんので、今までのことはもう横に置いといて先に進むことにしました(笑)。
1週間ぶりにモルタルを練る前にした事
1週間以上も間が空いてしまうと、その前に何をやっていたかを大体忘れてしまいますね(笑)。 モルタルを練ってその上に流し込む予定だったはずですが、その前に何をやるべきかをもう一度整理しておくことにしました。
まず、1週間前に入れたコンクリートの状態ですが、これだけ時間が経つともうだいぶ固まってしまっています。 水気はもうほとんどありませんので、まずコンクリの上を十分に濡らしておくことにしました。 さらに、少しでもコンクリとモルタルを密着させるために、モルタルには密着させるための薬剤を入れておくことにしました。
10月ももう終わりに近づいていましたが、気温的にはまだまだコンクリを練るにはいい季節です。
コンクリを練った時と同じように、ガリバリウムの平板を2枚敷いてその上でモルタルを練ることにしました。 計算したところ、モルタルは1回練れば十分な量のはずです。
排水口用の型枠の両側にモルタルを入れる
前回書くのを忘れていましたが、実はコンクリを2日目に練った時に排水溝用の型枠を作って入れておりました。
幅5cm×長さ130cm×高さ20cmの型枠を、構造用合板の端材を利用して作りました。 これを、コンクリの中に入れる鉄筋(金網)を入れた時に同時に床の中央部分に入れてから、2日目のコンクリートを流し込んでいたのです。
この型枠の両側に、出来上がったモルタルを流し込んでいきました。 このモルタルにも、コンクリートの時と同じように防水剤も入れています。
モルタルはコンクリートに比べて砕石がない分、造るのにもそれほど労力はかかりません。 ですので、モルタルを流し込むまでは比較的楽だったのですが、この上には浴室の床材を直接敷くことになります。
何が言いたいかというと、つまりこのモルタルは出来る限り平らでデコボコがないように仕上げなければならないのですが、これが結構難しい。
あらかじめネットで、モルタルを平坦に仕上げるコツというのを調べてみたのですが、ヤフー知恵袋でプロと思われる方が回答していた内容がとても印象的でした。
なんて書いてあったかというと、「そんなコツがあるのなら私が知りたいです」と書かれていました(笑)。
つまり、プロの人でもなかなか難しい作業だということ。 それを私のような経験ゼロの素人がやろうというのですから、今考えてみれば結構無謀なことをやったのかも。
トレジャリバ流モルタル面を平坦に仕上げるコツ
それはともかく、ここまでやった以上は多少不細工でも最後までやり遂げるしかありません(笑)。 なるべく均一に平坦になるように、私なりにちょっと工夫してみました。
まず、浴室の床幅と同じ長さのワンバイ材を切り出し、モルタルを流し込んでからある程度コテで均した後、このワンバイ材で何度も上から小刻みに叩いてやりました。
さらに、その後で床面を均すように何度も平行移動させてモルタルのデコボコが消えるようにしました。 モルタル面とワンバイ材の間に隙間がなければ平坦になっているということですので、床面スレスレから何度ものぞいて確認しながら作業を進めていきました。
この作業を、まず浴槽が入る西側の面から始め、ある程度仕上げに納得が出来てからもう一方の洗い場の方の床面を仕上げていきました。
この作業には、結構労力と時間が掛かりましたね。 薄いモルタルは割と短時間で固まってくるので、それまでの時間内に必死で作業しました(笑)。
日没までに何とか作業は完了。暗い中、洗面所に仮付けした照明の下で片づけをした事を覚えています。
さて、このモルタルが乾いたら、今度はこの上に浴室の床材となるタイルを敷き詰めていきます。