森の中楽給幸足生活

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コンテナハウスの基礎をつくる1 水平を出す

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こんな感じでコンテナの水平を出しました

まずはコンテナの基礎をやり直しました

今回は、コンテナを仮住まいとしてより快適にしていくために、あちこちリフォームした時の様子を書いていきたいと思います。

コンテナハウスを仮住まいとして暮らしやすい環境にしていくためには、数々の改良しなければならない所がありました。

ブロックに仮置きしているだけなので、基礎もちゃんとしたものを造らないといけませんし、採光のための窓や中に出入りしやすいようにドアもつけなくてはなりません。

断熱もしてやらないといけないし、床もキャンプ用のシートを敷いただけですし、電気工事もしてやらないといけません。たくさんあって、何から手を付けたら良いものやら・・・。

とりあえずは、基礎の部分をやり直してちゃんと水平にしなければなりません。ということで、まずは基礎をやり直すことから始めました。

水平の位置をもう一度測量しなおす

コンテナを、現状はとりあえず水平になるように適当に置いてあるだけなので、正確に測量し直してちゃんと水平になるようにしなければなりません。

このとき、水平を出すために使ったのはポリバケツビニールチューブ洗濯ばさみの3つだけです。冒頭の写真のような感じで水平を測っていきます。

写真は、いま現在のコンテナの状態です。当時の写真があればよかったのですが、その時は写真を撮っている余裕なんてなかったのですね。

やり方はいたってシンプルで、順番に書くと次のようになります。

  1. ブロックなどを積んでその上に水を入れたバケツを置く。
  2. そのバケツにビニールチューブの片側を入れ、水から抜けてしまわないように洗濯ばさみなどで固定する。(洗濯ばさみでチューブが潰れてしまわないように注意
  3. もう片側から水を吸出し、バケツの水面より低い位置にして水が出てくるようにする。
  4. ビニールチューブに入っている水の途中に空気が入っていないことを確認してからコンテナの四隅に合わせて垂直に立てる。
  5. チューブ内の水の高さに合わせて四隅それぞれに印をつける。

これだけです。作業としても、そんなに時間はかかりませんでした。

実際の作業の具体例

水平出しの作業をする前に、ビニールチューブがちゃんと四隅に届くかどうか確認してから、水平出しの作業をしました。

印をつけたら、その印と自分が欲しいと思う高さまでの距離を四隅それぞれ測り、後はその高さになるようにブロックの厚みと枚数で調整して置いていくだけです。

例えば、A地点(四隅のひとつ)の欲しい高さが40cmで、水平出しで付けた印の高さが25cmだったとします。

15cmの差がありますので、コンテナをジャッキアップして15cmのブロックを一つ入れてやればいいことになります。

同じように、B地点の欲しい高さが40cmで、水平出しで付けた印の高さが22cmだったとすると、12cmのブロックと6cmのブロックをひとつづつ入れれば差の18cmになります。

C地点では逆に欲しい高さが40cmで、水平出しで付けた印が45cmだったとします。

その場合は5cm下げてやらなければならないので、15cmのブロックを3段積んでいたとしたら、15cmブロックを1つ外し、代わりに10cmのブロックを1つ入れてやればいいわけです。

こんな感じで、四隅にブロックを入れていきました。

コンテナをジャッキアップする

コンテナを上げたジャッキ

後ろのコンテナをコイツで上げました

ユニック車(クレーン付きトラック)がもうないため、コンテナを丸ごと移動することはできません。 つまり、仮置きしてある今のブロックを、一旦外してから本基礎を作らなくてはならないのです。

その為には、コンテナを持ち上げてやらないといけません。使うのは2トンまで上がる小さなジャッキです。

こんなデカい物がこんな小さなジャッキで上がるのだろうか?と思いましたけど、やってみたら拍子抜けするぐらい簡単に上がりました

ジャッキアップしたままでの作業は危険なので、いきなりドスンとこないようにブロックを積み上げてウマにしてその上に置きました。

かなり上げてやらなければならなかったので、ジャッキがよれて倒れないかヒヤヒヤものでしたが、何とかうまくいきました。

あとは、測量した高さになるようにブロックを積み上げていくだけです。

ブロックは6・10・12・15cmの4種類の厚みのものが近所のホームセンターで売られていたので、これを組み合わせて予定の高さまでにしました。

1~2cmの誤差は、地面を掘る深さと後でコンクリで固めてしまうときに調整しました。

基礎のブロックの水平を出す

水平を出すための基礎ですから、当然このブロックもある程度水平でないとお話になりません。また、ブロックを置く地盤も堅固なものでないとならないので、先に地面を掘って栗石を敷き詰める作業をします。

本当は、この栗石はランマと呼ばれる機械で踏み固めるのが一番いいのですが、ランマもなければそれを入れるスペースもないので、足で踏んだり板をひいてから掛矢でバンバン叩いたりして固めました。

栗石を並べて踏み固めてから砂を入れ、また踏み固めてから水平器で全体の水平を見て、また砂を入れて踏み固めてから水平を見るという根気のいる作業を繰り返しました。

最後に、ブロックを積み重ねて1か所終わりです。つまり、この作業をまだあと3回やらないといけないのです。あ~、めんどくさ!