森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

基礎の上に土台をのせて固定する

f:id:torejariba:20210726213556j:plain
基礎の上に土台を取り付けているところ

DIYで作った基礎に土台を取り付け

今回は、土台を基礎の上に固定していった時の話です。

基礎が終わったところで、今度はその上に土台をのせていきました。

基礎に比べるとそれほど気を使わずに済むので、作業をする上でも少し気分的に楽に感じました。 コンクリートと違って、気温も関係ありませんしね。

しかし、ここでまた問題が発生。

実は、基礎をやっている間は仕事の方も落ち着いていたのですが、2011年に入ってから再びまた忙しくなってしまい、しばらく中断せざるを得ませんでした

ようやく作業に取り掛かれるようになったのは、同年の10月になってから。 しばらく家を建てる作業からは遠ざかっていたので、カンを取り戻すのが大変でした(笑)。

腰掛あり継ぎとありほぞで土台をつなぐ

土台は、出来上がった基礎の上に出ているアンカーボルトで固定していくのが主な作業です。

とはいっても、平側の土台は長さが7m以上あります。 4mの角材1本では足りないので、どこかで継がなければなりません。

アンカーボルトでとめてしまうのですから、突き合わせるだけでも良いかとも思ったのですが、腰かけあり継ぎを作ってつなぐことにしました。

この部分は、腰掛け目違い鎌継ぎという長ったらしい名前のほぞでやるようですが、名前の通り面倒くさい細工をしなければならないので、このやり方をちょっと簡単にしたほぞでやりました。

四隅も、そのまま突き合わせてから釘を打ったり金具で固定しても良かったのですが、ありほぞを作って組み合わせることにしました。

土台にアンカーボルト用の穴を開ける

基礎から出たアンカーボルト

アンカーボルトも、基礎に入れる時になるべく真ん中に入れるようにしました。 しかし、素人工事ではなかなか難しく、数か所でわずかではありますが中心からズレてしまっていました。

どこがどれだけズレているかを見ながら、土台にアンカーボルトを入れる穴をあけていきます。

上の写真は、体験塾メンバーの家の基礎をやった時のモノで、わが家のモノではありませんが、構造はこれとほぼ同じです。

しかし、穴をまっすぐ垂直にあけるというのも結構難しいです。 どうしても、ちょっと斜めになってしまうんですよね。

横からドリルの垂直を見て指示を出してくれる人がいればいいのでしょうけど、私一人だけなのでそれも出来ません。

角材にドリルでまっすぐに穴を開ける方法

角材にまっすぐ穴を開けているところ

考えた末、穴をまっすぐにあけるために、スコヤと呼ばれる直角を測るための道具を使うことにしました。 本来は、材木に線を引く時に使うものです。

穴をあける予定地点にドリルの先を当てた後で、スコヤを当たらない程度に近くに置いて垂直を見るのです。

横方向は、スコヤの線とドリルの中心線が一致するところに合わせます。

上の写真が、スコヤを使って垂直に穴をあける時の様子です。 こんな感じで垂直になるようにドリルで穴をあけていきました。

これで角材の半分まで穴をあけてからひっくり返し、今度は反対側から同じように穴をあけていくわけです。

この方法を取ってから、割と思うようにまっすぐに穴をあけることが出来るようになりました。 我ながら、ナイスアイデアだと思っています(笑)。

土台には防腐剤入りの角材を使いました

土台に使ったのは、防腐剤を注入処理している90ミリの角材を使いました。 ツーバイ材の規格でいうと、4×4材と呼ばれるものです。

数ミリ違うだけで似たような寸法なのですが、私は90ミリの角材の方を使いました。 理由は入手しやすかったのと、ちょっとだけ安かったからです(笑)。

この防腐剤入りの木材、土台として使うために切断した時に断面を見てみると、真ん中までは防腐剤が染みていませんね。

ちょっと不安になりましたが、どうやらどの材を選んでも同じで、中心までは防腐剤は入っていないようです。

しまった!座繰り穴をあけるのを忘れた

最初のひとつに穴をあけた時に、ナットを入れるためのスペースである座繰り穴を入れるのを忘れていたことに気が付きました。

ドリルの穴と座繰りカッター穴の大きさが全然違うので、角材に穴をあける前にこの座繰りを作っておかないと座繰りが掘れないんですよね。

仕方がないので、この部分だけはナットが入る大きさ分の穴をのみでシコシコ掘ることになってしまいました。あ~面倒くさ!

あけた穴と切断面に防腐剤を塗ってから、基礎の上に土台を置いていきました。

湿気対策に基礎とのすき間にビニールを入れておく

と、その前に基礎の上にビニールを敷いておきました

コンクリートは意外に水気を通すらしく、そのままだと湿気で土台が腐りやすくなると近所の人から聞いていたからです。その予防のために、念のため厚手のビニールを引いておくことにしました。

最近の住宅は、基礎と土台のすき間に基礎パッキンと呼ばれる部品を敷いて通気をよくすることが多いです。 ベタ基礎によく使われているのを見ますね。 うちは独立基礎なので、そもそも使う必要がありません(笑)。

数か所ハマりにくい所はありましたが、おおむね予定通りに基礎の上に収まってくれました。 あとは、全てのアンカーボルトのナットを締めていってお終いです。

さて、つぎはこの上に大引き根太をはっていく作業が待っています。