森の中楽給幸足生活

森の中でのDIY生活を綴っています

体験塾で何をしていたのか?

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体験塾で建てていた山小屋

棟梁主催の体験塾で学んだこと

さて、今回はちょっと趣向を変えて、大工の基本を身体で覚えるために体験塾に参加していた時の事を書いていきたいと思います。

これまでにも、このブログの中でちょくちょく出て来た体験塾という言葉。 現在はもう行われていませんが、2010年までは毎週土日と祝日に、10人ほど集まって山小屋を作っていました。参加は自由でしたので、行くたびに違った顔ぶれが集まっていました。

ここで私は、田舎暮らしの先輩たちに分からないことを色々と教えてもらっていました。この時期の私にとって、かなり心の支えとなっていた場所でした。

そこに集まっていたのは、今までに出会うことがなかった一風変わった人々が集まっていた場所でもありました。

棟梁主催の体験塾に初めて参加

初めて体験塾に参加したのは、不動産探しをしていたころ。以前にも書きましたが、土地案内を初めてしてもらった時に随行してくれたのが棟梁でした。

その棟梁が体験塾なるものを開いていることは、ネットで情報を集めている段階ですでに知ってはいました。 ちょうどその頃、自分自身で家を建てることを教えてくれる所を探していたので、まさに渡りに船でした。

不動産探しのついでに参加できれば良いのではと考えていました。 土地を案内してもらった帰りに棟梁に参加したいと伝えると、わざわざ自ら日曜日に案内してくれるとの事。

場所さえ教えてもらえれば一人で行けるのに・・・と思っていましたが、ところがどっこい甘かった!

棟梁が切り開いて住んでいるところは、私が案内してもらった所なぞ及びもしないくらいに入り組んだ場所で、案内がなければとてもたどり着けないような所にありました。

恐らく、GPSを使ってもグーグルマップで見てもたどり着けないんじゃないでしょうか。なにせ、入り口となるのが田んぼのあぜ道ですからね(笑)。

クロネコや佐川などの宅急便屋で案内無しにたどり着けたところはナシ! 唯一案内無しでたどり着いたのは、郵便局だけだったと棟梁は語ってくれました。

広~い&動物いっぱい

棟梁の飼っている山羊の親子

棟梁の飼っている山羊の親子

さて、たどり着いたところは山の中のかなり広い所でした。その広さを生かして動物がたくさんいました。

田舎暮らしでは定番と思われる山羊をはじめ、ホロホロ鳥ガチョウとそれから棟梁の愛犬が一匹いました。

それ以外にもまだ色々いたと思いますが、なにせいっぱいいたので何がいたのかあまりよく覚えていないんですよね(笑)。

はもっといっぱい飼っていたらしく、それこそ動物園顔負けというくらい。その中にはワシントン条約で禁止されている動物もいたと言います。 それは数十年前の話らしいですが、のちに写真で見せてもらう機会がありました。

私はあまり動物に詳しくはないのですが、その私が見てもこれは家で飼ったらアカンやつじゃないかと思われる動物が結構混じっていました。 も飼っていたことがあるらしく、エサ代だけで月に百万以上かったと話してくれました。

テレビ局も取材に来たことが何度かあるくらいですから、まあ筋金入りの動物好きですよね。

ちなみに、今はもう面倒くさいので、禁止されているような動物は飼っていないらしいです(笑)。

自宅すぐ下にて山小屋建設中

棟梁の所は階段のような構造になっており、一段が大体400~600坪くらいでしょうか。一番上に自宅、3番目から下が動物エリアになっており、2番目の土地に山小屋を建てていました。

この時にはすでに基礎が出来上がっており、ちょうど土台をその上に固定している作業をしているところでした。

冒頭の写真ではチェーンブロックを使って母屋を上げていますが、この頃はまだそこまで作業が進んでいませんでした。その頃の写真がなかったもので(笑)。

参加しているのは女性の方が多かったです。ほとんどが夫婦で来ており、年齢も団塊の世代の人がほとんどでした。

棟梁の奥様が、ここは女性の方が元気だと言っていましたが、たしかに話声は女性陣の声の方が多かったです。男性陣は私を含め寡黙な人が多く、唯一饒舌だったのが棟梁でした(笑)。

初参加の時に何をしたか?

建設中の山小屋と体験塾の仲間

建設中の山小屋と体験塾の仲間

この時は作業を見ているだけでした。と言うか、参加したくても何をしたらいいのかわからないので、見ているより他することがなかったです。

棟梁は作業を指図することも一切なく、何をしていたかと言えば山小屋建設とは全く関係のない山羊の種付けの仕方だとか近所の人の噂話だとかそんな話ばかり(笑)。

これは最後までそうだったのですが、基本的に棟梁から何かを教えてくれることはありませんでした。

分からないことを聞けば答えてはくれるのですが、常に誰かと話をしている状態なので、この頃は話しかけるタイミングを見計らうのも一苦労するありさまでした。

この後、棟梁は誰かを連れて不動産案内をするために途中からどこかへ行ってしまいました。

棟梁がいなくなってからは、棟梁の下で働いているという中川さん(仮名)を中心に作業が進んでいきました。棟梁がいなくなってからの方が作業が進んだかも(笑)。

最初だったのであまり会話をすることもなく、ほとんどそばで見ているだけになってしまいました。まあ、時間もあまりなかったですしね。

それでも、まだ土地を買う前だったので、不動産に関することをあれこれ聞けたのは収穫でした。それだけでも来てよかったと思いました。