風変わりな人々 体験塾メンバー紹介3 棟梁奥様他
体験塾で出会った元気なおばちゃんの話
大工の基本を学んだ体験塾で出会った風変わりな人々の話の3回目です。
前回2回ともおばちゃんの話になってしまいましたが、今回もまたおばちゃんの話です(笑)。
やはり、女性の方が元気で明るい人が多かったので、どうしてもそうなってしまうんですよね。
今回は、ちょっと変わっているというぐらいで、周りにこんな人いるいる・・・といった感じの人たちです。
ちなみに、今回も登場人物はすべて仮名(かめい)です。
人は良いが○○は悪い早瀬さん
近藤さんと並び、体験塾によく来ていたのは早瀬さんというおばちゃんでしょう。 体験塾には夫婦で来ている人がほとんどでしたが、この早瀬さんだけはいつも奥さんだけでした。 なんでも、旦那さんは大工仕事には全く興味がない人なのだそうな。
DIYというか、大工仕事が好きだったようで、自宅の倉庫を改造したり、軒先を延ばしたりして楽しんでいたようです。
この奥さん、親切で面倒見は良い人なのですが、なんせ口が悪いのが玉にキズでした。ひとこと多いというのか、言わなくてもいい余計なことを必ず言うのです。 皆さんの周りにも、結構こういう人いるんじゃないでしょうか?
私は言われたら言い返す方ですので、私とはしょっちゅう口げんかしていました。 しかし、お互いにそれを結構楽しんでやっているところもあったので、周りからは漫才を見ているようだなどと言われていました。
ちなみに、以前チェーンソーの話でうっかり指を切ってしまったおばちゃんの話を書きましたが、そのおばちゃんがこの早瀬さんです。
このおばちゃんの笑えるエピソードというのはあまりないのですが、強いて言えばハリセンボンというお笑いコンビの太っている方に顔がそっくりです(笑)。
それはもう道行く人が2度見するレベルで、親子か?というくらいよく似ています。 本人も耳にタコが出来るくらいよく言われると言っていました。
余談ですが、早瀬さんの旦那さんとも私は面識があるのですが、旦那さんの方はハリセンボンの相方ではなく、えなりかずきに似ています。そう言われると、本人は怒るらしいのですが(笑)。
棟梁の奥様も変わりものなのか?
体験塾のメンバーではないのですが、棟梁の奥さんも昼飯時や忘年会などの宴会に時々顔を出していました。 変わり者の奥さんはやはり変わり者なのか?と思っていましたがそんなことはなく、むしろしっかり者で姉御肌の人でした。
しかし、あの変わり者の棟梁の嫁さんをずっとしているぐらいですから、そういう意味では変わっていると言えるかもしれません。(なんて書くと怒られそうですね)
そんな奥さんが、ある日左目の周りを紫色に腫らしていたことがありました。 それを見た体験塾の女性陣が、「どうしたんそれ?棟梁に殴られたんか?」 と冗談交じりに聞いたところ、棟梁が
「それ見てみぃ、やっぱりそう言われたやろ?」 と、ウンザリした顔で奥さんに言っていました(笑)。
奥さんは、最初あまり答えたくなさそうにしていましたが、いつまでも黙っているわけにはいかないと思ったのか、理由を話してくれました。そのワケとは・・・
うっかりクワ踏んじゃった~
だそうです(笑)。
私も何度かやりかけたことがあるのですが、クワの刃を上向きにして地面に置きっぱなしにしておくと、その刃を誤って踏んでしまった時に柄の部分が勢いよく起き上がってくるんですよね。
トムとジェリーという昔のアメリカのアニメを見たことがある人なら、作中にそんなシーンが時々あったのを覚えておられるかもしれません。
あれは漫画の中だけの話かと思っていたのですが、現実に起こりうるんですね。しかし、実際にぶつけてケガをした人を見たのはこれが最初でした。
農作業経験者の間ではあるある話なのかもしれませんが、皆さんも農機具を使う際には地面に置きっぱなしにしないよう、十分にお気を付けくださいませ。