森の中楽給幸足生活

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井戸水を使用した場合の給湯器の選び方 その2

給湯器を購入する前に検討したこと

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我が家の給湯器内部の様子
今回も、井戸水を利用した場合の給湯器の選び方についてです。

前回は、わが家の井戸水の水質検査をした話でしたが、給湯器に井戸水を利用する場合にネックとなる事がもう一つありました。

それは何かというと、水圧の問題でした。

公共の上水道というのは、水圧はほとんど一定ですが、うちの場合は井戸水を利用するのにポンプを使用して水を引き込んでいますので、この水圧が安定していません。

ですので、通常の給湯器を使うとちょっと問題があるみたいなのですね。

我が家の給湯器に水圧の問題が生じる理由

給湯器を使用する際に、なぜ井戸水が利用できないかを調べていく過程で、水質の他にもう一つ問題がある事が分かりました。 それが、前述したように水圧の問題です。

公共水道というのは、配水池を山などの高い所に設けて水圧を確保することがほとんどです。 このやり方だと、水圧は常に一定に保たれているのですが、わが家では井戸のそばにポンプを置いて水圧をかけています。

その為、どうしても脈動によって水圧が高くなったり低くなったりしてしまうのです。

直圧式と貯湯式の違いについて

給湯器には、水道の水圧をそのまま利用する直圧式と呼ばれるタイプが一般的なようなのですが、うちの場合このタイプを使用してしまうとポンプの脈動により水の出が安定しない恐れがありました。

水の出方が安定しないだけならまだ良いのですが、脈動により急に熱いお湯が出たり冷たい水が出たりする可能性がありましたので、直圧タイプの給湯器を使用することには抵抗がありました。

知り合いの大工さんにも聞いてみたのですが、やはり水圧の脈動が心配なので給湯器の内部にポンプがあるものの方が良いのではないかとの事でした。

給湯器には、直圧式の他に貯湯式と呼ばれるタイプがあります。 文字通り給湯器内のタンクにお湯を溜めてから給湯するやり方です。

これならば、ポンプの脈動による影響が少なくて済みそうです。 ですので、わが家にはこのタイプの給湯器を置くことにしました。

井戸水対応の給湯器に使用されている部品

給湯器のカタログを見ていると、井戸水にも対応と書いてある製品も見かけます。 そういった製品は、給湯パイプにステンレスを使っていますね。 (但し、井戸水の成分が原因での故障は保証対象外と書いてます)

カタログには書いていなかったのですが、水道水を使う通常の製品は銅製のパイプが使われているようですね。

ステンレスは腐食に強いらしいので、わが家の給湯器もステンレス製のパイプを使用しているものを選ぶ事にしました。 といっても、井戸水に腐食性の高い成分が含まれていれば、ステンレス製でも詰まってしまうみたいですけどね。

前回の記事で行った水質検査を見る限りでは大丈夫だと思ったので、ステンレス製のパイプを使用している給湯器を選ぶ事にしました。

まずは給湯器の専門店に電話してみました

さて、条件が決まってもまだまだやることはありました。 まずは、給湯器をどこで買うのかを決めなければなりません。

ネットで調べたりカタログを見たりして、岡山県下の良さげな店を4軒ほど候補に挙げてみてから、片っ端から電話で問い合わせてみることにしました。

しかし、井戸水を使用したいと伝えた途端に「うちでは取り扱えません」という素っ気ない返事がどの店でも返ってきました。 どの店の広告にも「お客様のご要望に出来る限り対応いたします」みたいな事が書いてあるのですが、どの店に電話してみても大体こんな感じでした(笑)。

とにかく、こちらの話もあまり聞かずに、どこの店も「出来ません」の一点張りでしたからね(笑)。 「口先だけならこんな広告出すなよ・・・」と思いましたが、営業という仕事を長年やっていましたので、こんな経験はもう慣れっこです。 なので、専門店で買うのはあきらめて、さっさと他の手段を考えることにしました。

給湯器を買う前に我が家を訪問してくれたのは・・・

まず、棟梁に聞いてみようかとも思ったのですが、またおかしな話になってしまい、しなくてもよい苦労をする可能性がありました(笑)。 ですので、とりあえず棟梁以外の知り合いの大工さんに、ツテがないかどうか聞いてみることにしました。

そうすると、以前窓ガラスを買った店が給湯器も取り扱っているとの事でしたので、連絡先を教えてもらってそちらの方へ連絡してみることにしました。 すぐに連絡してみたところ、状況を調べるために一度我が家を訪問してくれることになりました。

現場を案内して見て回り、井戸水を使用することも伝えたのですが、来てくれた人はどうやら給湯器に関してはあまり詳しくないらしく、会話がずっとちぐはぐなままでした(笑)。

向こうから「こうしたらどうですか」と提案してくる様子は一切なく、こちらから何を聞いても黙っているか頼りない返事が返ってくるばかりでした。

あんたホンマに営業マンかいな(笑)。

給湯器のエネルギー源を何にするか?

給湯器に関してはもう一つ気がかりなことがあって、それは何かというと動力として使うエネルギー源を何にするかという事でした。

我が家には、電気以外のライフラインがありません。つまり、水道の他にガスも来ていないということ。 田舎ではよくあることですが、都市ガスや天然ガスが使えないので、プロパンガスを使っているところが多いです。

我が家にもガスを導入しても良かったのですが、また一から探すのも面倒だったので、石油をエネルギー源として使うことにしました

しかし、石油を使うためにはそれを溜めておくタンクが必要になってきます。 実はこの石油タンクも、知り合いからもらったものがあったのですが、古いタイプだったので新しい給湯器とつなげられるかどうかが分からなかったんですよね。

そこで、この業者さんにもらった石油タンクの実物を見せて、これと接続できる給湯器を教えてくださいと頼んでその日は終わりとなりました。

業者さんからの驚きの回答内容とは?

さて、1週間後にその業者さんから回答があったのですが、回答を聞いてビックリしました。

その回答内容は、新しいカタログの石油タンク部分に付箋を貼って、 「その石油タンクはこれではないですか?」という全くのチンプンカンプンな内容でした(笑)。

もらったタンクを見せて、さんざん説明したのにもかかわらずですよ。 一体あんたは何しにわざわざ我が家まで来たの? という感じです。本当にもうガッカリ!(笑)

紹介してもらった大工さんに、「あの人は一体何なの?」と聞いてみたところ、電話越しでも分かるくらい苦笑いしているようでした。 どうも私だけでなく、他でも同じ塩対応しているみたいですね(笑)。

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