森の中楽給幸足生活

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DIYで家の断熱材を施工する2 ロックウールの取付け方 

家の内壁にロックウールを取り付ける

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妻側の断熱工事の様子
今回も、家の内壁にDIYで断熱材を施工した時の話です。 前回は、届いたロックウール開封したところまで書きました。

今回は、そのロックウールを内壁に張り付けていった時の事を書いてみたいと思います。

断熱材を施工する作業は、慣れてしまうととても単調で退屈な作業となりました(笑)。

ロックウールの中身を触ってみた感想

届いたロックウールの袋を開封して取り出し、早速それを内壁に取り付けていくことにしました。 前回書いたように、内壁の取り付け寸法は幅が430ミリ高さが1730ミリ奥行きが90ミリです。

幅と奥行きはちょうどなのですが、高さが10cmほど余るので、まずこの部分を切り取ることにしました。

ワンバイ材の端材を、ロックウールを切断する長さに合わせた後で上から押さえつけ、端材に沿ってカッターで切っていきました。

この時に初めてロックウールの本体を触ってみましたが、分厚い綿くずのような感じです。 直接手で触ってみると、やはり若干ではありますがチクチクした感じがしますね

グラスウールだともっとチクチクした感覚があるようですが、ロックウールでも全くないことはありませんね。 しばらく作業していると、軍手をして作業しても、やはりこのチクチクした感覚はありました。

ロックウールの切り口の処理の仕方

さて、切断した後でその切り口をどう処理するかですが、ネットや本で調べても分からなかったので、またもや自己流で処理するしかありませんでした。

といっても、切った所の外側のビニール部分を丸めて、その上からテープを貼り付けただけです。 湿気が中に入らないように、ビニール袋を切断したものを念のために中の綿にかぶせてからテープ止めしました。

使用したテープも、ガムテープのような普通のテープではすぐに劣化してくるだろうと考えて、アルミテープを使用することにしました。使用したのは幅が5cmほどのアルミテープです。

外壁材 工具

これで切り口をふさいでから壁にはめ込み、ロックウールの両側についている耳の部分を止めていきました。

この時に使用したのは、屋根工事でも使ったハンマータッカーです。上の写真の一番下に写っているのがそれです。

これを15cm間隔で打って止めていきました。

ロックウールの耳は四方についているので、切り落とした部分は少し工夫をして耳が付くようにビニールの部分を加工してやりました。

この部分と下側も、タッカーで止めていきました。

ロックウールは、長年使用していると重みで沈んでしまい隙間ができやすいと聞いていたので、なるべく綿を押し込むような形になるように少し大きめに切断してから注意して壁の中へ入れていきました。

施工が面倒だったけらば下部分

作業としては、この手順を繰り返していくだけです。ただ、所々イレギュラーな部分がありました。 例えば、換気口がある部分や切妻になっているけらば下の三角形の部分などです。

そういう所は、そこに合うように切り取っていくだけなのですが、けらば下の三角の部分などは取付けの耳を加工するのが面倒くさかったという記憶があります。

冒頭の写真がその部分なのですが、屋根に近い方の三角形になっているところの施工が面倒でした。 写真は、まさにこれからその作業をやっていくところを写したものです。

作り方はレギュラー部分と同じで、必要寸法よりも少し長めに切った後で中の断熱材を押し込んでやり、この部分は20Lのビニール袋を半分に切ったモノで覆うようにしてやりました。

それから、湿気が入り込まないように注意しながら、内側のビニール部分を巻き込むようにしてアルミテープで止めてやりました。

それから、ロックウールの外側のビニール部分を耳の形に加工してやりました。

断熱材を施工するに際して注意したこと

基本的に同じ作業の繰り返しですので、中程まで施工したところですっかり飽きてしまい、そのあとモチベーション(やる気)を維持するのが大変でした(笑)。

これまでは、作業を休みなしで継続して続けられたのですが、この頃から2時間おきくらいに休憩をとるようになりましたね。

とはいっても、なるべく隙間ができないようにしてやらないと断熱性能が落ちたり、最悪壁の中で結露してしまったりするので、気の抜けない作業ではあるのですが・・・。

この作業中に注意したことは、なるべく断熱材に隙間ができないようにすることでした。

換気口との取り合いの部分などは、どうしても隙間ができやすいので、そういう所にはあとからビニール袋で包んだ断熱材の余りを、ギュウギュウ押し込むようにしていました。

1週間ほどこの作業をやり続けたところで、ようやくすべての壁に断熱材を入れ終わった・・・ と思ったら、まだコンテナ側の上部分、つまり屋根裏部屋の壁にも断熱材を入れてやらなければならなかったのを忘れていました(笑)。あ~めんどくさ!

木造部分に比べると面積は1/3くらいなのですが、それでも切妻部分の三角になっているところは同じなので、手間としてはあまり変わりません。

結局、全ての作業を終えたのは、始めてから2週間後の事でした。

断熱材の上に防湿シートを張るべきか?

セルフビルドの本を読むと、この後で断熱材の上から防湿シートを張っていますね。 壁の中が結露するのを防ぐためです。

私も初めはそうするつもりだったのですが、ロックウールを買った大工さんに聞いてみたところ、耳の部分の処理さえちゃんとできていれば必要ないだろうとのお話でした。

ですので、防湿シートを貼るのはやめることにしました。正直、ちょっとホッとしましたね(笑)。

その代わり、耳の部分は必ず重なるようにし、耳の長さの関係でどうしても2重にならない部分には、農業用の長いビニールを切ってからタッカーで止めて、その上からアルミテープを貼り付けて隙間を塞ぐようにしました。

単調な工事が続きましたが、内壁の全ての部分に断熱材を入れ終えたところで、断熱材を入れる作業はようやく終わりました。

次は、内壁の下地としてこの上から石膏ボードを張っていきます。